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大規模修繕工事の設計監理委託方式について
築10年の120世帯のマンションです。先月理事になりました。前理事会で大規模修繕工事の劣化診断は管理会社に委託済みになっています。 質問ですが、大規模修繕工事の設計監理委託方式にする場合、劣化診断後からでも大丈夫なのでしょうか?管理会社に劣化診断を委託済みということは設計から工事まで契約済みなのでしょうか? 本やネットでは大規模修繕を計画の段階で設計事務所に依頼するとありますが、どなたかご回答をお願いします
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設計事務所への依頼は劣化診断後からでも可能なのですが、問題は劣化診断の内容です。 管理会社が実施する劣化診断と設計事務所が実施する劣化診断では内容や質が異なる場合が多々あります。 大規模修繕工事は、この劣化診断を基に詳細な工事内容を検討しますから、劣化診断によって工事内容が大きく変わります。 従って、そのことを理解した上で管理会社の劣化診断を使用してほしいと依頼することはできます。 ただし、管理会社の劣化診断が妥当であるかどうかを確認するという作業が入ってくる設計事務所もあります。 このあたりは、設計事務所選定にあたって相見積となるでしょうから明らかになると思いますが。 因みに、「劣化診断は管理会社に委託済み」とのことですが、実施してしまったのでしょうか。 まだでしたらキャンセルして、劣化診断から設計事務所に依頼した方が良いです。 すべての責任を設計事務所が負うことになりますから。 また、設計事務所に依頼するのであれば、今回の大規模修繕工事についてだけではなくて、「長期修繕計画の見直し」も依頼した方が良いでしょう。 今回の状況を踏まえた計画になるはずです。 なお、管理会社に劣化診断を依頼したとしても、その後の大規模修繕工事そのものまで依頼したことにはなりません。 ご安心ください。 もうひとつ。 管理会社との管理委託契約書を確認してください。 業務内容に劣化診断が含まれている場合があります。 この場合は、管理会社に劣化診断料金を別途支払う必要はなくなります。 大規模修繕工事は長期間に渡りますし、初めての工事ですから、役員の方々も大変でしょうが、手順を理解すれば次回からは、管理組合として楽になります。 がんばってください。
お礼
とても親切でわかりやすい回答ありがとうございました。次回の理事会で早速報告し検討させていただきます。ありがとうございました。