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石原さん
かくまでも 醜き国になりたれば ささげし人の ただに惜しまる 少し古いですが、国会で詠った歌です。 ある戦争未亡人の方の詩みたいです。 これについて、「惜しまる」とは、「惜しまれる」と表記するべきではないのでしょうか?
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単純に、「惜しまる」は「惜しまれる」(口語)の文語形です。 マ行四段活用「惜しむ」の未然形「惜しま」+自発の助動詞「る」(下二段型)の終止形です。 文語「ささぐ」→口語「ささげる」 ちなみに「するべき」の文語形は「すべき」です。
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- SPS700
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回答No.1
下記に説明のある可能動詞の発達、推移に似た、1段に移る前の過程の「擬古形」だと思います。詩や歌の文句にはよくあります。 今日、「漢字が書ける」「酒が飲める」などと用いる、いわゆる可能動詞は、室町時代には発生していた。この時期には、「読む」から「読むる」(=読むことができる)が、「持つ」から「持つる」(=持つことができる)が作られるなど、四段活用の動詞を元にして、可能を表す下二段活用の動詞が作られ始めた。これらの動詞は、やがて一段化して、「読める」「持てる」のような語形で用いられるようになった。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E
質問者
お礼
回答ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございました。 とてもわかりやすかったです。