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PCR法がICAN法よりも優れている点
suiranです。昼はOKwebからの利用となりますのでHNをsuiran2としました。よろしく。 宝バイオからSARS等の検出にICAN法によるキットが発売されたとの報道に接しました。 ネットで調べますと,あらゆる点でPCR法よりも優れているように思いますが,PCR法の方が優れている点もあるのでしょうか。 一般人です,ご教授ください。 PCR法やICAN法とは何か知らない方が検索する手間を省くため,参考までにURLをはっておきます。 高知大学理学部立川先生の講義資料 革新的な等温遺伝子増幅法( ICAN 法)の開発 http://www.sc.kochi-u.ac.jp/~tatukawa/edu/semc3/2000/98sb102/saikin.htm
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・アニーリング プライマーはアニーリング温度によって、くっついて欲しい所にくっついたりくっつかなかったりします。50℃~65℃という範囲では狭すぎるサンプルも多々存在します。その点、PCR法の方が有利ですね。 ・鎖伸長 鎖置換型DNA合成酵素というものをよく知らないのですが、ICAN法に用いられているBcaBEST DNAポリメラーゼは比較的高価です。機器を持っている研究室においてはTaq買った方が安くあがります。 このような点がPCR法の方が優れている点でしょう。 あ、あとプライマーが安く作れますね。 でも検査機関などでの遺伝子の検出にはICAN法はすごく有利だと思いますよ。
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- yuyu2003
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私自身はICAN法を扱ったことが無いので、正しいかどうかわかりませんが、回答してみます。 確かにICAN法はPCR法と比べると良い点が多いように見えます。しかしそれは、開発した会社が現在売り出しているところなので良いデータが多く出回っているだけかもしれません。 で、PCRの優れている点ですが、 ・Taq酵素のみで反応する。 ・アプリケーションが豊富である。 ・ほぼ特許が切れているので扱いが比較的自由。 といったところでしょうか。これらはICAN法の弱点でもあります。 特にICAN法は2種類の酵素を用いるのでPCRに比べて高価になるはずです。
お礼
有り難うございます。 3点のご指摘は,そうかも知れません。私が疑問に思った事は,現在PCRを使用している機関等では,ICAN法に変換しないかも知れませんが,特別な設備等必要ないようですので,広く広まる可能性があるのではと思ったわけです。 「PCRに比べて高価になるはずです。」 との事ですが,温度が60℃で一定で良いため,特別な器具が必要でなく,圧倒的に安価で手軽であると第三者機関の評価にはあります。
お礼
なるほどICAN法は,あくまでもPCR法の簡易型・代替え法なわけですね。ものによっては難しい点もあるわけですか。 Taqを扱ったことはないので知りませんが,確か温泉にいる耐熱バクテリアから取ったものですよね。90℃でも平気なんて,何かいかにも安定していて取り扱いやすい酵素のような雰囲気です?。安いんですか。なるほど… ありがとうございました。