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光合成の電子伝達と酸素毒について
光合成に関して詳しい方宜しくお願いします。光が強すぎると植物自身が自分を壊してしまうという酸素毒と言う言葉を知りました。どういうことなのか光合成の電子伝達と併せて分かり易く教えて下さい。
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「光合成の応用研究開発」というペ-ジがあります。 http://www.toride.com/~iida/photosyn/index.html このペ-ジでは,「光合成タンパク質の光合成初期過程とその利用技術」,「紅色光合成細菌の光合成タンパク質とその応用」と題して,光合成に関する説明があります。 「岡山大学理学部生物学教室生化学研究室」の「研究内容の紹介」のペ-ジ http://www.biol.okayama-u.ac.jp/yamamoto/kenkyu/kenkyu.htm この研究室は「光合成の光阻害、および葉緑体タンパク質の輸送と集合についての研究」を行っているそうで,光合成に関する簡単な紹介があります。 また,「光阻害の話は?」というペ-ジには,「光阻害って何?」,「光阻害の機構」,「D1 タンパク質の分解」と題した説明があります。 このペ-ジによると,光阻害には二つの機構が考えられているそうです。 一つは,強い光によって電子伝達が起こり過ぎ,電子が逆流することによって生成する一重項酸素による D1 タンパク質の分解だそうで,還元側光阻害と呼ばれているそうです。 もう一つは,酸化側光阻害と呼ばれている機構だそうで,通常は光のエネルギーを受け取って生じる,非常に強い酸化力をもつ P680+ は,水から引き抜かれた電子を受け取って無害な P680 に戻るそうですが,この過程が障害されていると,P680+ によって周りの分子が酸化され,ついには D1 タンパク質が分解されてしまうそうです。 詳しくは上記のペ-ジを御覧下さい。
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MiJunです。 >光合成の電子伝達についてもう少し詳しく知りたいのですが。 サイトで少し探してみたのですが、あまり適切なのものが見つかりませんでした? そこで関連した成書は沢山ありますが、以下のものは如何でしょうか(内容未確認!)? ========================================== 生物の光障害とその防御機構/市橋正光,佐々木政子…/共立出版/2000.7 光環境と生物の進化/大石正,小野高明/共立出版/2000.2 光と人間/大石正/朝倉書店/1999.9 光シグナルトランスダクション/蓮沼仰嗣,木村成道,…/シュプリンガー・フェ…/1999.4 光バイオインダストリー/照明学会/オーム社/1992.4 フォトバイオロジー/松本信二∥〔ほか〕編…/学会出版センター/1989.10 フォトバイオロジー/吉田正夫∥〔ほか〕共…/講談社/1982.3 光運動反応/古谷雅樹/共立出版/1981.1 光生物学/下/柴田和雄∥〔ほか〕編…/学会出版センター/1979.11 光生物学/上/柴田和雄∥〔ほか〕編…/学会出版センター/1979.8 光と生命/L.O.ビヨルン[他]/理工学社/1976 ============================================ これら以外にも「生化学」・「植物生理学」等の書物には記載があると思いますが・・・? さらに「酸素毒」に関しては、「活性酸素」・「酸素」等のキーワードで探されては如何でしょうか? ご参考まで。 ご参考まで。
お礼
いろいろと質問に関する成書を紹介していただきありがとうございました。早速あったてみます。
直接的な回答ではありませんが、以下の参考URLサイトは参考になりますでしょうか? 「光酸化と活性酸素障害」 恐らく「質問の意図」は光電達経路における活性酸素の生成過程の詳細が知りたいのではと思いますが・・・? 補足お願いします。
お礼
お答えありがとうございます。参考URLでだいたいのことはわかりました。光合成の電子伝達についてもう少し詳しく知りたいのですが。
お礼
大変分かりやすい説明ありがとうございました。具体的なイメージがつかめました。