- ベストアンサー
PC画面のコントラスト調整などの機能について
特にグラフィック関連のお仕事について教えて頂きたいのですが、 ディスプレイの色合いには、専用のキャリブレーションソフトなどがあるくらいに、 グラフィック関連の仕事をされる方には重要なものかと思うのですが、 その中で、最近のディスプレイにはACRとかOCRとか、色々と名前は様々ですが、 コントラスト比を、1:1000から1:5000万とか、1:1000万とかに自動で切り替わるものがありますが、 あの機能は、グラフィックの仕事には影響はないのでしょうか? 画面全体の明るさなどで、コントラストが変わるという事は白が多い絵や、黒が多い絵ではその機能が作動してしまったりしないのでしょうか? また、最近、i1 dysplayというのを買うつもりなのですが、その際にはそういう機能は影響しないのでしょうか? 又、DCC/CIなどもそういうキャリブレーションを行う際には、切った方がいいのでしょうか? 宜しくお願いします。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
もし正確な色再現と色評価を前提としているのであれば、自動コントラスト機能はOFFにするべきです。 これが機能することで、状況次第でコントラストが変わってしまい、ガンマカーブなどが正しく表現できなくなります。 この手の機能は、動画再生のためのもので、グラフック系の表示をするのであれば不要です。 もちろんキャリブレーションする上で、キャリブレーターが誤作動する可能性もあるので、切るのが望ましいです。 また、i1 Displayを使用してキャリブレーションを考えているのであれば、ハードウェアキャリブレーション対応のディスプレイが望ましいです。 一般のディスプレイは、ソフトウェアキャリブレーションと言って、色補正をする際にビデオ出力側で補正をするために、強い補正が入ると階調低下してしまいます。 例えば、青みが強いディスプレイで青を抑える場合、出力側で抑えることになります。 通常、グラフィック向けハイエンドのビデオカードを除き、各色の出力は8bitで、255階調です。 この場合、青を削って、例えば青の最大出力を180としてしまった場合、255階調より階調幅が減ることになり、トーンジャンプが発生します。 また、安いディスプレイは、ガンマカーブが整っていないため、中間色が出過ぎる、低輝度の出力が潰れてしまうなど、キャリブレーションだけでは補正しきれない場合もあります。 ハードウェアキャリブレーション対応のディスプレイは、専用ソフトとキャリブレーターにより、ディスプレイと双方向通信し、ディスプレイ側で色制御を行います。また、そういったディスプレイは、入力信号を8bitから10~16bitに拡張し、色の制御を行うので、色補正を行うことによる階調の低下が発生しません。 ハードウェアキャリブレーション対応のディスプレイは、EIZO(旧ナナオ)のColorEdgeシリーズをはじめとして、NECや三菱ディスプレイの一部の機種でも採用されていますので、そういったグラフィック向けの機種を選択するのが良いでしょう。 DCC/CIは、ディスプレイとPCを双方向通信するための通信規格で、ハードウェアキャリブレーションするためにも使われます。通常切ることはできませんし、切る必要もありません。
お礼
凄く詳しい回答ありがとうございます。 やはり、映像を見て楽しむ為の機能なのですよね。 だからこそ、作る側には弊害が出るのではないかと思って切っていたのですが、正しかった様で良かったです。 DCC/CIは当方の液晶は全てoffにできるものなので、i1dysplayがどういう動作をするか分からないですが、切らない方が良いなら、それでやってみます。 ありがとうございます。