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『名もなきアフリカの地で』

この本を読まれた方へ ・感想とオススメ度、 ・映画もご覧になっていれば、それとの比較 を聞かせてください。 プレゼント用に購入を検討しているのですが、 少々高いので参考にしたいと思います。 アマゾンにはDVDのレビューしか投稿されていないのです。 小説のほうも面白いのではないかな、と思いまして。 よろしくお願いします。

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回答No.1

作者の名前が気になって(シュテファニー・ツワイクでしょ?かのシュテファン・ツワイクとの関係が気になるではありませんか――結局無関係のようでしたが)本屋で立ち読みしました。 結局買わなかったのだけれど、ざっとナナメ読みしました。 ですから、きちんと読まれた方がいらっしゃいましたら、どうかそちらの方のレビューを参考になさってください。 プレゼント用、と書かれていらっしゃいますが、贈られる相手の方は何歳ぐらいの方でしょうか。 この本の分類は、ヤングアダルトということになると思うのですが、出版社の側が、いったいどの層を購買層として想定しているのか、ちょっとよくわからない感じがします。というのは、翻訳がかなり読みにくいのです。 原文を見たわけではないので一概には言えないのですが、翻訳書を読む限りでは、さまざまな登場人物の心情がそれぞれ、いろんな局面で描かれているために、視点の統一がなされておらず、読んでいる側は落ち着いて読み進めない感じです。 たとえば映画などでストーリーをあらかじめ知っていて、すでに主人公に感情移入している人なら別でしょうが、白紙の状態では、いったい誰の視点から読んでいけばよいのか、ちょっととまどってしまうんです。 内容はかなり盛りだくさんです。 たとえばアイザック・ディネーセンの『アフリカの日々』を読んでいて、アフリカでの生活に興味がある人、あるいは『アンネの日記』などを読んでいて、ユダヤ人迫害の歴史に興味がある人、『大きな森の小さな家』などを読んでいて、農場の生活に興味がある人などであれば、おもしろく読めるかもしれません。 おそらく映画(こちらは未見)であれば、大きな筋である主人公の少女の成長を軸に、枝葉の部分はずいぶん刈り込んであるのではないかと思われますが、本の場合は、上記であげた背景事情に加えて、それぞれに未熟な両親のことも、アフリカでの英語系移民とドイツ語系移民の確執も、なにもかもが詰め込んである印象です。 逆に、あるていど辛抱して読むと、得るものは大きいのかもしれません あくまでも斜め読みしただけの印象なので、そういうものとしてお受け取りください。

nes_
質問者

お礼

ありがとうございます。 なるほど、参考になりました。 やっぱり映像化の貢献によるところが大きそうですね。 プレゼントする相手は30代前半の女性です。 お話しを聞いて、やめることにしました。 出版からかなりたっていますが、書評と呼べるようなものは一つも見つかりませんでしたから。 ところで、おすすめの小説はございませんか?(笑) ありがとうございました。

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