赤い彗星

質問

赤い彗星のシャア

ガンダムでお馴染みの登場人物で、劇中でもそう呼ばれていました

ところで、そもそも彗星が赤く見えることってあるのでしょうか?!

回答No.3

staratras · ベストアンサー

>No.１です。補足しますと「赤みを帯びた彗星」といっても、もちろん増光当初のホームズ彗星がアンタレスや火星ほど「赤い」色だったわけではありません。

ただ参考URLに挙げた国立天文台のサイトにも「増光当初の彗星に尾は見られず、肉眼では恒星状でした。望遠鏡で拡大すると、黄色っぽく輝くほぼ丸いコマが見られましたが、際立った構造などは見られませんでした。 」とありますように、増光当初のこの彗星は私がこれまでに見た普通の明るい彗星（ベネット/ウエスト/ヘール・ボップ/百武など肉眼でも見えた大彗星）と比べても黄色っぽく(オレンジ色に近く）見えました。カペラを(広い意味で）「赤い星」と呼ぶ場合があるなら、「赤みを帯びた彗星」と」呼んでもいいのではないかと考えましたがいかがでしょうか。

一般に彗星の光は小惑星のような単純な岩石の塊の太陽光の反射ではなく、塵の微粒子が太陽光を反射するダストテイルやプラズマ化したガスが発光するイオンテイルなど異なる発光メカニズムの光の集まりです。ただしホームズ彗星の増光当初に限っては、観測されたスペクトルには、彗星特有のスペクトルは見られず、ほとんど太陽光の反射であることを示しているようです。そうするとホームズ彗星という極めて遠方の鏡に写った太陽の姿をみて、直接見たのでは明るすぎてよく分からない太陽の色（カペラと同じＧ型のスペクトルの黄色）をあらためて確認したことになったのだと思います。

参考URL：

http://www.nao.ac.jp/new-info/17P.html

お礼

赤っぽいといっても、火星ほども赤くはなかったんですね

ご回答ありがとうございました

実際の観測による回答は参考になりました

回答No.2

植松 一三（@jf2kgu）

光の色の違いは、その物が発する、温度で色は変わります
下に出ているアンタレスは、死を迎える近くの為、膨張している為に、温度が低く赤く見えます
それに対して、シリウスは、温度が高い為に、白に近く見えます
流れ星の場合には、大気圏突入時や、燃える切る寸前には温度が低くなる為に、赤っぽくなります
只彗星は、自分で光って居ない為に、赤くは成りません
水星は太陽風によって、溶けた水分や、彗星を構成している成分が溶けだし、太陽風によって吹き飛ばされている状態でそれが
太陽光を反射して見えているだけですので、自分で熱を出して居なく温度も低いので、赤い彗星は存在しません
ただ、酸化鉄などがあれば、もしかすると、赤い彗星も有るかもしれませんが、それが太陽風によって吹き飛ばされるかと言ったら、不可能です
例えば鉄分を多く含んだ、彗星≪小惑星≫には質量があり、重たい成分は中心に固まる性質がある為に、周りの物質が吹き飛んだ後は小惑星となって居しまう為に、尾を引いた彗星と言う段階では無くなります
ちなみに、彗星と小惑星の違いは、尾を引いているかどうかです、
小惑星の中の尾を引いている物を、彗星と言っているだけです
つまり、残念ですが、赤い彗星は存在しません
あるとしたら彗星の方向に、薄い雲が有り、その関係で、赤く見えただけです≪太陽が赤っぽく見える時の原因です≫

お礼

ご回答ありがとうございました

回答No.1

staratras

>そもそも彗星が赤く見えることってあるのでしょうか?!

星の色の場合「赤い星」は範囲が広く、さそり座のアンタレスなど赤い星はもちろん、おうし座のアルデバランのようなオレンジ色の星やぎょしゃ座のカペラなど黄色の星も「赤い星」という場合があることを考慮すると、少なくとも「赤みを帯びた」彗星はありました。

これまでに私が見た彗星の中で、もっとも赤みを帯びていたのは、２００７年１０月に突然４０万倍（１７等星→２等星）も明るくなったホームズ彗星の増光直後です。肉眼では恒星と見分けがつかず、低倍率の双眼鏡でもほとんど恒星状でわずかに滲んだように見えましたが、赤みを帯びた色が非常に印象的で、１０月２５日に私が星好きの友人に送ったメールには次のように書いています。

「今まで見た彗星の中では、70年のcomet Bennetが一番赤かったけれどそれでも黄金色でした。今回の彗星はカペラより赤く、「赤い彗星」も本当にあったんだと思いました。」

ただしこの彗星も日がたつにつれて赤みが薄れてしまいました。添付した写真は１０月31日撮影のものですが、さほど赤みを帯びているようには見えません。（普通の彗星は写真に撮ると美しい青緑色に写ることが多いです。）

お礼

実際に観測されたのですね

ご回答ありがとうございました