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甲状腺等価線量50mSvの意味

一通り調べて見ましたが、専門用語だらけで良く理解出来ません。 とんちんかんな質問ですが、よろしくお願いします。 どこをどう勘違いしているのか、ご教授下さい。 甲状腺等価線量50mSvについてです。 これは、空間線量50mSv/時間の場所に1時間いた場合とどう違うのですか? この場合、50mSvの被ばくは甲状腺も、骨髄も、皮膚もすべて50mSvを被ばくしたということですか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • Tann3
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回答No.2

 難しいですよね。直接換算できないものが同じ単位で議論されていたり、「1時間当たり」の量と1年間の許容積算量が同じような単位であったり(よく見ると「/時間」が付いているのですが)。  質問者さんのおっしゃる空間線量は、「その場所にいた場合の体全体の平均的な被ばく」のような意味合いで、「実効線量」とも呼ばれます。シーベルトという単位自体、空間に飛び交っている放射線の量を示すものではなく、あくまでそこに人間がいるときに受ける被ばくの影響量を表わす単位です。甲状腺も含め、体全体のいろいろな組織が受ける影響を平均化して計算するようです。  No.1さんの「空間線量=被曝線量でもない」というのは正しいのですが、「シーベルト」という単位自体は「被ばく線量」を表わします。 (注)空間にどれだけの放射線が飛び交っているかは、放射線源(=放射性物質)の放射線を出す強さ(=放射能)を「ベクレル」という単位で表わします。  つまり、質問者さんの言う「空間線量50mSv/時」は実効線量(正確にいうと、1時間あたりなので実効線量率)であり、ここに1時間いると体全体の合計で50mSvの外部被ばくをするということです。  これに対して、甲状腺等価線量は、あくまで「甲状腺」という人体の部分がどの程度の被ばくの影響を受けるか、という量です。主に、放射性ヨウ素を体内に取り込んで、甲状腺に集まって被ばくする量を意味します。  「甲状腺等価線量50mSv」は、放射性ヨウ素を体内に取り込んで、甲状腺に集まって被ばくする量であり、放射性物質や被ばく部位を特定したピンポイントの値です。一般に、「1時間当たり」として定義できるようなものではなく、ある一定期間の被ばく積算量です(半減期とか、その物質の滞留期間が関係しますので)。  甲状腺等価線量は、主に体内に取り込んだ放射性ヨウ素による「内部被ばく」ですので、実効線量率(その場の空間線量率)による外部被ばくとの直接の換算は難しいと考えた方が良いでしょう。(人体への影響という尺度での比較は、甲状腺等価線量に0.04をかけたものが実効線量相当になるようですが、その逆の換算はできない)

shounika
質問者

お礼

ありがとうございます。少し前進しました。 え!と思いましたが、 >「空間線量50mSv/時」は実効線量(正確にいうと、1時間あたりなので実効線量率)であり、ここに1時間いると体全体の合計で50mSvの外部被ばくをするということです と、いうことなんですね。 このまま、質問を続けたいのですが、ぐっとがまんして、これを参考にもう一度勉強し直して見ます。 また、よろしくお願いします。

その他の回答 (1)

  • trajaa
  • ベストアンサー率22% (2662/11921)
回答No.1

>この場合、50mSvの被ばくは甲状腺も、骨髄も、皮膚もすべて50mSvを被ばくしたということですか? 違う。 「甲状腺等価線量50mSv」は甲状腺という組織における被曝のことを意味するだけで 全身が同じ被曝とは別 放射線源が何か?一切言及されてないけど、まあ甲状腺で被曝と言えば九分九厘放射性ヨウ素なのでしょう さすれば、その性質から甲状腺に集中してしまう 逆に言うと、甲状腺に集中することによって他の組織には殆ど被曝の影響が生じない そういう感じ また空間線量=被曝線量でもない

shounika
質問者

お礼

早速のご回答ありがとうございます。 ヨー素は集中的に甲状腺に集まりますが、放射線としては主にγ線だと思いますが、違いますか。 ヨウ素からの放射線と、セシームからの放射線とはなにかちがうんですか? 甲状腺等価線量50mSvに相当する、トータルの外部線量はどのくらいなんですか? さらに、教えて頂ければ、理解の手助けになります。 よろしくお願いします。

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