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パイロット カスタムヘリテイジ92の魅力と使い勝手
- パイロットのカスタムヘリテイジ92は回転吸入式の万年筆であり、ヘリテイジシリーズの中でも特に注目されています。
- しかし、手入れが両用式に比べて難しいと感じる人もいるかもしれません。
- そこで、ヘリテイジ92を使用している人の意見や使い勝手について知りたいと思っています。
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質問者が選んだベストアンサー
パイロットは両用式しか持っていませんが、吸入式はペリカンを2本持っています。 純粋に実用品として見れば、使い捨てのインクカートリッジがいちばん合理的でしょう。密封されているので常に新鮮なインクを使えます。長文の筆記中にインクが切れても10秒で補充できます。その際に首軸が汚れることもありません。 吸入式は、どちらかといえば趣味的な要素が強いでしょう。インクの補充には時間がかかり、ペン先を瓶の底に当てないように気を使い、汚れた首軸の拭き取りも面倒です。特に不透明な軸でインク窓が小さいものだと、残量の確認もままなりません。 しかし、書き心地やバランス、デザインなど、自分の気に入った万年筆が必ずしもカートリッジを使えるとは限りません。ある意味で万年筆というもの自体が趣味の品である以上、こういった点で妥協すると後悔するでしょう。惚れた万年筆のためなら、多少の手間も愛おしいものです。 ヘリテイジ92は、吸入式である点以外は91と同じなので、単に実用的な万年筆を買いたいというのであれば91を選んでおいた方が良いでしょう。もっとも、パイロットのほとんどの万年筆は両用式なので、その中で敢えてヘリテイジを選ぶ理由(たとえばベスト型が良いとか、ペン先がロジウムコートの方が心地よく書けるとか)があるかどうか、ですが。インク容量は、CON-70が1.0~1.1mlくらい吸入できるので、あまり有り難みがありません。 反対に、実用性は2の次でとにかく回転吸入式が欲しいとか、透明軸に色インクを入れて楽しみたいとか、というのであれば92を選んでも後悔はしないでしょう。透明軸の金ペンはあまり多くなく、吸入式も低価格帯では少ない中で、書き味に定評のあるパイロットというのは貴重な存在です。 インク詰まりに関して、パイロットのインクはブラック、ブルーのほか色彩雫も3色持っていますが、いずれも1週間そこらで詰まるようなものではありません。ただ、長期間使わないときは、やはりインクを抜いておくのがセオリーです。 色の変更(あるいは別ブランドの同系色への変更)は、どんな万年筆でも、そうそう頻繁にはしない方が良いでしょう。ペン先を分解して完璧に洗浄すればともかく、いくら浸け置きしたりスポイトや流水で流しても沈着したインクは洗い取れません。様々なインク色を使い分けたいのであれば、たとえばプレラやボーテックスなどの安い万年筆をたくさん揃えて、色ごとに使い分けるのがベストです。まあ、心配しなくても万年筆収集が始まったら5本10本などあっという間ですが(笑えない)。
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- ithi
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nanac00 さん、こんにちわ。 私はヘリテイジ92は使用したことがありません。ただ、両用式のカスタム743を使用しています。回転吸入式の万年筆はほかのメーカーのものですが使用しています。ただ、パイロットのインクは1週間使用しなくても固まってインク詰まりするようなものではありません。また、インクの色の変更ですが、1年以上インク色の変更が行われていない場合はインクかすが残り、変な色になってしまう場合があります。たぶん大部分の方は変更しないでしょうね。 長所はカタログで見る限り、パイロットのコンバーター使用のどの万年筆よりもインクが大量に吸入できること。国産なのでペン先が日本の文字を書くように設定されていることですね。 欠点は質問者様の言う通り、回転吸入式なのでインク洗浄が両用式よりも難しく、洗浄しきれないことくらいでしょうか。 また、おそらく質問者様はカラーインクをお考えのようですので、ボディは透明なスケルトン、ペン先も字幅の広いMかBをお勧めいたします。
お礼
ithiさん、またまた回答してくださりありがとうございます。 メリット・デメリットがとても分かりやすかったです。 インク色の変更は十分注意して行いたいと思います(--;) またヘリテイジの軸色や字幅のアドバイスまで下さり、大変ありがとうございました。ぜひ参考にさせていただきたいと思います。
お礼
Yorkminsterさん、ご回答ありがとうございます。 やはり実用面からいうと両用式の方がいいのですね。 あとインク色の変更の注意点を教えていただき大変ありがとうございました。パイロットのサイトではインク色の変え方についても記述されていたので、てっきりインク色はころころ変えていいものとばかり思っていました。これからは一本に1色を心がけたいと思います。 自分の中で実用面と趣味性のどちらをとるか、もっとよく考えてからにしたいと思います。ありがとうございました。