No.1です、もう少し詳しく再回答いたします。
まずブレーキホースを構成する部品ですが、
バンジョー:ホース先端の輪状の部品
バンジョーボルト:バンジョーをキャリパーに接続するボルト
これらを総称してフィッティングパーツと言います(狭義でバンジョーでない6角状のホース接続部品をフィッティングとも呼びます)。
ブレーキホースを構成する個々の部品に「4輪用」「2輪用」の区別はありません、4輪も同じサイズ基準です。ちなみに、ほとんどの4輪のブレーキホースのフィッティングパーツのサイズも2輪と同じもの(口径(太さ)10mm)が多数を占めます。というか、インチはさておき10mm以外を見たことがありませんし、4輪も#3のホースがポピュラーです。あえて2輪との違いというと、たまに4輪でやや太めのサイズ(#4)のホースを使うことがある程度です。
ホース製作/ホース選択の基準は以下の4点のみ、
・バンジョー内径とバンジョーボルト口径(太さ)は合わせます。
・ホース製作の場合、バンジョーのホースのカシメ部はホースサイズ(#2や#3など)に合わせます。
・キャリパーやマスターシリンダに合わせてバンジョーボルトのネジ部サイズ(M10XP1.0)を選びます。
・バンジョーの厚み等に応じて必要であればバンジョーボルトも交換します。
純正のバンジョーボルトの太さが10mmであれば、そのまま内径10mmのバンジョーのステンメッシュホースが使えたりもします(バンジョーボルトは必ずしもホースと共に交換するのではなく、バンジョーの厚みや見た目などを考慮して必要に応じて交換というのが普通です)。
例えば、
<#3ホース用の内径10mmバンジョー>
+
<#3ホース>
+
<口径10mmネジ部がM10XP10のバンジョーボルト>
という風に選んで製作します。
製作ですが、先の回答でも書いたように、けっこう熟練というか慣れが必要です。
ホースをバンジョーにカシメる際は内部のオリーブという部品をネジで締め込んで圧着する仕組みでカシメるのですが、よく見かけるレッド&ブルーのアルマイトの先端パーツはアルミ製ですので締め込む仮定でポキっと折れたりします(特にバンジョーの首は細いので折れやすいです、ワタクシは2度ほどやりました)。ステンレス素材のフィッティングパーツだと幾分丈夫です。
また、ステンメッシュホースは折れやすいので、ホースの接続角度(フィッティングパーツの角度)やホースのたるみは熟考しないと、サスの動きやステアリングによる度重なる曲げ力によりホースが根元から折れたりします。2輪はブレーキ部が露出して常に目視できるので良いのですが、4輪はけっこう危ういです。
お礼
バンジョー(輪っか状のもの)は今回抜きに考えさせて下さい。国産車でもバンジョーを使っているものが沢山ありますね。 今回話題にしたいのは、アメ車(インチ車)以外のブレーキパイプの規格、です。 それが欧州車と国産車で同じなのかどうか(つまりアメ車以外で世界共通かどうか)という感じです。そうするとM12もあるよ、とかM10でP1.5もあるよ、とかいう論点になってきますよね?? その他の点も参考になりました。
補足
画像(ポルシェ)もアップしましたが、以下の様にパイプを挟んだものがバイクにもありますね。 http://mcs-platz.com/SHOP/81-3083.html つまりキャリパー側が丸いバンジョータイプではない場合に話を限定したいです。 私の手元にあるBremboやATEに適応するブレーキラインのネジ径をおおまかに計ってみたのですが、約9mmでした。ブレーキは70's頃からずっと、フレアナット使っているんでしょうか。だとすればM10のネジ径というのは一応うなずけます。 あと気になったサイトは以下の部品サイトです。 http://www.kinokuni-e.com/hose/index.php アメ車以外ではM12というのもあるみたいですが、結局の所、 キャリパーやマスターシリンダ側の口金規格(ここが重要っす)が判ればOKということですよね。で、問題はやはりここのネジ部及びネジ部品が何ぞや、という話になります。 つまりお書きになられた<口径10mmネジ部がM10XP1.0のバンジョーボルト>という部分が、ずばり、世界標準(アメ車以外)でしょうか、という事です。