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人生のうちで読んでないと損をする本

kissaの回答

  • kissa
  • ベストアンサー率35% (13/37)
回答No.3

こんばんは。面白い質問ですね。わたしもあなた様の上げられた作品はすべて読んでおります。どれもすばらしいものだと思います。 で、人生のうちで読んでいないと損をする本」難しいですねぇ~ 小説だけの話でしょうか。だとすれば、嫌味な言い方をすれば、読まないと損する本などありません。読んで得する本もありません。たかが小説です。  でも偽本好きとして紹介させていただきます。「人生のうちで読んでいないと損をする本」といえるほどの自身はありませんが。  まず、年齢がおいくつかは存じ上げませんが、夏目漱石、ドストエフスキー、阿部公房、芥川などを上げられていますが、これらはたったひとりで生活をしている状況、社会人としてですね、それと学生時代に読むのとでは実感がまるで違います。もしあなた様が学生なのであれば、自活してから再読することをお勧めします。きっと学生のうちは観念に走り、本質は理解できないと思われます。まあ、私の経験というつまらないものに基づいた話ですけど。  「そして誰もいなくなった」がつまらなかったというお話ですが、これは正直感心します。すごいです。そして「マークスの山」を読んでいるとのこと。う~ん、素晴らしい。私自身尊敬したいような質問者の方です。と、つまらない前置きはさておいて、ずばり、ポールオースターの作品をお勧めします。「幽霊たち」「鍵のかかった部屋」「最後のものたちの国で」「リヴァイアサン」そのあたりです。それから福永武彦「心の中に流れる河」、筒井康隆の作品群、せっかくなので福井晴敏の「亡国のイージス」、ミランクンデラの作品、「香水」パトリック・ジュースキント、ガルシアマルケス「百年の孤独」、小島信夫「アメリカンスクール」、ヘミングウェイ「キリマンジャロの雪」「武器よさらば」「陽はまた昇る」、一部ですが、以上からはじめればより奥深い文学の世界を堪能できるかと思います。

runkazuo
質問者

お礼

御回答、ありがとうございます。別に、小説とは、限っていません。僕の年齢は、30半ばで、生命科学関連の仕事をしています。kissaさんは、「読まないと損する本などありません。読んで得する本もありません。たかが小説です。 」とおっしゃりますが僕は、そうは思いません。夏目漱石、ドストエフスキーや芥川を、もし読んでなければ、実生活での人の感じ方や人生観は、また違っていると思います。へたな実用書や専門書よりも、人生をより深く味あうことができるのは、やはり小説などのお陰ではないでしょうか?同じ事が映画にも、言えます。たかが娯楽とおっしゃる方もいますが、黒澤明を知っているのと知らないのでは、人生、また違ってくるのではないでしょうか?少し大げさかな。芥川は、短編にものすごく凝縮されていますね。kissaさんのおっしゃるとうり、学生時代と社会人になってからだと、そこから読み取る意味が随分、違ってました。 「マークスの山」は、催洋一監督で映画化されていますけど、映画のほうが、動機付けなどが上手く面白くなってますね。 ポールオースターですか、すいません、名前は初めて聞きました。純文学でしょうか。推理小説でしょうか。 福井晴敏の「亡国のイージス」は、気になっていたので、ぜひ読んでみたいと思います。「終戦のローレライ」は、映画化されるそうですね。「レディ・ジョーカー」も。楽しみです。映画といえば「ボーン・アイデンティティ」の原作、ロバート・ラドラムの「暗殺者」も気になっています。 ヘミングウェイは、前から気になっています。「武器よさらば」あたりから、読み始めたいと思います。 他に、御推薦されたものもメモして、本屋でチェックしてみたいと思います。詳しい解説、誠にありがとうございました。大変、参考になりました。

runkazuo
質問者

補足

トルストイは、「戦争と平和」は、途中で挫折しました・「アンナ・カレリーナ」は、未読です。「アンナ・カレリーナ」は、評価高そうですが、面白いのでしょうか?ロシア文学は、ゴーゴリをはじめ、ドフトエフスキーなどの人道主義に、大変、興味を持ってます。ゴーゴリの「外套」は、既読です。

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