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論理学の逆・裏・対偶と演繹について
- 論理学の逆・裏・対偶について説明します。また、与えられた前提から1と2の問題について演繹を行います。
- 前提AとBの逆・裏・対偶を示し、その正しさを検証します。
- さらに、問題1では次郎が買い物に行かない場合、一郎が買い物に行くことを説明します。問題2では一郎と次郎がともに買い物に行く日は存在しないことを示します。
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一郎と次郎は同じバイトで同じシフトとします(そうでないなら、どちらがどうかは、どうでも良い)。 >A バイトがない日には、一郎は買い物に行く。 →命題「バイトがない日は、一郎が買い物に行く日である。」 バイトがない日は、一郎は必ず買い物に行くと解せます。しかし、バイトがある日に、一郎が買い物に行かないことは否定されていません。バイトがある日に、一郎は買い物に行くかもしれないし、行かないかもしれない。 対偶「一郎が買い物に行かない日は、バイトがある日である。」 >B バイトがある日には、次郎はバイトをして買い物も行く。 →重複を避けた命題「バイトがある日は、次郎が買い物に行く日である。」 バイトがある日は、次郎は必ず買い物をします。しかし、バイトがない日に次郎はバイトには行けないは当然ですが、買い物に行かないことは否定されていません。バイトのない日に、次郎は買い物に行くかもしれないし、行かないかもしれない。 重複を除いた対偶「次郎が買い物に行かない日は、バイトがない日である。」 >1 次郎が買い物に行かない日には、一郎は買い物に行く。 次郎の対偶から、バイトがない日と確定します。それにより、一郎の命題から、一郎が買い物に行く日と確定できます。 >2 一郎と次郎がともに買い物に行く日はない。 両者は、バイトの有無に関わらず買い物に行く可能性があります。したがって「バイトに行く日」は「買い物に行く日」の判定には使えません。残るのは「買い物に行く日」という条件だけですが、一郎と次郎の共通集合であっても、条件からその条件自身の真偽を判定することはできません。
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- NemurinekoNya
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「B バイトがある日には、次郎はバイトをして買い物も行く。」 は結構、厄介な部分を含んだ命題ですね。 次郎、バイトのある日にズル休みをするかもしれないから(笑い) バイトのない日にバイトをしたら、その日を「バイトがある日」と認めるかどうか、この命題からは判断ができないので。 つまり、「バイトがある日」に「バイトをする」とは限らないんだわ。 なので、質問者のB裏、B対偶でも結構ですが、 B裏 :バイトがない日には、次郎が《バイトをしない》または《買い物にいかない》。 B対偶:次郎が《バイトをしない》または《買い物に行かない》ならば、その日はバイトがない。 とかにもなります。 《バイトしない》を省くと、「×」がつくオソレがありま~す。 わたしが採点者なら、「引っかかったな」と、ニヤリとしながら減点しちゃいま~す。 ちょ~細かすぎですか、わたし(笑い) なのですが、横着できま~す、Bの命題。 《バイトをする》かつ《買い物に行く》 ⇒ 《買い物に行く》 なので、 B' バイトがある日には、次郎は買い物に行く。 が成立しま~す。 したがって、結論は、No1さんのおっしゃる通り。 1の命題は《真》 2の命題は、《真偽不明》、《不定》
お礼
なるほど、そういう落とし穴もあるのですね。 注意していきたいと思います。 回答ありがとうございました。
お礼
詳しく解説していただきありがとうございます。 よくわかりました。 難しい所は多いですが、論理学の勉強を続けていこうと思います。