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高校数学III(定積分)

積分 a_n の計算方法を教えてください。 できれば lim[n → ∞] a_n もお願いします。 (1), (2) だけでもいいのでご教示ください。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.7

もっとシンプルに改良しました. a_nについて x=-yと置換します. cosx=cosy 1/(e^{tanx}+1)=1/(e^{-tany}+1)=e^{tany}/(e^{tany}+1) π/4≧y≧-π/4,dx=-dyです. a_n=∫_{-π/4}^{π/4}(1/cos^nx)1/(e^{tanx}+1)dx =∫_{π/4}^{-π/4}(1/cos^ny)e^{tany}/(e^{tany}+1)(-1)dy =∫_{-π/4}^{π/4}(1/cos^ny)e^{tany}/(e^{tany}+1)dy =∫_{-π/4}^{π/4}(1/cos^nx)e^{tanx}/(e^{tanx}+1)dx ゆえに a_n+a_n=∫_{-π/4}^{π/4}(1/cos^nx)1/(e^{tanx}+1)dx+∫_{-π/4}^{π/4}(1/cos^nx)e^{tanx}/(e^{tanx}+1)dx =∫_{-π/4}^{π/4}(1/cos^nx)(1+e^{tanx}}/(e^{tanx}+1)dx =∫_{-π/4}^{π/4}(1/cos^nx)dx=2∫_0^{π/4}(1/cos^nx)dx a_n=∫_0^{π/4}(1/cos^nx)dx (1) a_1についてt=tanxとおくと1/cosx=√(1+t^2),dt=dx/cos^2x,dx=dtcos^2x=dt/(1+t^2),0≦t≦1 a_1=∫_0^{π/4}(1/cosx)dx =∫_0^1√(1+t^2)/(1+t^2)dt =∫_0^1{1/√(1+t^2)}dt =[log{t+√(1+t^2)}]_0^1 =log(1+√2) a_2について a_2=∫_0^{π/4}cos^{-2}xdx=[tanx]_0^{π/4}=1 (2)f(x)=1/cosxとおきます.0≦x≦π/4のとき f(x)≧1 (等号はx=0の時に限る) よってn>mのとき f^n≧f^m (等号はx=0の時に限る) a_n-a_m=∫_0^{π/4}(f^n-f^m)dx>0 a_n>a_m ※a_n=∫_0^{π/4}dx/cos^nxにおいてt=tanxとおくと, a_n=∫_0^1(1+t^2)^{(n-2)/2}dt >∫_{1/2}^1(1+t^2)^{(n-2)/2}dt >∫_{1/2}^1(1+1/4)^{(n-2)/2}dt =(1+1/4)^{(n-2)/2}(1-1/2) =(1/2)(5/4)^{(n-2)/2}→∞ >投稿日時 - 2012-10-23 00:03:53 >お礼 >t = tan(x) と置換するメリットについて考え込んでいます。ただちに x = -s と置換できそうなので、そこを調べています。 仰るとおりです.置換t=tanxによってa_1の計算で三角関数の積分を有名積分(√(t^2+1)を含む積分)にもっていくことができるくらいですかね.あと上記のとおりa_∞=∞の証明が少し具体化します. なお,1/cos^nxの不定積分は岩波数学公式Iに載っています.

NoSleeves
質問者

お礼

とてもわかりやすい解答をかいてくださって、ありがとうございます。 a_1 を求めるときは、部分分数分解よりも t = tan x と置換して積分するほうが簡単だと感じました。 1/√(1 + t^2) の原始関数は知りませんでしたが、微分したら 1/√(1 + t^2) に戻ってくれました。 岩波数学公式は持っていませんが、機会があったら読んで確認しておきます。

その他の回答 (6)

回答No.6

シンプルな回答を a_nについて t=tanxと置換します.cosx=(1+t^2)^{-1/2},-1≦t≦1で,dt=dx/cos^2x,dx=dt(1+t^2)^{-1}です. a_n=∫_{-π/4}^{π/4}dx/{cos^nx(e^{tanx}+1)} =∫_{-1}^1dt(1+t^2)^{-1}/{(1+t^2)^{-n/2}(e^t+1)} =∫_{-1}^1dt(1+t^2)^{(n-2)/2}/(e^t+1)} ここで f_n(t)=(1+t^2)^{(n-2)/2} とおきます. a_n=∫_{-1}^1dtf_n(t)/(e^t+1) ここでt=-sと置換します.f_n(t)=f_n(-s)=f_n(s)より a_n=∫_1^{-1}(-1)dsf_n(-s)/(e^{-s}+1) =∫_{-1}^1dse^sf_n(s)/(1+e^s) =∫_{-1}^1dte^tf_n(t)/(e^t+1) ゆえに a_n+a_n=∫_{-1}^1dtf_n(t)/(e^t+1)+∫_{-1}^1dte^tf_n(t)/(e^t+1) 2a_n=∫_{-1}^1dt(1+e^t)f_n(t)/(e^t+1) =∫_{-1}^1dtf_n(t) =∫_{-1}^1dt(1+t^2)^{(n-2)/2}=2∫_0^1(1+t^2)^{(n-2)/2}dt a_n=∫_0^1(1+t^2)^{(n-2)/2}dt =∫_0^{π/4}(1+tan^2x)^{(n-2)/2}cos^{-2}xdx =∫_0^{π/4}cos^{-(n-2)}cos^{-2}xdx a_n=∫_0^{π/4}cos^{-n}xdx (1) a_1について a_1=∫_0^{π/4}(1/cosx)dx=∫_0^{π/4}(cosx/cos^2x)dx=∫_0^{1/√2}d(sinx)/(1-sin^2x) =∫_0^{1/√2}ds/(1-s^2)=(1/2)∫_0^{1/√2}[{(1+s)+(1-s)}/{(1-s)(1+s)}]ds =(1/2)∫_0^{1/√2}{1/(1-s)+1/(1+s)}ds=(1/2)[-log(1-s)+log(1+s)]_0^{1/√2} =(1/2)[log{(1+s)/(1-s)}]_0^{1/√2}=(1/2)log{(1+2^{-1/2})/(1-2^{-1/2})} =(1/2)log{(1+2^{-1/2})^2/(1/2)}=log{(1+2^{-1/2})/(2^{-1/2})} =log(√2+1) a_2について a_2=∫_0^{π/4}cos^{-2}xdx=[tanx]_0^{π/4}=1 (2)0≦x≦π/4のとき1/√2≧cosx≧1で等号はx=0,π/4以外では成り立たない.m<nのとき (0<)cos^m≧cos^nx ∴(0<)1/cos^mx≦1/cos^nx これは等号はx=0の時以外成立しない.よって両辺を[0,π/4]で積分して, ∫_0^{π/4}dx/cos^mx<∫_0^{π/4}dx/cos^nx すなわちa_m<a_n. ※a_n=∫_0^{π/4}dx/cos^nxについて0<δ<π/4となる定数をとり, a_n=∫_0^δ(1/cosx)^ndx+∫_δ^{π/4}(1/cosx)^ndx とする.[δ,π/4]において1>cosδ≧cosx≧1/√2すなわち 1/cosδ≦1/cosx≦√2 (1/cosδ)^n≦(1/cosx)^n≦(√2)^n [δ,π/4]で積分すると (π/4-δ)(1/cosδ)^n≦∫_δ^{π/4}(1/cosx)^ndx ∴(π/4-δ)(1/cosδ)^n≦∫_0^δ(1/cosx)^ndx+(π/4-δ)(1/cosδ)^n≦∫_0^{π/4}(1/cosx)^ndx=a_n 1/cosδ>1より a_n≧(π/4-δ)(1/cosδ)^n→∞ よって lim_{n→∞}a_n=∞

NoSleeves
質問者

お礼

計算が難しくて、もう少し考えないとついていけないので時間をください。 a_n = ∫[0 → π/4] 1/cos^n(x)dx とはシンプルですが、t = tan(x) と置換するメリットについて考え込んでいます。 ただちに x = -s と置換できそうなので、そこを調べています。 3回も回答してくださり、ありがとうございました。

回答No.5

(1) a_1について t=tanxと置換します.cosx=(1+t^2)^{-1/2},-1≦t≦1で,dt=dx/cos^2x,dx=dt(1+t^2)^{-1} a_1=∫_{-π/4}^{π/4}dx/{cosx(e^{tanx}+1)} =∫_{-1}^1dt(1+t^2)^{-1}/{(1+t^2)^{-1/2}(e^t+1)} =∫_{-1}^1dt/{(1+t^2)^{1/2}(e^t+1)} ここでt=-sと置換します. a_1=∫_1^{-1}(-1)ds/{(1+s^2)^{1/2}(e^{-s}+1)} =∫_{-1}^1dse^s/{(1+s^2)^{1/2}(1+e^s)} =∫_{-1}^1dte^t/{(1+t^2)^{1/2}(e^t+1)} ゆえに a_1+a_1=∫_{-1}^1dt/{(1+t^2)^{1/2}(e^t+1)}+∫_{-1}^1dte^t/{(1+t^2)^{1/2}(e^t+1)} 2a_1=∫_{-1}^1dt(1+e^t)/{(1+t^2)^{1/2}(e^t+1)} =∫_{-1}^1dt(1+e^t)/{(1+t^2)^{1/2}(e^t+1)} =∫_{-1}^1dt/(1+t^2)^{1/2}=2∫_0^1dt/(1+t^2)^{1/2} a_1=∫_0^1dt/(1+t^2)^{1/2}=[log(t+(1+t^2)^{1/2})]_0^1=log(1+√2) a_2について t=tanxと置換します.dt=cos^{-2}xdx a_2=∫_{-π/4}^{-π/4}dxcos^{-2}x/(e^{tanx}+1) =∫_{-1}^1dt/(e^t+1)=∫_{-1}^1dte^{-t}/(1+e^{-t}) t=-sと置換します.dt=-ds a_2=∫_1^{-1}(-)dse^s/(1+e^s)=∫_{-1}^1dse^s/(1+e^s)=[log(1+e^s)]_{-1}^1 =log(1+e)-log(1+e^{-1})=log(1+e)-log{(1+e)/e}=1 (2)|x|≦π/4のとき1/√2≧cosx≧1すなわち ∴1/cosx≧1 m<nのとき 1/cos^mx≦1/cos^nx ∴1/{cos^mx(e^{tanx}+1)}≦1/{cos^nx(e^{tanx}+1)} これは等号はx=0の時以外成立しない.よって両辺を[-π/4,π/4]で積分して, ∫_{-π/4}^{π/4}dx/{cos^mx(e^{tanx}+1)}<∫_{-π/4}^{π/4}dx/{cos^nx(e^{tanx}+1)} すなわちa_m<a_n. ※a_1と同様にすれば a_n=∫_0^{π/4}dx/cos^nx が分かります.するとa_1,a_2はすぐ計算できます: a_1=∫_0^{π/4}dx/cosx=[(1/2)log{(1+sinx)/(1-sinx)}]_0^{π/4}=log(1+√2) a_2=∫_0^{π/4}dx/cos^2x=[tanx]_0^{π/4}=1

回答No.4

a_1だけ求めます. t=tanxと置換します.cosx=(1+t^2)^{-1/2},-1≦t≦1で,dt=dx/cos^2x,dx=dt(1+t^2)^{-1} a_1=∫_{-π/4}^{π/4}dx/{cosx(e^{tanx}+1)} =∫_{-1}^1dt(1+t^2)^{-1}/{(1+t^2)^{-1/2}(e^t+1)} =∫_{-1}^1dt/{(1+t^2)^{1/2}(e^t+1)} ここでt=-sと置換します. a_1=∫_1^{-1}(-1)ds/{(1+s^2)^{1/2}(e^{-s}+1)} =∫_{-1}^1dse^s/{(1+s^2)^{1/2}(1+e^s)} =∫_{-1}^1dte^t/{(1+t^2)^{1/2}(e^t+1)} ゆえに a_1+a_1=∫_{-1}^1dt/{(1+t^2)^{1/2}(e^t+1)}+∫_{-1}^1dte^t/{(1+t^2)^{1/2}(e^t+1)} 2a_1=∫_{-1}^1dt(1+e^t)/{(1+t^2)^{1/2}(e^t+1)} =∫_{-1}^1dt(1+e^t)/{(1+t^2)^{1/2}(e^t+1)} =∫_{-1}^1dt/(1+t^2)^{1/2}=2∫_0^1dt/(1+t^2)^{1/2} a_1=∫_0^1dt/(1+t^2)^{1/2}=[log(t+(1+t^2)^{1/2})]_0^1=log(1+√2)

noname#163983
noname#163983
回答No.3

しまった。 1/{t(t-1)}=-(1/t+1/(1-t))でした。

noname#163983
noname#163983
回答No.2

>1 1/{t(t-1)}=1/t+1/(1-t)

  • muturajcp
  • ベストアンサー率78% (505/644)
回答No.1

a_n=∫_{-π/4~π/4}(1/[{(cosx)^n}{(e^{tanx})+1}])dx t=e^{tanx}+1 とすると dt/dx=e^{tanx}/(cosx)^2 {(cosx)^2}(dt/dx)=t-1 [{(cosx)^2}/(t-1)](dt/dx)=1 (1/[{(cosx)^n}{(e^{tanx})+1}]) =([(cosx)^{2-n}]/{t(t-1)})(dt/dx) a_2 =∫_{-π/4~π/4}(1/[{(cosx)^2}{(e^{tanx})+1}])dx =∫_{1+e^{-1}~1+e}(1/{t(t-1)})dt =[log|t|+log|t-1|]_{1+e^{-1}~1+e} =log|1+e|+1-[log|1+e^{-1}|-1] =3 m<nのとき (cosx)^{n-m}≦1 1/(cosx)^m≦1/(cosx)^n 1/(e^{tanx}+1)>0 1/[{(cosx)^m}(e^{tanx}+1)]≦1/[{(cosx)^n}(e^{tanx}+1)] だから a_m<a_n

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