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単電源での加算回路
5V単電源で5V駆動のセンサの出力(最小0.5Vほど)に1Vを加算するにはどのような回路を作ればいいでしょうか? ちなみに5VとセンサのGNDを共通しています。
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今晩は。 電圧の加算は定電流を抵抗に流して作ります。回路図を添付します。 まず、センサーの内容が不明ですので、ここでは単純なヴォリュームに置き換えてます。 まずセンサーの出力はオペアンプ(U1)によるヴォルテージ・フォロワーで受けてインピーダンスを十分に小さくします。オペアンプは単電源用オペアンプLF358を使用します。オペアンプU1の出力にはセンサーの出力と同じ電圧が出てきます。 次にオペアンプU1の出力ともう一つのヴォルテージ・フォロワ構成のオペアンプU2の非反転入力の間にフローティングの1Vを発生させるために1kΩの抵抗R4を接続します。 次に抵抗R1、R2、R3とQ1,Q2、Q3で構成する定電流源の出力(Q3のコレクタ)を抵抗R4とオペアンプU2の非反転入力の接続点につなぎます。 以上の構成で、センサーの出力電圧を変化させるためヴォリュームのセンターを動かします。 添付図ではその結果としてのヴォリュームのGND側の抵抗R6の値を横軸にとり、縦軸には出力(オペアンプU2の出力)電圧V(out)をとってあります。 結果として、センサーの出力に0.5Vが加算されている様子が分かると思います。ただし、オペアンプLF358は5V電源で動作させた場合にVCC-1V程度(この場合は4V)までしか出せないために、出力への加算結果は4Vまでしか正しく動作していません。もし、出力が5Vまで必要な場合には入力と出力、両方がレール・ツー・レール動作を保証しているオペアンプを使用するか、オペアンプのVccを余裕を見て7V程度にすれば解決します。
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- inara1
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ANo.2に添付した回路は、この回答の添付図の回路で、Va = 0 とした場合になります。Va = 0 のとき Vout = A*Vin + B*Vb --- (1) という形になるので加算器になります。A = ( 1 + R4/R3 )/( 1 + R1/R2 ),B = ( 1 + R4/R3 )/( 1 + R2/R1 ) です。 Vb = 0 とした場合は Vout = A*Vin - C*Va という形になるので減算器になります。C = R4/R3 です。 ANo.2の回路では、R1 = R2 = R3 = R4 としているので、式(1)のAとBは1になり Vout = Vin + Vb --- (2) となります。したがって Vb = 1V とすれば、ご質問の電圧変換が実現できます。 式(2)のような関係になるのは、R1~R4の抵抗値が厳密に同じ場合だけで、抵抗値に誤差があると、AやBが1からずれてしまいます。したがって、センサ出力を正確に変換したいのなら、R1とR2の比(R1/R2)とR4とR3の比(R4/R3)をできるだけ同じにします。 100kΩの抵抗を大量に買って、テスターで抵抗値を実測して、比の近いペアを選ぶ方法でもいいですが、高精度の抵抗を使うという手もあります。一般の抵抗は誤差が±5%あります(表示が100kΩなら、95kΩから105kΩの範囲でばらつく)が、以下のような高精度抵抗もあります。 誤差±1% http://akizukidenshi.com/catalog/g/gR-03505/ 誤差±0.1% http://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=EEHD-0A5W
- inara1
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「オンライン計算シート」は知りませんでした。 bogen555さんはanachrocktさんですか?文体が似ているので。
- bogen555
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そうゆう回路だったら、「オンライン計算シート」の http://toragi.cqpub.co.jp/tabid/316/Default.aspx 「単電源非反転アンプ (センサ出力をA-Dコンバータの入力レンジにマッチさせる)」を http://toragi.cqpub.co.jp/Portals/0/trcalc/trcalc.html?12 使って計算させたらエエでしょう。 なお、V2とR1はV2を5Vから作りたかったら、テブナンの定理を使って5Vを分圧し、分圧の合成抵抗がR1になるようにします。 使用オペアンプはANo.2で上げられているものを使います。
- inara1
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