- ベストアンサー
口腔を長時間アルカリに保つ方法はありますか
虫歯に悩まされている友人が、口の中をアルカリにすればひどくならないのではないかと言っていました。糖が分解されて酸ができても中和すれば確かに効果がありそうですが、食物でも薬剤でもこの目的で使えるものはあるでしょうか。
- デンタルケア
- 回答数2
- ありがとう数5
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
お礼、ありがとうございます。補足、承りました。#1です。 >口腔常在菌でアルカリ性物質を作るようなものはいないのでしょうか。 虫歯菌に取って代わる常在菌として、そういう細菌が期待されています。人間の体液はごく弱いアルカリ性ですから、いてもいいはずです。 少なくとも、酸を作るような細菌だと、現在の虫歯菌の代りに常在させる意味はありませんね。それだと、別種の虫歯菌が常在することになります。 酢をベースにした飲料を、健康に良いと思って、小さいパックを毎朝一つ飲んでいたら、虫歯と同じ症状がでた、という事例がいくつもあります。歯磨きの後に飲んでいたのかもしれません。 そういう、虫歯菌でなくて飲食物の酸で歯が虫歯同様になるのを、酸蝕歯と呼んでいます。酢といっても、美味しく飲める程度に薄めてあって、しかも少量パック一つを1日1回でも、歯が酸でやられてしまうこともあるわけです。 虫歯菌に対抗する常在菌が出すものは、中性かアルカリ性である必要があります。 ただ、それが虫歯菌に対抗して弱アルカリ性で中和する物質を出して、しかも両者とも常在するとしたら、最も難しい条件になります。 まず、口腔に永続的に常在して、虫歯菌を排除する力はないが、対抗できる程度には繁殖できる必要があります。 そして、虫歯菌のコロニーに虫歯菌と同等に、新しい常在菌が存在できねば意味がありません。虫歯菌のコロニー、つまり虫歯菌が集中して存在するため、たとえ唾液で洗浄されても、酸が常に産生されるため、虫歯に至るわけです。それを中和しなければ、虫歯を防ぐことはできません。 これは、微生物の性質上、難しいと言わざるを得ません。微生物がコロニーを作るのは、同じ微生物だけがいて、他の微生物をシャットアウトするほうが、生存に有利になるからです。 酸性の代謝物を出す虫歯菌のコロニーに、アルカリ性の代謝物を出す別の常在菌が同等数、安定して存在することは困難です。酸性の環境を作ることが、虫歯菌のコロニーにいられる条件の一つですから。 そういう新しい常在菌の可能性を排除することは決してないですけれど、それを直接の目標にするよりは、虫歯菌をほとんど全て排除できる新しい常在菌を探す方が簡単なわけです。もしかしたら虫歯菌と混在して虫歯を防ぐ常在菌が偶然見つかることも期待しながら、ですね。
その他の回答 (1)
口腔内をアルカリにしても、常に唾液が循環していて、事実上無効です。 殺菌も短時間の効果です。口腔内は、自然環境に例えると、アマゾンの密林くらいか、それ以上の環境で、わずかに残った菌がみるみうちに増えて、元通りとなります。 ですので、歯科医にかかって虫歯になりやすいと判断されても、歯科医からは歯ブラシの使い方くらいしか、対策の指導はありません。 もし口腔内をアルカリ性に保ったり、殺菌効果を持続させられるなら、歯科医は必ずそれを指導するはずです。ないのでできないのです。 殺菌に関しては、殺菌後に別の無害で歯を含む口腔に無害で、しかも口腔に虫歯菌より強く定着する細菌の探求が続けられています。殺菌後、その無害な菌が広がると、虫歯菌は繁殖できません。細菌は種類がどうあれ、一定以上の密度で存在できないからです。ただ、未だに見つかりません。 稀に虫歯菌を持たない人もいますが、虫歯菌は虫歯を作る有害性はあるものの、上に述べたのと同じ理由で、他の細菌の繁殖を阻止しています。虫歯菌がいないだけにして、その状態を保つと、もっと有害な細菌が容易に繁殖してしまう恐れがあります。それもあって、虫歯菌に代わる常在菌の研究は慎重に進められています。 ただ、なぜかあまり知られていない歯ブラシのコツがあります。食前に軽く歯をブラッシングすることです。歯の表面にねっとりした何かがあることに気が付くと思います。そこには虫歯菌が大量にいます。 食事が口に入った瞬間から、虫歯菌の活動が活発化します。よほどの早飯食いで無い限り、食事時間も虫歯菌の害を受けています。 それを防止するのが食前の軽いブラッシングです。練り歯磨きは不要で、歯の表面のねばねばを取るだけなので、入念にブラッシングする必要はありません。 もちろん、食後の歯磨きをしなくてい良いことにはなりません。それも行うことが虫歯予防になります。 さらに、キシリトールのガムで追加効果を期待してもいいでしょうね(これが食後の歯磨きを不要にするわけではないです)。キシリトールは虫歯菌が栄養にできないため、歯にキシリトールが付着した部分では、虫歯菌が活動できません。
お礼
いろいろご教示いただき感謝いたします。
補足
口腔常在菌でアルカリ性物質を作るようなものはいないのでしょうか。
関連するQ&A
- 肉のタンパク質と酸・アルカリについて
酢が肉を柔らかくするのはなぜなのか調べていると、酸による効果だということが分かりました。 1、酸性下において肉自身のタンパク質分解酵素が活性化し、筋繊維を分解するのでやわらかくなる。 2、結合組織のコラーゲンは酸によって分解されるので、加熱するとゼラチン化が促進される。 1について、酵素は加熱により失活すると思うので、調理前に酸性にするべきですか? 2について、タンパク質は酸ではなくアルカリで分解すると習った記憶があります。コラーゲン部分のみが酸で分解されるのでしょうか?また、肉は酸でもアルカリでも変性しますよね?酸またはアルカリによるたんぱく質の変性とコラーゲンのゼラチン化は全く別の話ですか?
- ベストアンサー
- 生物学
- 胸焼けにアルカリイオン水は効果がありますか
胸焼けに時々なります。食道通過時にアルカリ性の食品を探してアルカリイオン水を 見つけました。 アルカリイオン水を少量飲んだら胸焼けが止まった感じです。酸を中和したからですか。 イオン水が胃酸を流したからですか。 炭酸煎餅やポカリスエットも効果が ありますか。お教え下さい。
- ベストアンサー
- 病気
- 重曹で虫歯を予防できませんか
友人が虫歯は細菌が作る酸により歯が溶けることで起こるのなら重曹でうがいをして口の中をいつもアルカリにしておけば、歯をよく磨くことと同じくらい効果があるのではと言っていました。重曹でうがいをすることが体に悪くないのなら自分もやってみてもよいかなと思っておりますが、どうなのでしょうか。そういう研究はないのでしょうか。
- ベストアンサー
- デンタルケア
- 虫歯は酸を中和すれば防げますか
虫歯は糖から作られる酸によって脱灰することが原因ならば、この酸を中和すれば予防できるのでしょうか。現在までそのような方法が普及していないところを見ると何か中和ができない理由があるのだと思いますが、実際はどうなのでしょうか。
- ベストアンサー
- デンタルケア
- アルカリ性は肌を侵す、では酸性は?
よろしくお願いいたします。 学生時代に化学の実験で水酸化ナトリウムの粒を扱ったときに、直に手で触らないこと アルカリ性は肌を侵し、溶かすと注意されたことを覚えています。 アルカリ性の温泉や石鹸などで肌を洗うと、ヌルヌルしてきて、これは細胞が解けているんから ヌルヌルするんだといわれました。 ヌルヌルの原因は肌が解けたものなんでしょうか? また酸についてはどうなんでしょうか?酸というとスっぱいということぐらいしか覚えていませんが 酸はアルカリ性に対して肌を溶かすのではなく、焼くということを聞きましたどうなんでしょうか? どちらもあまり身体にはよくないような印象ですが・・・ 虫歯などは酸で溶かされてなるということも聞いたりなんかもします。 酸とアルカリは身体にどのように作用するのか教えてください。 なるべく専門家の方にお聞きしたいです。よろしくお願いいたします。
- ベストアンサー
- 化学
- 虫歯の原因になる酸は何ですか
虫歯はミュータンスという細菌が砂糖などを分解してできる酸によって石灰質が浸食されてできるということですが、何という名前の酸なのでしょうか。またその酸を中和してやれば虫歯は防げるのでしょうか。
- ベストアンサー
- デンタルケア
- 胸やけをすぐに中和させる食品は?
嘗て胸やけになったときパンシロンGを一舐めすると治ったことがありました。 最近胸焼けすることがあるので酸をすぐに中和するアルカリ性の食品が あったらお教え下さい。バナナを少量口の中で液状にして飲めばいいと聞いて やってみたのですがパンシロンほど効果がありません。 宜しくお願い致します。
- ベストアンサー
- 病気
- 胃の中のアルカリ性と酸性
いま運動する機会が多く、アミノバイタルを毎日飲んでいるのですが、何かの本で、アミノ酸を多く採ると胃の中の酸が多くなりすぎ、体が酸化するため良くないとありました。ということで、アミノ酸をたくさん採る時は、ポカリスエットのようなアルカリ性のドリンクなどを飲んで、胃の中を中和させればいいんでしょうか?誰か教えてください。
- ベストアンサー
- 栄養・サプリメント(健康)
お礼
丁寧にご説明いただき感謝いたします。