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憲法 正誤問題

憲法についての正誤問題です。どれが誤っているのか教えてください。(理由もつけていただけると嬉しいです) 1.権力分立は、国家権力を集中せず、分離し、異なる機関に担当させ、相互の抑制均衡をはかる制度であり、それは国民の政治参加を促す民主主義に基づく制度である。 2.現代国家では、行政権が肥大化し、行政府が国の政策決定において事実上中心的な役割を果たすようになっており、行政権優位の実態が目立っている。 3.政党の発達とともに、議会と政府との対立という構造から、政府・与党と野党との対立という構造へ変化している。 4.裁判所による違憲審査制は、憲法の最高法規性を担保し、立法権による侵害から人権を保障する制度として、とくに第二次世界大戦後、多くの国で導入された。

みんなの回答

  • hekiyu
  • ベストアンサー率32% (7194/21844)
回答No.3

これは極めて基本的な問題です。 間違いは「1」です。 憲法は大きく二つの原理からなっています。 一つは国民主権、民主制という原理です。 もう一つは、自由主義原理です。 権力分立は民主的原理に基づくものではなく、自由主義的 原理に基づくものです。 民主的原理を徹底すすれば、行政も司法も不要なはずです。 議会とそれを現実化する組織があれば十分です。 しかし、民主的原理だけだと議会独占になり少数者や個人の権利が侵害される 怖れが出てきます。 民主制といっても、多数決になりがちですから、そして多数決が 常に正しい訳ではありませんので。 そこで、民主制原理が弱い行政を造り、民主制原理が更に弱い司法を 設置したのです。 これらを議会と対立させ、国民の自由を守ろうとしたのが 権力分立原理です。 つまり、国家権力を三つに分けることにより、弱体化させもって 国民の自由を守ろうとしたのが権力分立原理です。 反面、自由主義原理だけなら、三権分立にする必要はないのです。 四権分立でも五権分立でも、多ければ多いほど、国民の自由は守られ ます。 しかし、これでは今度は民主制が徹底できません。 それで三権分立としたのです。

  • fujic-1990
  • ベストアンサー率55% (4505/8062)
回答No.2

 間違いはいくつですか?  1つだとすると、1番も言い回しがおかしいのですが、間違いは3だと思います。  「議会 対 政府」という対立構造から、「政府・与党 対 野党」という対立構造へ変化したのは、「議院内閣制」を採った結果です。  政党の発達とは無関係です。  アメリカの政党は十分に発達していますが、議員も大統領も別々に、国民から選ばれるという仕組みであるため、議会対政府の対立という図式になりがちです。  いまも、議会は共和党が支配的で、重要案件では、オバマさんと議会が対立するほうが多いんじゃなかったですか。  

  • NGWaveID
  • ベストアンサー率100% (1/1)
回答No.1

1が間違いです。 沿革的に、絶対王政の横暴から国民の権利を守るため民主主義が主張され、それを実現・担保するため立憲主義が確立されてきました。ただ、権力がある機関に集中するとその独裁が生じやすく絶対王政と同様の効果が生じ、たとえ民意による政権であっても、民主主義の精神に悖る結果を生じかねません。そこで、国家権力を集中させず、分離し、異なる機関に担当させ、相互の抑制均衡をはからせることにより、国民の自由に対する国家権力の横暴をなるべく抑止する仕組みとして三権分立が要請され、近代憲法に反映されることになったわけです。三権分立は国民の政治参加を促す仕組みというより、国民が政治参加する権利を有することを当然の前提として、国民の政治参加の自由、国家権力からの自由を保障する手段として編み出されてきた制度的保障の体系です。

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