• ベストアンサー

そもそも「時間」とは何なのでしょうか?

雪中庵(@psytex)の回答

回答No.6

時間についての問いは、一休さんのトンチ問答にある、「屏風の虎退治」を思わせる。 「その時間って何の事か言ってくれれば説明できます」 一般に考えられている普遍的な絶対時間は、相対性理論において否定されており、たとえばその4次元のミンコフスキー空間において、その1つの次元は時間軸であるが、その軸の方向は、相対運動によってそれぞれにとって異なるのだ。 その場合の「時間」というものは、たとえば超光速においてエネルギーは虚数になり、エネルギーは相互作用において自乗で作用するのでマイナス=時間軸逆行と等価になる。 そして「時間軸逆行」する素粒子が観察できるかというと、時間軸順行の意識にとって過去に向かう素粒子は、過去から来る反対の性質(CPT反転による)を持つ素粒子となる。 それによれば、過去から来た通常粒子と反粒子が、ここでぶつかって粒子2個分のエネルギーに変わる対消滅という現象を、過去から来た通常粒子が過去に向かって反射される=負エネルギー状態に落ち込む=粒子2個分のエネルギーを発する、のと等価だと考えられる。 こういう話をすると、「そんなのは時間反転じゃない。水に落とした赤インクが徐々に混ざってピンクになるのを逆転するのが時間反転だ」と言われる。 そうした議論によって、「時間とはエントロピー増大の方向性である」という定義も存在する。 しかし、この「エントロピー増大」とは“方向性がない”という方向性であり、たとえばよく「ランダムな方向に向かう」と言い換える人がいるが、たとえば箱の中に入れた紅白の玉が左右に色分けされる確率がないかといえば、その玉の数が数個であれば頻繁に起きるが、それを「時間反転」と言うか?という話になる。 要するに科学は時間について答えているが、質問者自身が時間について明確な定義がないために、満足できないだけなのだ。 たとえば、「無の潜在としての認識可能性の“断面”の移動=自我仮説に対する、相補的な時空仮説の発生」と端的に言ったところでよく分からず、たとえば; 1.時間の不可逆性は、一般的(統計力学的)には「エントロピー増大」とされるが、微視的(本質的)にまで通用する不可逆現象としては、宇宙の膨張=不確定性(h)で相殺すべき空間の増大=不確定性の収束(cの減少)。 即ち各時点で、原理的レベルで異なる定数によって成る=異なる認識可能性を一つの軸(自我同一性)にするところに、時間性は依拠している。 2.全ての環境認識は、認識体の感受表面における量子相互作用(光だけでなく、音や触覚のような運動量の交換や、味覚や嗅覚のような化合物の反応も、最終的には量子相互作用であり、その“向こう”にある媒質の違いに過ぎない)である。 そこにおける、光や音のような情報性(先行感覚)に対して、触覚や味覚のような実体的感覚の蓄積を相関させる、即ち経験(時間的記憶)による予測(空間的広がり)として、時空は生じている。 3.存在の実態において、現象表面的には静止していても、細胞レベルでは新陳代謝し、分子は振動し、原子レベルでは回転し、という具合に、現象階層性を遡るほどに、より高速で運動しており、スーパーストリングやM理論といった“究極の理論”においては、量子相互作用=光速に至っている。 光速で運動する物体は時間が経過しないという事からいえば、時間の流れ=宇宙の発生は階層現象表面性に付随して派生するものであり、原理的には宇宙の果てのビッグバンの壁と“瞬間相互作用”でつながっている=現象表面的時空仮説に対する“光の風(量子相互作用)”=認識可能性における無の射影として、存在性は発生している。 4.無の無限性(確率的存在を無限に詰め込むと、存在確率の山が平坦になって無と等価)の潜在としての認識可能性の仮説的移動(時間的流れ=自我仮説)による時空仮説(空間的広がり)における無への相殺としての量子性=光速に対して、その階層現象表面的な定性化(経験的な予測)において生じる非光速性の、超光速(エネルギーが虚数になる=相互作用(自乗)においてマイナス=時間軸逆行と等価)領域を過去とし、光速以下を未来として、「自己(現在=感受表面=光速)からの過去(経験=時間=超光速)と未来(予測=空間=光速下)の対発生」という構造が成り立つ。 5.過去(経験)による未来(予測)として存在性が生じる時、その超光速(光速下と超光速領域を分ける認識体はブラックホールと相同)における時空軸の転換において、仮想的延長において直交基底をなす時間軸(過去の経験)と空間軸(未来の予想としての空間的広がり)は同一軸であり、即ち、存在性の本質をなす不確定性原理における二対の相補性、「位置(S)と運動量(位置の時間的変化St)」「時点(T)と質量(時間的相対運動Ts)」は、本質において同一軸であって「相補的」ではなく、仮想的現在への延長において生じているということだ。 6.こうした条件を認識した上で、相対性理論の規定する四次元時空の方程式を見ると、時間項がマイナスになっていて、時間軸と空間軸の等距離点に“ライトコーン(量子相互作用)=0の広がり”、という界面原点が生じることも納得できる。 時間軸は、自我仮説性が持ち込んだ“余分な軸”であり、それによって生じた時空仮説に対して、相対性理論における光速限界や量子力学における相補的不確定性は、無の射影としての補完的なものなのだ。 原理的に無であるとは分からないことが、有限性を生じている=存在の本質なのだ。 基本的な内容だけでも、こうした認識論から素粒子論までの幅広い(それも等価性による再解釈を伴う)理解が、「問うている時間とはどれか」の特定には必要であり、何について問うているのか分かれば、既に答えは得ていると言えるだろう。

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