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発音の違いをIPAで表す方法

フランス語の[l]で終わる単語は舌を上あごに付けて離すまで声を止めないことが多いので「ル」のように聞こえます。 一方、英語の[l]で終わる単語は舌を上あごに付けた段階で声を止めることが多いので「ウ」のように聞こえます。 この2種類の[l]の発音の違いをIPAで表すことはできるでしょうか? 内破音を表す記号を使えば表せそうですが この記号って破裂音以外にも使っていいのでしょうか?

みんなの回答

回答No.6

英語のLは口蓋歯茎側面接近音 [ɫ] ではないですか。

checosequesto
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 しかし、論点は声を止めるタイミングと舌を離すタイミングの話ですので 口蓋歯茎側面接近音かどうかは関係ないように思います。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.5

    #1です。下記を引用すれば簡単だったのですね。     The IPA is designed to represent only those qualities of speech that are distinctive in spoken language: phonemes, intonation, and the separation of words and syllables. http://en.wikipedia.org/wiki/International_Phonetic_Alphabet     ウィキの日本語版では違いますが only とあるところに IPA(音素記号)が音声記号でない事が明記されています。お読みになった音声学の本ではこの区別がされていなかったのかもしれません。     

checosequesto
質問者

お礼

SPS700さんは音声学の本を読まれたことがないように感じます。 一度音声学の本を読んでみてください。 少なくとも「国際音声記号ガイドブック」という本にはSPS700さんの主張とは正反対とも言えることばかり書かれています。 「改訂音声学入門」という本には「こんな細かいことまで表記するの?」ということまで書いてあります。 本当はどなたかにベストアンサーをつけたいのですが 「正解者」がいなかったのでなしとさせていただきます。

checosequesto
質問者

補足

名称が「国際音声記号」なのに「音声記号でない事が明記されています」というのは変な感じがします。 ウィキでは結構間違った記述が多くありますから(専門的な記事では素人には気付かないような誤りが多い)、それを引用されても信じることはできません。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.4

    #1です。補足です。 >>でも、両者のlは(少なくとも日本人には)語学素人でも聞き分けられるほど違いの大きい音なので、IPAが二言語間の差異を表すものではないにしても全く表記する方法が存在しないというのもにわかには信じ難いのですが……。     IPA は一つの言語の中で意味上の区別に必要な特徴が書き分けられる、と言うのがその目的で「語学素人が聞き分けられる」差を書き分ける事ではありません。    事実「語学素人」は方言の訛り、音調の個人差などを2歳ぐらいでも鋭く聞き分けますから、別に比較の対象にはならないと思います。    IPA をエルの変種の書き分けに使うのは、擂り粉木を耳かきの代わりに使うようなものだと思います。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.3

    #1です。やり直しです。     内破音は、「外破音」に対するものですが、この二つの間に音韻的に有意義な境界のある言語は見つかっていないので、例えば中国語系統の粤語、などでは音節の中の場所で自動的に起こる現象なので、記号に表す必要がありません。     言い換えれば IPA は、音韻の単位を書くもの、内破音表記は、その目的とは異なる音声の微細表記の分野のもの、と区別されます。     ですから次の3つの理由で、この場合は、当てはまらないのではないかと思います。 1。IPA の目的は、音声学的微細表記が目的ではない。 2。IPA の目的は、フランス語と英語の差、のような二言語間の差異を表す事ではない。 3。内破音は、破裂音以外には普通使わない。          

checosequesto
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 それでは「IPAには舌を離すlと離さないlの違いを書き表す方法は存在しない」ということなのでしょうか? でも、両者のlは(少なくとも日本人には)語学素人でも聞き分けられるほど違いの大きい音なので、IPAが二言語間の差異を表すものではないにしても全く表記する方法が存在しないというのもにわかには信じ難いのですが……。

  • BASKETMM
  • ベストアンサー率29% (240/806)
回答No.2

回答にはなっていませんが、参考になればと、割り込んできました。 全くの素人ですが、次のサイトは面白いと思います。発音記号のリストです。 http://de.wikipedia.org/wiki/Liste_der_IPA-Zeichen へ行って下さい。ドイツ語のサイトですが、表の中の発音記号をクリックすれば、その発音を聞くことが出来ます。ドイツ語が分からなくても、簡単に利用出来ます。補助記号の解説は自動翻訳でもおよその意味は分かります。 ドイツ語以外のサイトで、発音を聞ける物があったらどなたか教えて下さい。

checosequesto
質問者

補足

Q&A掲示板にありがちな「回答者よりも質問者のほうが知識を持っている」というパターンでしょうか。 質問者の知識レベルを回答者が特定するのは難しいので、あまり極端な例を除けば仕方のないことではあります。 >ドイツ語以外のサイトで、発音を聞ける物があったらどなたか教えて下さい。 東外大のサイトやフリーソフトのIPA Helpなど、たくさんあります。 ただしIPA Helpは新しいOSだとバグって正常に動作しません。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.1

IPA は下記のように、いろいろな言葉の音(=音素)を書くために作ったものですから、大雑把な区別は、書けます。     細かい事はある程度まで下記の「補助記号」で書けます。     http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E9%9F%B3%E5%A3%B0%E8%A8%98%E5%8F%B7 でご質問ですが 1。この2種類の[l]の発音の違いをIPAで表すことはできるでしょうか?    フランス語、英語の差を書くと、2種類では済まないでしょう。いわば精度を上げると個人差まで書き込むことになり、IPAの範囲を超えると思います。 2。  内破音を表す記号を使えば表せそうですがこの記号って破裂音以外にも使っていいのでしょうか?     慣習としては日本語、朝鮮語、東南アジアなどの「破裂音」に使いますが、l (エル)に使ってはいけないと言う規則はないようです。またたいした意味も無いですし     『 「 の水平部分が、垂直部分の左にのびている補助記号』は英語の、、、などといちいち言うのは大変ですね。     

checosequesto
質問者

お礼

>フランス語、英語の差を書くと、2種類では済まないでしょう。いわば精度を上げると個人差まで書き込むことになり、IPAの範囲を超えると思います。 この点に関しては、音声学の本を2冊ほど読んだ限りでは、「発音の微妙な違いを読者に伝えたいときだけ補助記号を使用し、そうでなければ使用しない」というスタンスでIPA表記されているものが多かったです。 1つの文字(IPA)に2個も3個も補助記号がついている場合もあれば、全くついていない場合もあります。 しかし、補助記号の多さによって両者の発音が異なるというわけではありません。 だから「いわば精度を上げると個人差まで書き込むことになり」という指摘は、そこまで細かく表す必要性がないので問題ないと考えます。

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