心の中の頑なな私

質問

• 私が変わりたいと思っていながらも、怠け癖やテキトー癖が出てしまうことに悩んでいます。
• 心の奥底に閉じこもっている根元と向き合いたいと思っていますが、どうすれば良いでしょうか。
• 私は育った環境や精神的な欠陥に関わらず、自分自身の努力で変わりたいと思っています。

回答No.6

zebura23

私は性格というものは、
取捨選択するものではなく、統合していくものだと捉えています。
それは嫌な性格を捨てて、
好ましいと思う性格を取り入れるという作業ではないと思うのです。
なぜならどの部分も間違いなく、自分の一面だからです。
私の本性は怠け者で大雑把で、ちょっと意地悪ですが、
それ丸出しだと人間関係もまずくなり、生活も乱れて支障を来たすので
そうでない別の面を表現して生活しています。
昔はそのままを他人にもぶつけて生きて、いろいろトラブルも経験し、
あなたのように自己嫌悪の極みまでいきました。
人間の性格は変える必要はありません。
それは変えるものではなく、
自分の中にある別の面が生きられるようになればいいのです。
それを私たちは「変わる」というのです。
私たちの持つ多面性は
細かくカットされたダイアモンドのようなものだと思います。
そのさまざまな面の中には、
誰にも共通の怠惰癖であったり、大雑把、めんどくさい、などの
一面ももちろんあります。
でもあなたが今嫌いだと考えているそれらの一面は、
もうひとつ別の顔を持っていることをお伝えしようと思います。
すべての物ごとには必然的に多くの面があり、
一つだけの面しかないものはこの世に、宇宙に存在しません。
当然あなたも私も、まだ発見していない多くの性格を持っているはずです。

たとえば「怠惰」という表現は否定的に使いますが、
別の顔は「リラックスできる」「動じない」「緊張しない」「心配しない」
というような面です。
そして世の中にはあなたのようにリラックスできず、
緊張して不安と心配で心がいっぱいの人たちがたくさんいるのです。
また自己中ですが、これも別の見方をすると誰もが自己中です。
ただ世の中には、自分が不愉快にさせられたり迷惑を被ったと思ったり、
傷つけられたと思うと、自己中だと言って他人を責める人がいます。
しかし立場を変えてみれば、自分可愛さに他人を責めるだけで、
自分は何も変わろうとしない立派な自己中であることに代わりません。
自分を不愉快にさせた人を許して受け入れようとはしないのです。
このように自分について、
今のところ知っていると思う自分の性格について、別の見方をしてみてください。
それは自分のあり方を肯定し、認めて許そうとする優しさです。
私の味方は自分しかいません。あとはみんな他人です。
その自分が自分を責め立てて、嫌ってしまうようでは、
私はいったいどうやって立ち直ったらいいのでしょうか？
自分を支えて勇気を与えるのは、医師でもなければ薬でもありません。
それは自分しかいないのです。
人に気に入られようとすることに気を取られないようにしてください。
そうするときまさに「気を取られて」、
自分のエネルギーが流れ出てしまいます。
あなたがこれまで生きて行なってきた行為のすべては、それがどうであれ、
その時点で
自分にできる精一杯の生き方であったと自分を認め、許してください。
なぜなら
これまでの自分を認めて許すことで、これまでの自分を終わらせ、
これからの自分を新たに始めることができるからです。

お礼

自分に自信がないばっかりに、人に気に入られようと、人は普通、どうするのかばかり探り、そのような行動をとってきました。だから自分には軸がないし信念がありません。だから毎回、行動がぶれるし、毎回言ったこと、やったことを覚えてないのだと思います。これからやらなきゃいけないこともそうなのかもしれません。
自分の悪いところは出ないようにし、いいところが前面に出るようにする。なるほど、自分の嫌なところを変えるのではなく…。一層の理性が必要そうですね。私の大きな問題の１つには理性が足りないことがあります。自分に甘いのです。
自分を認めて許したいですが、私の今の環境下（子育て中）では、できません。
とてもわかりやすく細かくアドバイスいただき、ありがとうございます。