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息子に薦める本は?

booterの回答

  • booter
  • ベストアンサー率34% (269/769)
回答No.8

他の人に比べれば読書量は少ないのですが、ご参考になればと思い回答します。 まずマンガが好きとなると、そのマンガの記述の中でセリフまわしの文字が多いだけで、げんなりして読まなくなります。ましてや本など、という感じです。 ですので、最初は歴史のマンガや哲学的なマンガを読ませた方が宜しいかと思われます。 私からは「花の慶次」「寄生獣」「勇午」をお薦めします。 もう少し長くて良いのであれば「うしおととら」「鋼の錬金術師」「SLAM DUNK」「はじめの一歩」も内容がかなり健全なのでこちらもお薦めしたいですね。 「ぼくんち」「営業物語」「14歳」も大変面白くお薦めしたいのですが、内容に耐性が無いとまずいので大学合格後くらいで良いと思います。 次に書籍になりますが、こちらは難解なものより対談形式のものや口語のものが良いです。 頂上対談-新潮文庫-ビートたけし http://www.amazon.co.jp/dp/4101225281 ※ちなみに同著ビートたけし氏による「巨頭対談」も大変面白かったのですが、インタビュー対象が今の若者世代に分からない人が多いかと思ったので、こちらの頂上対談を薦めさせて頂きます。 インテリジェンス-武器なき戦争-幻冬舎新書-手嶋-龍一 http://www.amazon.co.jp/dp/4344980115 こちらも対談形式なのですが、国際情勢などが絡むのでいささか内容は難しいです。 ただ、インテリジェンス(俗に言えばスパイ)の事で、現在の日本にもそうした優れたインテリジェンス・オフィサーがいるのだ、という点について突っ込んで話していますので、グイグイ引きこまれます。 マンガっぽい文芸と言えばライトノベルなのですが、これとは別に「マンガっぽい」文芸をあげて見ます。スタート地点はこの辺からがいいと思います。 (ただ読む人を選ぶ作品群になってしまいましたが・・・) マルドゥック・スクランブル―-First-Compression-圧縮-ハヤカワ文庫JA http://www.amazon.co.jp/dp/4150307210 マルドゥック・スクランブル―-Second-Combustion-燃焼-ハヤカワ文庫JA http://www.amazon.co.jp/dp/4150307261 マルドゥック・スクランブル―-Third-Exhaust-排気-ハヤカワ文庫JA http://www.amazon.co.jp/dp/415030730X 第24回日本SF大賞受賞。三冊でワンセットです。 尚、続編の「マルドゥック ヴェロシティ」と上記のリメイクである「マルドゥック・スクランブル完全版」があるのですが、まずは上記の3作から。 「Second-Combustion-燃焼」の後半から始まるカジノシーンが大変評判が良く、私もこの部分が楽しめました。作者の才能に嫉妬。 夜は短し歩けよ乙女-森見-登美彦 http://www.amazon.co.jp/dp/4048737449 第20回山本周五郎賞受賞、第137回直木賞候補、2007年本屋大賞第2位。 煙か土か食い物-講談社文庫-舞城-王太郎 http://www.amazon.co.jp/dp/406274936X 第19回メフィスト賞受賞。 後宮小説-新潮文庫-酒見-賢一 http://www.amazon.co.jp/dp/4101281114 日本ファンタジーノベル大賞第1回大賞受賞。 ファンタジーノベル大賞という冠がついた賞がついたからには、選考側としては剣だの魔法だのと言う作品を期待していた所、こんな異色の作品が受賞してしまい、一気に賞自体のハードルがグンと上がってしまったといういわく付きの作品(?)。 ちなみに日本ファンタジーノベル大賞の第2回の大賞に受賞作品が無いというのもそれが影響したのではないかという笑い話もオチにつくという。 これを原作にアニメ映画「雲のように風のように」が作られました。 上記まで読み進める事まで出来ましたら、次はこちら。 書籍紹介でほぼ必ず紹介しています。 学問のすゝめ(伊藤正雄校柱版) http://www.amazon.co.jp/dp/4061597590 本来は上記を薦めたいのですが、高校入学くらいでマンガが好きなのであれば上記の文体はつらいので、 学問のすすめ-現代語訳-ちくま新書-福澤-諭吉 http://www.amazon.co.jp/dp/4480064702 の全訳版が良いと思います。 一万円札の肖像でお馴染み、福澤諭吉の学問のすゝめですが、私は生涯の読書はこれ一冊で良いと思っているくらいです。 なぜ勉強をするのか、というのが書かれているのですが、私は超がつくほど納得しました。 そもそもの「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」という言葉で始まるのですが、福澤が言いたいのは全く逆です。 簡単に概略だけ書きますと(私の脚色も少し加えました)、 「『天は人の上に人を造らず』と世間では言われることがあるが、実際はどうだろう。『実際にはそうではない』。  賢い人もいれば愚かな人もいる。貧しい人がいれば富む人もいる。そんな差が生じるのはなぜだろう。  それは知識が有るか無いかの差だ。知識があれば難しい仕事ができる。難しい仕事が人に富貴を与える。  天は人に対して富貴を与えるのではなく、その働きに富貴を与えるのである。  ならば、その働きができるような知識を得るべく、学問をすべきなのだ。  学問を勤めて物事をよく知る者は、貴人となり富人となり、無学なる者は、貧人となり、下人となる。」 「役に立たない学問は学問ではない。憶えるべきではない。」 「世間の事物、進まざる者は必ず退き、退かざる者は必ず進む。進まず退かずして瀦滞(ちょたい:その場所に留まって動かない事)する者はいない事を理解すべきである。」 「世の中のことはケガのはずみで出来るわけではない。良い事も悪い事も必ず人の意思があってできるものである。」 「日本中、日本一となる自分の腕をふるう舞台には困る事はない。場所に寄らず、どこでも自らの力をふるうべきだ。」 ---- 上記の他にも、読み物として面白かった本として、下記を書いておきます。 繁栄――明日を切り拓くための人類10万年史-マット・リドレー http://www.amazon.co.jp/dp/4152091649 http://www.amazon.co.jp/dp/4152091657 100年予測―世界最強のインテリジェンス企業が示す未来覇権地図-ジョージ-フリードマン http://www.amazon.co.jp/dp/415209074X 激動予測-「影のCIA」が明かす近未来パワーバランス-ジョージ・フリードマン/ http://www.amazon.co.jp/dp/415209219X ---- 私からしてみますと、ここから岩波文庫の「国家」「世論」などの古典や、あるいはゲーテの「ファウスト」に読み進めて頂ければ、回答者として望外の喜びなのですが、そこまで求められなければ上記の学問のススメまでで良いと思います。

ya1753
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。ライトノベルというジャンルは、私自身未経験で、なかなか手が伸びませんでしたが、この際一度チャレンジしようと思います。

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