• 締切済み

過去の現行法令

過去のある一時点における“現行法令”を、きちんとテクストとして用意したいときがあると思います。 一般に出回っているテクストは、“最新”のものと新規制定法だけですから、 新規制定法からその当時までの改正法を順次溶け込ますか、 あるいは現在の法令から逆に辿るかということが必要になるでしょう。 目指す時点がほんの最近やほんの初期ならいいですが、 改正の多い法令で10年分、20年分も溶け込まそうと思ったら並大抵の労力ではいきません。 しかも、条文や複数の文言がまとめて削除されていれば元の形は分からず、 逆に辿るということは多くの場合で不可能だと思います。 となると、目標点がつい最近であっても、 一から溶け込ましをやらなければならないということになってさらに酷い。 古い法令であれば、実質不可能でしょう。 研究者や実務家は、実際にどうしているのですか。 十数年ごとの六法全書を保管しておいて、 最も近い時点からやるのでしょうか。 しかしそんな涙ぐましい努力も、 有斐閣六法に載っていない法令には効きません。 この情報化時代に、そんな馬鹿げたことがあるとは思えません。 改正法を自動処理可能な形式でデータ化しておいて、 あらゆる時点の状態をその場で作り出すようなシステムがあるのではないですか? しかし、検索してもそのような話は全く見かけません。 どうなのですか、教えてください。 そしてその上で、職業法律家でない我々一般市民にも、 過去の法令を知る手立てはあるのか、合わせてお聞きしたいと思います。

みんなの回答

  • tk-kubota
  • ベストアンサー率46% (2277/4892)
回答No.3

お問い合わせのような具体的な方法はないと思います。 kirikaxfanさんは、何故、古い法令の改正途中を知りたいのですか ? ご存じのように、実務での法律の適用は、「その事実のあっ時点の法律」となっています。 従って、法全般の勉強ならばかまいませんが、実務では、法改正の経緯など全く必要ないと思います。

kirikaxfan
質問者

補足

「必要がない」という回答や「なぜ必要なのか」という逆質問は非常によく見かけますが、 必要があるから質問しているのです。 よほど核心的な指摘でもない限り、そのような回答は軽蔑せざるを得ません。 必要かどうかを判断するのは、私なのであってあなたではありません。 一応答えておきますと、 たとえば防衛庁・防衛省の内部部局の変遷を知りたいと思ったときに必要です。 たとえば1973年の石油ショック当時に通商産業省の内部部局がどうなっていたか、とか、 そんなことを考えることもあるでしょう。 あるいは、刑事事件があった当時に、 どの法令がどのようになっていたかを知ることは、 その事件への後世の評価を確立する上で不可欠です。 私は質問文に「研究者や実務家」と書いております。 実務ではあまり機会はなくとも、研究においてはいくらでもあり得ます。 それどころか実務においても、上に掲げた例の後者において、 弁護士などが「実務」として必要に迫られることもあり得ると思いますが、いかがですか。 私は所詮素人ですから、より的確な指摘はあるでしょう。 その点、このようなことを私が書くのは非常に僭越なのですが、 少なくとも、「必要」はいくらでもあるということは分かります。 ものを知ることに、「不要」なことなどないということを、 「逆質問」への「逆回答」としたいと思います。 是非とも不明を恥じてください。 最後に言っておきますが、 > 法全般の勉強ならばかまいません あなたが「構」おうが何をしようが、私には関係ありません。

回答No.2

私が業務で使っているのは、ウエストロー・ジャパンの法令検索システムです。 この他、有斐閣の六法全書電子復刻版を利用しておられる方も多いのではないかと思います。 いずれのサービスも有料ですが、過去の時点における条文がきちんと出てきますよ。 なお、法学部を持つ大学の図書館の閉架には、昔の六法全書が並べてあったりしますが、 あれは飾りではなく、法令データ検索システムができる前は手作業で調べてた名残です。

kirikaxfan
質問者

お礼

感謝致します。 「法令の過去履歴」、というのですね。 ご紹介いただいたウェストロー・ジャパンと有斐閣六法の電子復刻版を使えば、 主要な法令の戦後の履歴については大方調べられることが分かりました。 しかしいずれも、ここで例に掲げている各省設置法は収録されていません。 政令である各省組織令などは微塵も掠めていないと思います。 できれば六法全書ではなく、現行日本法規か現行法規総覧の電子復刻版が欲しいところですね…。 加除式ですから、頁か法令で区切って、有効期間の属性を付加するとかすれば、 六法とは違ってデータ量もかなり効率的にできるでしょうね。 データ量削減の面では法令全書をデータ化して作った溶け込ましシステムの方が有利でしょうが、 マシンスペックによって多少の時間がかかってしまうかもしれないから、トレードオフでしょうか。 いずれにしても、全法令・全期間を収録して販売するのに十分なデータ効率ではないでしょうか。 まだ、本当にそういうものが存在しないのか、ということに関する回答はいただいておりませんが、 一般的にはご紹介いただいたもののような形でやられている、ということは分かりました。 ありがとうございます。

  • ara09
  • ベストアンサー率33% (34/102)
回答No.1

私は法律のプロではないので、これが正解ではないと思います。 業務で法律に関わる方の多くは、各種法律(特に自分の業務に必要な法律)の書籍を毎年購入されて保管していると思います。 私はそこまではしておりませんが、私の業務に必要な法律は、定期的(1週間に1回程度チェック)にネットでダウンロードし、最新改正日付毎に全て保存しております。 地元の市役所に行けば官報が無料で閲覧できますが、おっしゃる通り溶け込みを元に戻すのは至難の業です。 すでにご存知かもしれませんが、法令関係に興味があれば「羊々亭」で検索をすると、ナマで法令に携わる方々の情報を得られるかも知れません。 では、再見!!

kirikaxfan
質問者

補足

たとえば今、手元にある国土交通省設置法を見てみると、 1999年に制定されてから既に55回ほど改正されています。 たとえば2007年4月1日時点でこの法律はどのような状態だったのか知りたいとする。 そうすると、40本の改正法の溶け込ましをやる必要があります。 現在からの復元が可能だったとしても15本です。 制定からたったの12年でこれです。 120年経っている法律もあるわけです。 当然こんな法令は六法には載っていませんから、 六法を倉庫に積んでおいてもだめです。 或る時、歴史的研究のために10年前の法令を知りたいと思っても、 ピンポイントの法令を保存していなければなりませんから、 ご指摘のような方法は採り得ません。 目標点が自分の生まれる前なら言わずもがな、 保管しているはずがありませんね。 小手先のテクニックというよりも、 国家の根本問題としての法制について問うております。 延いては、改正法方式による法制はデジタル時代に適する代物か、 というあたりまで突っ込んだ所見がいただきたいところ。

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