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多世界解釈 パラレルワールド 宇宙の数は?

noname#175206の回答

noname#175206
noname#175206
回答No.5

 補足、承りました。#4です。  物理学的に意味のある変化が起こり得る、あるいは観測し得る最小の長さ(大きさ)や最小時間については、プランクという名前を冠した最小単位があります。  しかし、確率ということについては最小はありません。また事象数が無限大でも確率が存在します。  少し例で説明します。  確率は0~1で表されます。0%~100%でもいいですが、まあ、0~1としておきましょう。  コインを投げて、表か裏かは、それぞれ1/2=0.5の確率ですね。  コインを投げて表裏が確定するまでの過程まで考えると、そこも確率で世界が分岐してややこしいですから、ともかく表か裏かが確定した段階を考えることにします。  多世界解釈では、これで少なくとも2つの世界に分岐しています。  しかし、コインの表裏と同時に、それぞれの世界で無数の事象が確定したはずです。  つまり、コインの表裏に注目するとして、それは二つの世界に別れたけれど、その二つ自体が無数の世界の集まりと考えることができます。  いきなり無限大とするとややこしいので、まず有限で考えます。  コイン以外の条件は同じでしょうから。、コイン表の世界がn個あれば、コイン裏の世界もn個あるでしょう。  その比は、n:n=1:1と半々です。nをどんどん大きくしても、1:1のままです。  nを幾らでも大きくして無限大に近づいて行っても、1:1であることは全く変わりません。  無限大≡∞というのは、直接には計算に使えません。概念だからです。もし数同様に扱うと、「∞+1=∞ ∴1=0」みたいなへんてこなことになり、数学ではなくなってしまいます。  しかし、有限の数を幾ら大きくしても1:1のままであるなら、∞においても1:1であるだろうとするのが数学の「極限値」という考え方です。  ですから、コインの表の世界群が無限大、同じくコインの裏の世界群の世界群も無限大であっても、両者の比率は1:1です。  つまり、そのコイン以外のことは分かりませんが、少なくともコインの表の世界のどれかに行く確率は1/2=0.5、同じくコインの裏の世界のどれかに行く確率も0.5と、イーブンです。  ここで、無限個ある世界のどれかに行くということについて少し。  いつも一つから無限個に分岐を続ける世界のどれかを選びながら(あるいは選ばれながら)、ずっとたった一つだけの世界を生きているわけです。  この一つの世界を選んだ確率が考えられるかどうか。  n個の世界からランダムに選んだら、確率は1/nです。nを幾らでも大きくする、つまりnが無限大での確率の極限値は0です。  0というのは、確率として「起こりえない」ということになります。起こりえないことは存在しません。  しかし、実際には一つの世界を選んでいます。そうだからこそ、こうしてキーボードを叩いたりしています。  いわば、長さ1のどこかを先端の大きさが0の針でデタラメに突いたようなものです。長さ1というのを実数の数直線で0~1だとすれば、必ず何らかの確定した数字になっています。そこに数字が無いということはありません。でも、0~1であっても、その間にある数は無限個です。無限個から一つ選んだわけです。  こういうときは、やはり概念ですが、「無限小」という数のような概念を用いても良いです。無限小は、0より大きいけど、どんな正の実数よりも小さい数です。  まあ、無限大よりへんてこな感じですが、実は極限値、さらには微分などで頻繁に使っています。  微分をdy/dxなんて書いたりしますが、このdyやdxが無限小です。  小さい有限の変化量をΔを付けて書いたりするんですが、y/xの小さい有限の変化を、Δy/Δxと書きます。  さらに分母と分子を極限まで小さくしたと考えたのが、dy/dxです。dx>0ですが、どんなに0に近い実数より小さい数です。だから、0で割っているわけではありません。でも、はっきりした数を書くこともできません。  そんな、へんてこな数もどきが無限小ですが、既に高校数学ではバンバン使っていますし、数学はもちろん、物理学や経済学などでも必須の数学の道具です。  あるいは、無限個あるボールから一つ選ぶ、とイメージしても構いません。ある一つのボールが選ばれる確率は、無限小でしょうけど、必ずどれか1個を選んで手に取ることはできるわけです。無限個あるから手に取れないということはありません。

yohei75
質問者

補足

長文回答ありがとうございます。 わかりやすい例でなんとなくわかりました。笑 疑問なのは、無限同士で1:1が成立するというのはそうなのかなという気もするんですが、無限同士で1:2とかそれ以外の確率も発生しうるんでしょうか? 無限であってもボールは取れるというのはよくわかるんですが、そのボールが確率的大きさを持つのが感覚的にとても不思議です。

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