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史学部で歴史を学ぶとは

私は史学科の1回生です。 大学で学ぶ歴史は高校までの暗記とは違い、自分で考えたり調べたりするものだと思っていたのですが、 今授業でやっているのは、日本・東洋・西洋の通史ばかりで、テストはその中からいくつか記述問題が出されるという形式です。 教授は「歴史は暗記ではない」と言いますが、テストのために、今まで教授が説明した内容を暗記しているだけです。 また、レポート課題においても、本来は一次資料を読み、自分なりの考えをまとめるべきなのでしょうが、分かりやすくまとめられた二次資料を読み、抜粋してまとめています。 趣味として歴史を知りたいのならそれでもかまわないと思うのですが、歴史を専攻し、歴史を学ぶ事を目的にしている私が、そんな態度で良いのだろうか、と悩みます。 しかし、それを解消するにはどうしたら良いのかも分からないのです。 私はまだ、一般常識的な通史もまだ頭に入っていないし、古文・漢文を読む事も出来ません。 一次資料をどうやって探したら良いかすら分かりません。 折角歴史を学ぼうと志したのだから、しっかりとやりたい。 そのために、最初はどういった努力をしたらよいのでしょうか? 具体的なアドバイスや、参考になりそうな書籍などがありましたら教えてください。 論点のはっきりしない質問ですみません。

みんなの回答

回答No.7

はじめまして、ただいま卒論を書いている真っ最中の四回生のものです。  さきの方もおっしゃってましたが、概略を完全にとは言いません、大まかに捉えることは非常に大事ではないかと思います。私は東洋史を専攻しているのですが、東洋史に限って言えば、宮崎市定先生の『中国史』上・下巻を読めば概略がわかると思います。また山根幸夫先生の『中国史研究入門』上・下巻は時代別・テーマ別に問題点、基本史料をあげられており役に立つと思います。ただ論文は最近のものが掲載されていないので注意。  古文・漢文は高校のときに習った知識で頑張って読んでくうちにじきに読めるようになってるものですよ。そんなにはなっから読めないって決めつけるのもちがうし、読んでやる!って意気込んでも一朝一夕に読めるものではありません。ただ机に向かって古文なり、漢文なりをうだうだと辞書片手に眺めてたら読めるようになるものですよ。(笑)  まだまだ時間はあります、頑張ってください。

  • suma21
  • ベストアンサー率19% (5/26)
回答No.6

私はずいぶん前に史学科を卒業しましたが、(日本中世史専攻)私は大学とは別に、ある大学の先生の私的な研究会に毎週通い、民俗学および、史料輪読(貴族の日記)をしていました。まぁ、4回生で卒論が本番です。あせらないでください。それまでは、他の人がおっしゃているように、基礎と、物事を見る目を養う時期です。人類学、民俗学など隣接諸科学も勉強しましょう。隣接諸科学のデータ処理の方法や発想は、日本史の史料を分析して卒論を書くときに大変役立ちますよ。通史はとても大事です。通史は人によって異なるといっても過言ではありません。歴史観によって、物事をどう位置づけるのか、が問われるからです。 たとえば日本の中世はいつからでしょう?様ざまな答えがありますよ。1192年1月1日からではないようですね。何を持って、どう意味づけるのか、いろいろな意見があります。そして講義している先生はなぜそう説明するのかを、しっかりと学んでくださいね。自分の発想を展開するのは、それからです。 頑張ってくださいね。

  • machirda
  • ベストアンサー率57% (634/1101)
回答No.5

こんばんは。現在大学院で東欧史を研究しているmachirdaと申します。 史学科ということですが、どの地域を専門とするかはもう決めていらっしゃるのでしょうか?それがわかればもう少し具体的にアドバイスできることがあるかもしれませんが、とりあえず私の経験からアドバイスさせていただきます。 歴史を専門とする場合、最初の段階で大きな枠組み(この場合通史)を理解する必要があります。日本史、中国史、西洋史と様々ありますが、それぞれ独立したものではなく、全体としての世界史の一部に過ぎないからです。その大きな枠組みを理解したうえで、個々の国史に進むことになります。 一次資料を読むにしても、いきなりその資料に挑むのは途方もなく大変です。まず概要を理解してから、深く勉強していくこと、これは遠回りに見えて実は一番近道のように思います(私の意見ですが)。「木を見るよりまず森を見よ」ということと同じだと思います。 私の場合ですが、東欧史(しかも古代・中世)専門ということもあり、まず言葉の壁がありました。もちろん現代語ではなく、その言語の古文です。いきなり一次資料を読めるはずもなく、翻訳を利用していました。原文で読めるようになったのは7年目に入ったごく最近のことです。 今は、ご自分の具体的な専門をまず決めることが重要だと思います。それから最も基本的な通史をしっかり頭に叩き込むことです。図書館などで各国史の通史に関する本がいくつもあるはずです(例えば山川出版社の本など)。 外国の歴史をやりたいのなら、その国の言語を学ぶことも重要です。 いずれにせよ、基礎がしっかりしていないと、その上に築いたものは揺らぎます。今は基礎を固めることに集中してみてはいかがでしょうか? 3年生ぐらいからゼミに別れることになるでしょうから、もっと具体的なことはそこからでも遅くないと思いますよ。長々とすみません。

  • rczd
  • ベストアンサー率29% (33/113)
回答No.4

ご自分がのめり込みたいと思っているテーマ(時期・人物など)が、今の段階でおありですか?日本中世~近世初頭であれば、  「史料綜覧」(東京大学史料編纂所編、全十七巻) をご覧になってください。学校の図書館にはあると思います。超詳細な歴史年表のようなもので、それぞれの事柄について出典が必ず載っています。残念ながら、仁和三年(887)から寛永十年(1639)しかカバーしていません。これで出典(一次史料名)を探し出せます。あとは学校の図書館を中心にその一字史料を探し出してください。何度も図書館に通って司書さんと仲良くなるのが手っ取り早いです。 読み方は慣れるしか無いと思います。  ・読み下し文:読んでいく順に言葉が並べてある文。  ・翻刻文:原文を印刷できる文字に直してある文。  ・原文(影印文書):ぐにゃぐにゃしてます。(汗 の順に慣れていってください。原文→翻刻については、様々な解説本が出ていますが、それ以外は慣れしか無いような気がします。 では、がんばってください。

  • izumokun
  • ベストアンサー率30% (1129/3679)
回答No.3

 史学科を卒業し、今は中学校の教員をしています。私の場合は、専攻したい日本中世史の研究室に通い、そこで古文書の講読と中世史に関する勉強会に参加し、土曜日の夜に行われた歴史哲学の勉強会に参加していました。  matutakeumekoさんが、これはと思う先生の研究室に、真摯に勉強会を行うサークルはありませんか?私はそういうところで鍛えられました。講義だけでは、育たないと思います。もし、そうしたサークルがなければ、matutakeumekoさんが作るべきです。  最初は2~3人でもいいじゃないですか。あなたと同じ事を思っている人は必ずいます。その仲間と勉強会を行えば、今のmatutakeumekoさんの悩みは解消されるはずです。

回答No.2

その気持ち、よーくわかります。 私も、史学科ではありませんが、(その響きがずっと羨ましかった・・・)4年間大学で歴史を専攻した人間です。 ちなみに専攻は東洋史。卒論は「曹操の人材登用について」。まあこれは余談として。 1回生ということは、今年入学された方ですよね? 大学で専攻した人間の9割がやはりこの時点で同じ不満を抱きます。大学というところは、はじめの1年から専門を専攻するようなことはせず、1年と2年のうちは専攻には関係ない分野の知識を学ぶ教養の時間に充てられます。だから、歴史専攻したのに理科とか数学とか英語とかフランス語とかやらされたりする。私もそれが面倒で嫌でしたし、同期の男性が教養をやるのが嫌で8年卒業せずに在籍した挙句に除籍されたりしているということもありました。これは仕方ありません。日本の大学のシステムがそうなっているのですから、最初の2年は教養をとりながら、勉強以外の学生生活を割り切って楽しんだほうがよいでしょう。 私自身も、最初の2年は、高校の授業とそんなに変わらないような通史でした。だから、テスト勉強も暗記してのぞむし、苦手な西洋史のときなんかは友人にノート借りて一夜漬けだったりしました。専門の漢文を読み始めたのも2年の終わりごろからでしたし。umekoさんのいうような状況を私も経験してきましたよ。 ただ、私の学校では1年の時に史学概論という、いわゆる資料の活用の仕方を教えてくれる授業がありました。そこで、自分が設定したテーマについての参考文献を探して、それが論文に活用できるかどうか、レポートを書くわけです。わたしはそのときに資料の活用の仕方を学びました。umekoさんのところではそういう内容の授業はなかったですか?もしなくても、自分で書籍を探すことは可能です。本屋さんに売っている一般書籍を最初の段階として、詳しく書かれている本などは参考文献が載っていますから、図書館などで探してみる。市町村の図書館よりも大学の図書館のほうが専門的な文書が多くありますので、在籍している間に思いっきり活用しましょう!また、専攻している歴史の先生がいるのなら、その先生の部屋を訪ねて聞いてみるのもひとつの手ですよ!せっかく大学に行っているんだから、施設や先生を活用しなきゃ。大学のシステム自体はしょうがないことなので、ここは受身にならず積極的に知識を積んでいきましょう。私は教授に「オタク」と言われたほどの知識だったので(お前に言われたかねーよ、てな感じですが・・・)卒論は張り切りすぎて「書きすぎ」と言われ、削るのに苦労した変わり者です。 大学といっても、所詮学校なので、システムは一緒なんだと割り切って楽しく学生生活楽しみましょう!

回答No.1

文学部全般に言えることだと思うのですが、学部の学生にとりまして、 自分の作品として卒業論文を一本まとめる事が、とりあえずの目標、 ということになると思います。 今はそのために、基礎的な知識を頭に入れ、テキストの読み方を学び、 資料の探し方を練習している段階だと思えばいいのではないでしょうか? 自分なりに勉強してみたいテーマというものは、少しでも興味をひかれた事柄について 手当たり次第にあたっているうちに、向こうの方から自然にみえてくるものだと思います。 まずは量をこなしてみる事、ということになるでしょうか? 例えば、日本史ならば日本史について、一応、すべての分野を網羅する 入門用の叢書のようなものがあると思います。 それを、自分の現在の興味関心に関わらず、とりあえずすべて通読してみるとか。 これは実践してみると、実際にはかなり苦痛なやり方ですが、 自分がどういう分野に関心があるかは、かなりはっきりとしてくるだろうと思うのですが。

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