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委任契約が無償な理由

beenの回答

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  • been
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回答No.2

なぜ、という質問であれば、法解釈学よりも法制史の問題かもしれません。 委任が無償をタテマエとする理由は、一般に、委任という契約カテゴリー成立の沿革にある、といわれています。 委任は、受任者を信頼して一定の事務を任せるものであり、受任者にはそれなりの見識があるのが前提です。そのような豊かな見識を有するのはいわゆる知識人(多くの場合は富裕者)であり、往時は、パンのために働く必要のない階層でした。委任とは、このような富裕な知識階層(医師、弁護士、教師など)の高級な知的労務を利用するものなので無償とされている、といわれています。 また、委任は、雇用・請負とともに他人の労務の利用に関する契約の一形態なので、現行法の解釈の基礎として「委任」の特性を理解したい、という趣旨ならば、民法の概説書の雇用や請負の部分も精読することをお勧めします。委任は、雇用・請負とともに他人の労務の利用に関する契約の一形態なので、委任が無償をタテマエとしている理由は、雇用や請負との差異からある程度看取することができるでしょう。

keitarou8
質問者

補足

回答ありがとうございます!! 重ねて質問なのですが、 beenさんのお勧めの本ありませんか??

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