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過飽和状態下の明暗ビン法による基礎生産力測定
海域におけるプランクトンの基礎生産力の測定で、明暗ビン法が用いられますが、 光合成による酸素の放出が高い場合、水中で酸素が過飽和状態になって、放出 された酸素が水にすべて溶けなくなると思います。 この場合、明ビンと暗ビンの差を求めても、正しい生産力は測定できなくなるので しょうか?
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何十年前の学生実習で同じ疑問を感じたことがあります。例えば、20℃、1気圧では、飽和溶存酸素量は、9mg/L以下のはずですが、明ビンでは飽和溶存酸素量よりもはるかに高い値になるときがあります。 これはうっかりしがちですが、飽和溶存酸素量とはあくまでも大気(空気)中の酸素の場合です。プランクトン等の光合成では、酸素が発生するのであって空気が発生するわけではありません。ですから明ビンの中では、窒素等の分圧(4/5)がかかりませんから、飽和溶存酸素量は大気に比べて5倍程度溶けることが出来ることになります。大気中ならば確かに過飽和ですが… これを超えますと脱気(泡が出始める)が始まるかも知れません。しかし、脱気しているかしていないかは見ればわかります。脱気していないのならば全て溶解していることになります。何かの参考になりましたでしょうか。
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noname#147362
回答No.1
できる。
質問者
補足
さっそく、回答いただきまして、ありがとうございます。 すみません。どういう理由でできるのか教えていただけますでしょうか? お願いいたします。
お礼
ご回答、ありがとうございます。 酸素以外分の分圧がかからないというところを見落としていました。 ご説明を読み、納得ができました。 どうもありがとうございました。