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日本と中国のGDP
少し前になりますが、日本のGDPが中国に追い抜かれたと騒いだ時期がありました。 このことに関して、あるサイト(URLは失念しました)で次のような記述がありました。 「中国のGDPはずっと日本のGDPより大きかった。日本のほうが大きいのは最近100年程度であり、昔の状態に戻っただけだからあまり騒ぐ必要はない」 これは事実でしょうか。このことを肯定或いは否定する裏づけをご存知の方は教えてください。
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- Kunfu
- ベストアンサー率38% (164/424)
>購買力平価に意味があるかどうか置いといて(後進国のほうが、高めの数字が出るんですよね。何でだろう?)、単なる思い込みでないなら具体的なデータをお願いします。 世界銀行とIMFにデータがあります。見に行ってください。 >例えば、日本では奈良時代も鎌倉時代も水田1ヘクタールあたりの収量は変らないと仰ってますか。その根拠は何ですか。 それを説明するために出したのが世界の一人当たりGDPのグラフです。 西暦元年から1900年代まで、一人当たりGDPが横ばいであるから、生産性が伸びていないと言っているのです。 potatoroomsさんがおっしゃるように、日本は江戸時代になって泰平の世を迎え人口が増えました。 しかし、江戸中期以降の人口増加はピタリと止まっています。 集約農業により収量は増えたものの、明治維新まで全然生産性の向上がないわけです。 このデータ自体は誰でも見つけられます。自分で探しましょう。 ちなみに2050年のGDP予測も付けておきます。これも元データを自分で探して欲しいのですが、増加倍率の計算が間違っていたので私のは修正してあります。
- potatorooms
- ベストアンサー率28% (3506/12498)
合ってると思いますよ。 日本で農地からの収量が上がるのは、江戸時代の少し前あたりからです。戦国時代は、農業振興よりも鉱工業の振興に重点が置かれていました。 実際に種々の国の歴史を見る限り、農産品の収量が人口を決めますが、日本の人口が劇的に触れるのは江戸時代を通じてです。世界的な寒冷期であってもです。これは、集約農業の発達による収量のアップが大きいです。 それ以前の時代の農地の収量は面積あたりでは、ほとんど変わっていないということで合っていると思います。
- Kunfu
- ベストアンサー率38% (164/424)
事実というか、100年もないです。 購買力平価で見たら50年もないと思います。 長い間、一人あたりの生産性というのは、世界的に大して変わらなかったのです。 ということは、「GDPの大きさの順=人口の順」ということになるわけです。 ところが、農業以外の産業の生産性が飛躍的に上がるのはヨーロッパの大航海時代が到来して重商主義になった頃です。 東西貿易と植民地経営でヨーロッパ諸国の生産性が伸びます。 次いで産業革命によって工業の生産性が上がって、近代化に成功した国としていない国の2グループに分かれます。 日本は、明治維新で近代化に成功し、第二次大戦後急激に生産性が伸びるとともに、人口ボーナス(生産人口の比率が増える)によって、世界第2位のGDPにまで上り詰めます。 日本の人口ボーナスが終わったのが1990年で、その時の一人当たりGDPが2万7000ドル。 そこで成長が頭打ちになっています。 その頃の日本のGDPは中国とインドを合計したより大きかったのです。 しかし、主要国一人当たりの生産性はグローバル化によって世界的に平準化しつつあります。 すなわち「GDPの大きさの順=人口の順」に近づいていくということです。 実際、ゴールドマン・サックスが予想する2050年のGDPランキングでは、メキシコやインドネシアがヨーロッパ諸国を追い抜いています。 そのとき中国はアメリカのほぼ2倍、アメリカとインドはほぼ並ぶとしています。 もっとも、中国の成長は人口オーナス(人口の重荷)によって、つまり一人っ子政策によって高齢者を少ない生産年齢人口が支える構造によって、急ブレーキがかかります。 人口がコンスタントに増えるアメリカの成長率は中国の成長率を上回り、2050年に中国を再び抜き去るという見方もあります。
- potatorooms
- ベストアンサー率28% (3506/12498)
でも、安土桃山時代まで遡ると、日本は圧倒的な軍事大国でしたよ。 それと、70年以上遡った時に、今の中共と比較していいのかは疑問ですけど。
お礼
御回答有難うございます。 この質問の背景は、ご提示のように戦国時代に日本は世界一の鉄砲生産国であったのだが、産業全体で見た場合に中国を含め世界的な位置づけはどのようなものであったかと言うことです。 その意味では、質問の仕方がちょっと的外れだったかも。
- hekiyu
- ベストアンサー率32% (7193/21843)
唐、漢の時代はゆうにおよばず、清の時も 中国のGDPは世界一でした。 今の米国をしのぐ経済大国で、世界のGDPの 30%を超えていた、と言われています。 尚、現代の中国のGDPですが、あの数字には 種々の疑問が出されています。 半分にも満たない。 20%ぐらいではないか、という中国人学者 もいます。 その反面、中国は闇経済が大きいので、とっくの 昔に、日本を追い越している、という人もいます。 尚、日本の闇経済は、世界で最も少ない国です。
お礼
御回答有難うございます。 単なる推測でなくデータの裏づけが欲しかったです。昔のことですから、難しいのは分かりますが。
- pri_tama
- ベストアンサー率47% (678/1421)
「工業生産で見る世界史」という動画だと非常にわかりやすく推移が見れますよ。 http://www.youtube.com/watch?v=V-3emf5f2PY ネタ元は 「International Industrialization Levels from 1750 to 1980」(Paul Bairoch) だそうです。 著者はグローバルな経済史、都市の歴史および歴史人口学を専門とした偉大な戦後の経済史学者の一人とされます。 http://en.wikipedia.org/wiki/Paul_Bairoch
お礼
御回答有難うございます。 動画を見させていただきました。 面白かったのは確かですが、気になったのは単位がはっきりしない(年代によって違ってるような気がする。だから、年代間の比較ができなさそう)ということ、及びインドが何でそんなに高いの、と言うことです。 あの時代のインドでの工業といえば多分繊維関係がメインだと思います。時代的にも日本やヨーロッパでは工業の機械化が進み始めてる(勿論、機械と言っても今のようなものではなく、原始的なものですが)と思いますが、インドではそういうイメージは無いですね。
- mugi_to_ho
- ベストアンサー率18% (183/997)
歴史から考えて100年程度の程度がどれくらいの誤差を含むかにも寄りますが、ある時期より以前はってことならば、”一人当たりの”ではなく単にGDPならその通りでしょう。 主な産業が第一次産業な頃では、単純に領土面積差と人口が生産力の差に直結しますからね。 農業技術も突出した差があるわけじゃない(機械化もされて無い手作業が主)ですからね。
お礼
御回答有難うございます。 単なる推測でなくデータの裏づけが欲しかったです。昔のことですから、難しいのは分かりますが。
お礼
ご回答有難うございます。ただ、いろいろ納得できないことが。 >購買力平価で見たら50年もないと思います。 購買力平価に意味があるかどうか置いといて(後進国のほうが、高めの数字が出るんですよね。何でだろう?)、単なる思い込みでないなら具体的なデータをお願いします。 >長い間、一人あたりの生産性というのは、世界的に大して変わらなかったのです。 ということは、「GDPの大きさの順=人口の順」ということになるわけです。 例えば、日本では奈良時代も鎌倉時代も水田1ヘクタールあたりの収量は変らないと仰ってますか。その根拠は何ですか。