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構造的な「犯罪」について

思うように他人との距離が測れず、孤独感に陥り、他人との対話を求めるがゆえに、人を傷つけてしまう。これは「個人」が悪いと言えるのでしょうか。法的には「個人」に責任が還元されるのはしょうがないことだと思いますが、問題の根源は社会の構造にあるような気がします。このような犯罪に巻き込まれた当事者は社会的には「悪」ですが、同時に、精神的には被害者であるともいえると思います。 こんなに心理学などのさまざまな学問が発達している時代に、どうしてテレビのコメンテーターはこのような犯罪に対し、単純に、「理解できない」という対応しかできないのでしょうか。 また、以上述べた内容に対して心理学ではどのような分析が行われているのでしょうか。興味を抱いてしまいました。 おしえてください。よろしくおねがいします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • liar_adan
  • ベストアンサー率48% (730/1515)
回答No.1

>以上述べた内容に対して心理学ではどのような分析が行われているのでしょうか。 社会と犯罪の関係については 福島章著『犯罪心理学入門』(中公新書)の 第6章「社会学の理論」に簡潔にまとめられています。 「文化伝播理論」「分化的接触理論」「分化的同一化理論」「非行的サブカルチュア理論」… などの考え方があるそうです。 ついでですが、私は犯罪のすべてが社会に還元されるわけではないと考えています。 すべてが社会に還元されてしまえば、 人間の自由意志の意味が無くなると思うからです。 必然の犯罪と自由意志としての犯罪の二種類(あるいは二つの側面)があると思っています。 それから、テレビのコメンテーターなどには、 最初から期待しない方がいいでしょう。 コメンテーターと言ったってその実は、 「暇な俳優」とか「つまらない漫画家」であるわけで、 見識の高さで集めているわけではないですから…。

参考URL:
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121006666/
tricleore
質問者

お礼

そうですね。 #2のお礼にも書きましたが、すべてが社会に還元されてしまったら自由意志が否定され、「個人」というものも成り立たなくなってしまいますね。 僕が御礼を書きながら考えたところでは、やはり構造的な問題が重く存在していて、それは必然といえるでしょう。そして、実際に「行動を起こすか起こさないか」という瞬間に「個人」がいるような気がします。 僕は、(特に)日中の番組のコメンテーターはあまりすきではありません。自分の意見を持っている人が少ないからです。それはそれで視聴者のニーズにこたえているのだろうとは思いますが…。いいコメンテーターをそろえるということがその番組の真剣度を測る基準になるのかもしれませんね。 回答ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • ranx
  • ベストアンサー率24% (357/1463)
回答No.2

「思うように他人との距離が測れず、孤独感に陥り、他人との対話を求める」 人がいるのは、普通の人でも理解できるし、それは社会の構造的な問題とも 言えるでしょう。しかし、それゆえに「人を傷つけてしまう」行動を取ると したら、それは容易に「理解される」ものではないと思います。 具体的にどの犯罪を念頭に置いてなされた質問なのか分かりませんが、 人を傷つけた行為の原因を冒頭の文のような背景に結びつけるのは、むしろ 過度の思い込みではないでしょうか。犯罪は一つずつ違いますし、それぞれに 原因究明がなされるはずです。 ただ、人を過度の孤独に追い込む構造が現代社会にあるという問題提起を 質問者の方がなされるのであれば、それはそれで意味のあることだと思います。

tricleore
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 さまざまな犯罪にはさまざまな原因があり、人くくりに扱うのは間違っていると思います。 「理解する」ということについてもう少し僕の意見を厳密に言うと、「あなたの陥った状況や動機は理解できる」というところが限界でしょうね。僕も、「あなたの行ってしまった行動は理解できない」ということになるでしょう。僕は問題の解決方法として人を傷つけるという行動をとらないと思うからです(←ここ。自己決定かな)。 今、文章を書いていて気が付きましたが、はやり問題をいろいろなレベルで分けて考えることが必要なのかなぁと思いました。事件すべてを「理解できない」と、思考から排除してしまっては何の解決にもなりませんものね。だから、「理解できる」部分と「理解できない」部分を分けて考える、という思考方法をとっていったらいいのではないかと思いました。 僕は法律には厳しくはありませんが、もしかしたら法こそが「個人」を規定しているのではないか、という気もしてきました。「個人に責任がある」と宣言することによって、個人は実際に陥った状況を解決するために自発的に行動を選択しなければならない必要性が生まれます。この場合であれば、「殺人をするかしないか」ということです。もし、すべてを構造的な問題に還元してしまったら、人は状況の任せるままに行動をすればいいだけですからね。しかし、法が「個人」にかかわってくるのは実際の「事件の瞬間」だけであり、やはり、そこに至るまでの構造的なもんだは真剣に考えるべきだと思います。 回答ありがとうございました。

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