- ベストアンサー
区名は「墨田区」なのに、そばを流れている川は
なぜ「隅田川」なのですか?
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
「隅田川」は「角田(すみた)」を流れる川ということから、名づけられたと考えられています。ある集落が持っている「田」の中で、農地の中央にあるのが「中田」で、すみっこにある不便なのが「角田」と名付けられたようです。 「角田(すみた)」は住田や隅田とも書かれています。さらに「すだ」とも読み、「須田」・「墨田」・「州田」とも書かれ、「隅田川」の東岸にありました。 元禄時代(江戸)には「須田村」と記されていますが、天保時代には「隅田村」に変わっています。明治時代は南葛飾郡の「隅田村」でしたが、大正12年には「隅田町」になり、昭和7年には「東京都向島区隅田町」になりました。 昭和22年(1947年)3月15日、北部区域の「向島区」と南部区域の「本所区」が合併して、新しい「区」が誕生することになりました。「墨田区」の誕生です。 新しい区の名称を決めるにあたって、これほど有名な「隅田川」や「隅田村」・「隅田町」の「隅田」を何故採用しなかったのでしょうか。 墨田区役所の「ホームページ」にアクセスしてみました。 平安の昔から広く人々に親しまれてきた隅田川堤の異称「墨堤」の「墨」と、「隅田川」の「田」から2字を選んだとあります。 「墨田区」の「墨田」は南北朝時代から伝わってきた「墨田」ではなく、新しく昭和22年に初めて作られた合成語の「墨田」なのです。 なぜこの様なややこしいことになったのでしょう。 なんと「隅田」の「隅」という字が、昭和21年11月に定められた「当用漢字」1850字に含まれていなかったのです。 向島区と本所区に共通するのは「隅田川」です。区の名前を考えていた方は、びっくりしたでしょうね。誰でも知っている「隅田川」の「隅」の字が、戦後の日本を新しく改革しようとしている政府から、「使うことは好ましくない字」とされたのです。(当用漢字から発展した常用漢字には入っています。)そこで様々あった「すみだ」の当て字の中でも、言葉の響きのよい「墨」の字を採用することになったということです。 http://www.jpf.ne.jp/index.html?http://www.jpf.ne.jp/html/08/08_10.html だそうです\(^^;)...漢字制限なければ、隅田区の隅田川だったかも( ^^) _旦~~
その他の回答 (1)
↓コチラをどうぞ。 http://arc.uub.jp/arc/arc.cgi?N=473
お礼
ご回答有難うございました。
お礼
丁寧なご回答有難うございました。