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東北大震災での団地の被災について
古い団地の購入を考えていますが地震について心配しています。 東北大震災の団地の被災状況をご存知の方、お教えください。 ・どのように倒壊したのか、しなかったのか? ・その建物は築何年くらいであったのか? ・他の建築物と比べてどうだったのか? など、お教え頂けると嬉しいです。 その他、気づかれたことがありましたら併せてお願いします。
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別スレも拝見しましたので、築40年程度のRCの住居建物の被害具合についてのおおよそを この当時のRCの建築物は壁で支えるのではなく、太い柱で支える構造が主流です。 倒壊は(崩れ落ちたような)ほぼ無いと思います。(ビルや店舗はありました) 被害は、柱部分や壁に×状の亀裂が入り、建物がゆがみました。エレベータなどがある階層の建物はエレベーターの復旧は不可能、室内で入り口のドアの開閉も支障をきすような状態で、赤紙が張られ使用禁止となり、居住者は仮設や賃貸へ移動しました。 特に古い市営や公団などのタイプで軟弱な地盤の地域に建っている建物被害が甚大だったと思います。 ですから、今回の地震に限れば建物の倒壊によりそこで命を落とされた方は、居住建物では、ほぼいなかったのでは?と思います。 また、建物自体の損傷は半壊程度でも、給排水や電気の温水器などの倒壊など、水浸し状態になったマンションは少なくなく、このような被害はどれぐらいあったか?かなりの数だと思います。 少ないですが、築年数の浅い分譲マンションでもかなりのダメージを負ったマンションもあり(大手です)地元の不動産業界では、耐震マンションなどは??信頼できかねます。 免震がまったく被害がなかったのは事実です。 仙台市などでも古い分譲マンションや少しでも被害にあったマンションは貸すために買う方以外に流通していません。また、地震後揺れの恐怖から被害の無いマンションの売買もかなりの数あったようです。 リスクを負っても万一の際は困るだけです。今、そのような古いマンションを買われるのはいかがなものかと思います。 マンションは建替え決議などなかなか纏まりません。区分所有者の中には、貯蓄がある方もいれば、生活するのがやっとの方も様々です。お金が絡みますから、無い方は賛成しようがないのです。 御自分の資金や意思だけではどうにもならないのが区分所有のやっかいなところですから、そこは良くお考えください。地方ではほぼ流通しない築40年のマンションが都市部では流通するというのは、建物自体はそう変わるはずがありません。土地が無く需要が多いというだけで、そのマンションが抱えるリスクは同様です。
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- nsan007
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私は建築士で地震保険の鑑定で住宅だけでなくマンションなども何棟も調査して来ましたが、 比較的新しい高層のマンションなどは小さな亀裂程度で大きな被害は少なかったです。 ある程度古い低層のアパート等には大きなクラックなど、かなりの被害が多かったように思います。 これは設計の時(特に昭和56年以前)の構造基準が昔ほどゆるく、柱の大きさなども最近の物と比べると小さめです。 地震の被害を心配されるなら少し高くてもなるべく築年度の新しい物をお勧めします。 古い建物も耐震性の診断で安全と認められているものは良いのですが、その診断だけでも多額の費用が必要ですが、 中には県住などでは既に耐震の補強をされている物件もあります。 一般的なお答えしか出来ませんが・・・
お礼
回答ありがとうございます!
お礼
回答ありがとうございます。 団地は地震に強いという話を聞いていましたが倒壊しなくても次のような状況なんですね…。 「エレベータなどがある階層の建物はエレベーターの復旧は不可能、室内で入り口のドアの開閉も支障をきすような状態で、赤紙が張られ使用禁止となり、居住者は仮設や賃貸へ移動しました。」 「建物自体の損傷は半壊程度でも、給排水や電気の温水器などの倒壊など、水浸し状態になったマンションは少なくなく、このような被害はどれぐらいあったか?かなりの数だと思います。」 次の内容などを見ますと、半壊した場合などに持ち出しなしで再建できない場合は、思わぬ長い賃貸生活などになる可能性もありますね…。 「マンションは建替え決議などなかなか纏まりません。区分所有者の中には、貯蓄がある方もいれば、生活するのがやっとの方も様々です。お金が絡みますから、無い方は賛成しようがないのです。御自分の資金や意思だけではどうにもならないのが区分所有のやっかいなところですから、そこは良くお考えください。」 諸事情を考えあわせるとなかなか決断できないのですが、非常に参考になりました。