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インデックスファンドの指標連動について
- インデックスファンドは指標に連動しなくなる可能性があるのか疑問です。
- 信託報酬が毎年かかるため、基準価格が下がり、パフォーマンスが悪化する可能性があるため、指標との乖離が生じるかもしれません。
- 一方で、インデックスファンドは微妙に資産配分を変化させることで指標に連動するよう調整されていることもあります。
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指数連動ファンドは普通に株式を買います。だから逆に言えば日経225連動ファンドは225種買いません。 実は長い年月の間に225種の間には係数にかなりの乖離があります。 せいぜい40種買えば日経225の変動のほとんどを占める程、ウエイトが掛かるのです。 こういう40種だけ買うのです。 だから残り185種の売買で動く部分はトレース出来ません(ある程度は40種の動きに含まれますが)。 で、通常株式で回す部分は70%。残り30%相当は先物市場で100%になるよう売買して現金を残し解約に備えますが、先物の1単位が大きく、ブレの原因に。 尚目論見書を見れば書いてますが、「売買手数料や保管費用が掛かる為差がある場合があります」「信託報酬は日々の運用残高に定率で差し引きます」「基準価格はこれらの費用を引いて計算します」とあります(インデックス連動投信は信託報酬が低めです)。
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詳しく解説しているサイトが見つからなかったので分かる範囲で書いてみます。 まず、乖離について。 ETFや投信でよく話題にされる乖離には主に2種類あって 1.基準価額と市場価格(取引所価格)との乖離 2.指標価格の変動率と基準価額の変動率の乖離 の2つです。 ----------------------------------------- 1.基準価額と市場価格(取引所価格)との乖離 これは簡単ですね。 基準価額が10,000円で、市場価格が9,900円だったら基準価額より1%の乖離です。 ----------------------------------------- 2.指標価格の変動率と基準価額の変動率の乖離 仮に、日経平均が20,000円のときにETFが組成されたとして、運用開始当初の基準価額を10,000円とします。 このとき日経平均が2,000円上昇すると変動率は10%です。 これに対してETFが1,000円上昇すれば変動率は同じく10%で、乖離はありません。 しかし、ETFが500円しか上昇しなかった場合、変動率は5%となり乖離が生じます。 -------------------------------------- さて、本題です。 >その投信には信託報酬が毎年かかりますよね。 >その分だけ基準価格が下がっていくため、年々指標よりパフォーマンスが悪化し、指標から乖離してやがては連動しなくなるように思うのですが、いかがでしょうか。 基準価額が下っていくのはそのとおりです。 信託報酬などのコストが発生した場合は必要に応じて資産の売却が行われますが、このとき資産配分が変わらないよう調整して売却することで連動性(パフォーマンス)は保たれていると思います。 たとえば前述の仮のETFが信託報酬などコストのせいで(分かりやすく極端に)1,000円まで下っていたとします。 日経平均は20,000円のままとします。 このとき日経平均が2,000円上昇すると変動率は10%。 これに対してETFが100円上昇すれば変動率は同じく10%で、乖離はありません。 ちなみに、信託報酬を0.3%で計算してみたところ、基準価額が10%下がるには37年、50%下がるには232年かかりました。 不明な点があれば補足してください。