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繊維の合成の実験

6,6ナイロンを作る実験 「水に炭酸ナトリウムをとかし、さらにヘキサメチレンジアミンを加えて溶かす。これに、アジピン酸ジクロリドをヘキサンに溶かした溶液を静かに注ぎ込む。液が二層になり、界面で縮合重合が起こってナイロン膜が生じるから、ピンセットで静かに引き上げ、アセトンで洗って乾燥する。」 この実験で、炭酸ナトリウムのはたらきがわからないので教えてください。

みんなの回答

  • psa29
  • ベストアンサー率64% (150/231)
回答No.1

界面重合の進行と共にアジピン酸ジクロリドからの塩素とヘキサメチレンジアミンのアミンからの水素によって塩酸が生じますよね。 この反応にて生じる塩酸を中和するためではないでしょうか。 界面重合反応はアミンの窒素原子に存在する非共有電子対がアジピン酸クロリドのカルボニル基の炭素原子を攻撃することによって進行すると思います。 塩酸を中和しないとアミンが塩酸塩となってしまい、求核性がなくなり、反応を阻害してしまうのではないでしょうか。 それを防ぐ意味で炭酸ナトリウムを添加しているのではないかと推察します。

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