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被災者に対する態度
東日本大震災は本当に日本に強烈なストレートパンチを与える一撃でした。経済、社会、政治いまだに日本はふらついています。ダウンから立ち上がり、ファイティングポーズはとっているものの、レフェリーの判断はいまだ定まらずといった感じです。 今回の震災で被災地の人、子供を招待して励ますことが盛んにおこなわれているようです。そのこと自体は大変結構なことと思います。 海外からもこの手の支援というか激励は多いらしく、昨日のニュースは中国の海南島に被災地の子たちを招待していました。 総じて海外からの目は同情的で、温かく、早く立ち直れと励ますものがおおいようです。 大リーグやワールドカップといったスポーツ関係でも喪章をつけてプレーしたり黙とうをささげたり・・ しかし、中国、数年前に、今回の数十倍の被害をだした四川大地震がありました。はたして復興しているのでしょうか?報道がないので皆目わかりません。またハイチの大地震、いまだ爪痕深く、ニュースでは、自衛隊の派遣延長の希望がでているようです。アメリカであったハリケーンによるニューオリンズの惨状は記憶にまだ新しいです。 報道されないと私はすぐ忘れてしまいます。またどうしても他国より身近なところでおきたことのほうが重大関心事になってしまいます。私は岩手出身で親戚の家も跡形もなく津波にもっていかれました。 本当はそれぞれ災害のあった場所ではボランティアやさまざまな活動が展開されているのかもしれません。しかし新聞・TV・ネットどれもおなじような情報しか流してこないので、今は日本の被災者や日本に対する諸外国の動きしかみえません。そうすると、もともと四川もハイチも遠い国の出来事ぐらいにしか感じていなかったことと相まって、なぜ日本にはこんなにやさしいんだろうか?日本は豊かな国だから、のちのちの見返りを期待して特別扱いしているんだろうか?という穿った見方をしてしまいます。経済大国、富める国の事故や人間の命のほうが、あまり生産性もない途上地域のそれより重いのだろうかと。実際国際社会というものはそういうものなのでしょうか?
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- ucok
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岩手出身の質問者さんには、やや申し上げにくいのですが、どうか誤解のないように読んでください。海外のメディアは今や、それほど日本を取り上げていません。やはり、どこも地元優先ですし、また、そうあるべきなのです。実際、被災地の友人と話していると、ここ首都圏の報道と被災地の報道に温度差があるのは歴然としていますし、首都圏よりもさらに遠い国内はもっと震災関係の報道が少ないです。また、国内でも、新潟の集中豪雨の被害者など、支援を必要としている人は他に大勢います。 私はインターネット上で英語の書き込みをよく読みますが、「日本に観光に行く予定だが、震災・原発関係の情報がほとんどないので、今、どうなっているのかよくわからない」といった声が多いです。もちろん、日本大使館や在日外国大使館のウェブサイトを見れば情報はそれなりにありますが、いわゆるメディアではあまり取り上げられなくなったようです。 とはいえ、前代未聞の規模の津波の映像が世界を駆け巡ったので、この「tsunami」はインパクトがあったようです。私も先月、インドネシアでは「津波と地震」のお見舞いを、大して知らない人からたくさん言われました。それでも、今も復興が一段落していない旨や、放射能汚染のことを、知らない人が世界中にはかなりいますし、放射能汚染について知ってはいても、どの程度、普通に食事ができるのかとか、どこまで旅行が許されるのか知らない人が海外には多いです。 日本を拠点とするボランティア団体などはもちろん東日本大震災を中心に支援していますが、世界規模で活躍している団体は必ずしもそうではありません。もちろん、日本を忘れているとか、ないがしろにしているわけでは全くないのはご承知の通りです。そして、少しでも日本にいる私たちの励みになるよう、日本への支援については、優先的に日本に報じてくれているわけです。 しかし、他の地域もちゃんと優先しています。例えば、赤十字の国際版のサイトを見ますと、トップでPRしているのはソマリアです。 http://www.icrc.org/eng/
お礼
遅くなりました。ありがとうございました。