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磁石
磁石は鉄などにくっつきますが、どうして同じ金属なのに銅やアルミなどにはくっつかないんでしょうか?何か違いがあるんですか?
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磁石は金属を引き寄せるわけではありません。 どんな物質も原子から出来ていて、その原子は原子核の周りを電子が取り巻いて出来ています。 この電子には上向き下向きと呼ばれる"スピン"が存在します。電気を帯びた電子が回転するので、見た目電流がコイルを流れるのと同じになって磁界が発生します。たいていの物質ではこのスピンは上向き下向きが同じだけあって効果を打ち消しています。 しかし、鉄などではスピンを打ち消しきれていないのです。磁石が近づくとこの打ち消しきれない磁界が向きをそろえ、磁石にひっつきます。 鉄などでは磁石をはずした後でもこの磁界の向きがそろったままになり、鉄自身磁石になってしまいます。これが強磁性体です。 アルミでは若干引き寄せられる物の、その力は弱く、磁石をはずしてもアルミは磁石となりません。このような物を常磁性体といい、酸素もここに含まれます 銅などは逆に遠ざかろうとする力が働きます。このような物を反磁性体といいます。 また工業的には、常磁性体と反磁性体をあわせて被磁性体と呼ぶそうです。
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- ymmasayan
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金属を磁石の近くに置いた場合金属によって違った挙動を示します。 (1)強い磁石になって元の磁石から離しても磁性が残る。・・・・鋼鉄など (2)強い磁石になるが、元の磁石から離すと磁性が消える。・・・・軟鉄など (3)殆ど磁石にならない。・・・・銅、アルミなど。 磁石のそばで磁石になる金属が磁石にくっつくのです。 これらの性質の違いは他の方が言われているように電子のスピンと言う事で 説明されています。
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回答ありがとうございます。軟鉄と鋼鉄では磁石に対する性質が違うんですね。炭素の量か何かに関係があるんでしょうかね。
- sanori
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理化学辞典か百科事典で「強磁性体(きょうじせいたい)」という言葉をご自分で調べるのが良いと思います。
お礼
全くその通りだとは思います。でもなかなか図書館でその疑問を思い出しませんし、僕の悪い癖ですぐ人に聞くんです。ありがとうございました。
お礼
詳しい回答ありがとうございます。この回答から言うと銅に磁石を近づけると摩擦のない場所では離れていくと言うことでしょうか。一度みてみたいですね。