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物体が動く理由とは?
- 物体が動く理由には、力のつり合いと摩擦力が関係しています。
- 教科書では物体が静止している場合、物体に加えた力と摩擦力がつり合っているとされています。
- しかし、実際に物体を動かす際には、摩擦力と同じ大きさの力を物体に加えなければならないということがあります。なぜなら、摩擦力は物体が動くのを防いでいるからです。
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いろいろ考えながら授業を受けていらっしゃるようで、大変いいことだと思います。 より一般的な言い方で二つの現象を記述すると、 「加えた力と摩擦力が釣り合っている場合、物体の運動の状態は変わらない」 ということになります。「変わらない」というのは、止まっている物体は止まったまま、動いている物体は同じ速度で動き続けるということです。 実は、止まっているときの摩擦力と、動いているときの摩擦力は大きさが違っていて、前者の方が大きくなります。それぞれ静止摩擦力、動摩擦力といいます。また、静止摩擦力には上限(これ以上大きな力を加えたら物体が動き出す)があって、最大静止摩擦力といいます。 止まっている物体に力を加え、その力を徐々に大きくしていったときにどういうことが起きるか考えてみましょう。 加えた力が最大静止摩擦力以下の場合、物体は動きません。 力の大きさが最大静止摩擦力を超えた瞬間、物体は動き始めます。このとき、物体の運動の状態に変化があった(静止した状態から動いている状態へ)わけですね。運動の状態に変化が生じたということは、この瞬間は力の釣り合いが成り立っていなかったということです。 物体が動き出してから加える力を少し小さくして動摩擦力と同じにしてやると、その時点で力の釣り合いが成り立ち、以後物体は一定の速度で動きます。もし力を小さくすることなく引っ張り続けると力の釣り合いは成り立たず、引っ張る力が勝った状態が続くので、物体の速度は大きくなっていきます。
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- fxq11011
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先の人の回答にありますが。 >物体を摩擦力と「同じ大きさ」の力で引っ張ると摩擦力とつり合って、物体は動かないのではないでしょうか 摩擦力→最大静止摩擦、動摩擦がある、最大静止摩擦>動摩擦 静止物体、最大静止摩擦=加える力、のとき摩擦と力はつりあっている、静止物体は静止のまま(慣性の法則) >物体に摩擦力が働くので、摩擦力と同じ大きさの力を物体を動かしている間加えなくてはならない」。 ここでは動摩擦を指しています、動摩擦より小さい力では減速して止まります、同じ速度で動かす時は、慣性の法則では同じ速度を保とうとしますが、動摩擦が抵抗になり減速するためそれを打ち消す力を加えます。
お礼
有難う御座います! それぞれ指している摩擦力が違ったんですね。よく分かりました。
- rnakamra
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物体にかかる力の合力が"0"の場合、物体は止まるのではなくその速度を維持し続けます。(慣性の法則) 動いている状態で摩擦とつりあう力を加えると物体に働く力の合計が"0"になり、物体はその速度が変化しなくなり動いている状態を維持し続けます。 動いていることと力が働いているということはイコールではないのです。
- Tacosan
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下の文は「動いている間」なので, 「摩擦力のために動かなくなる」分を補給してやるだけでいいです. 「動いていないものを動かすとき」ではないです. あと, 「動いないないものを動かす」ために必要な力 (静摩擦力) と「動いているものをそのままの速度で動かす」ために必要な力 (動摩擦力) とが違うことにも注意.
お礼
摩擦力にも種類があるんですね、全く知りませんでした…! こういうの、中学の教科書にも載せて欲しいです。 有難う御座いました!