総合病院を辞めた医師は一体どこに行ったの?
前回、産科医不足について質問させて頂きました。
それで分かったのですが、自民党の二階議員の言うように 「医師のモラルの低下」 などでは決して無く、要は度を超えた激務と、それに見合うだけの満足な処遇が無いというのが大きな理由だったように思います。
つまり経済基盤の弱い若い医師は仕方なく常勤の勤務医として働かざるを得ないが、多くの医師は年齢が40歳前後を目処に辞任していくようです。
そのため毎年7千5百名の新しい医師が誕生しても、総合病院では慢性的な医師不足になっていると聞きました。
ただ疑問に思う事は、上のような理由で総合病院を辞任した医師ですが、その後はどのような医療に従事されているのでしょうか?
全員が開業医として自分の診療所を持つのでしょうか? 私の周辺を見渡してもそんなに開業医が増えたとも思えませんし、開業するには高額な医療機器などを購入する必要があって相当な資金力が必要になるはずです。
また聞いた話では、同じ地域に同じ科目の医師が開業して患者の取合いにならないよう、医師会の方で調整されるようで、好きな時に好きな場所で開業出来るとも限らないようです。
世代交代で親の診療所を受け継ぐ医師もいますが、これなら話は分かります。 でもあれだけ多くの医師が新規に開業するというのは ・・・
それとも、医師の資格はそのままにして別の仕事に従事しているのでしょうか? これも実に勿体ない話です。 国会議員になるならともかく、医師が普通のサラリーマンになったり、自分で商売を始めたりするでしょうか ・・・ これも考えにくい。
というわけで質問なのですが、総合病院を辞めて医師は、その後どのような医療活動に従事しているのでしょうか?
どこかにいるはずですよね? それでないと数が合いません。