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命題「PならばQ」でPが偽ならば、命題は真?

boisewebの回答

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  • boiseweb
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回答No.7

これはすでに語り尽くされた問いで,この問いへの答えだけで本が1冊書けてしまう… というのは決して誇張ではなく, 鈴木登志雄(著)「論理リテラシー」培風館 という本はまさに「この問いへの答え」を1冊の本にしてしまったようなものです. 私としては次のように答えておきます. (1) Pが偽のとき,「PならばQ」は『真になる』のではなく,『真とする』のです.つまり,「PならばQ」という命題の真偽をそのように『定める』のが,数学の世界で合意された約束事です. (2) なぜそのように定めるのかという理由は, -- 数学の論理を理論化して形式的に扱えるようにする -- そのうえで,数学の論理で通常用いられる「ならば」という語と折り合いをつける ためには『そのように定めるのが都合がよい』からです. (3) なぜそのように定めると都合がよいのか? この段階で,いろんな説明が試みられています.でも,それを心底『納得』するには,たぶん,自分自身で数学の論理を扱う経験を重ねることで,「数学の論理とは何か」を洞察できるだけの成熟した理解に達する必要があるでしょう. (4) (数学以外の文脈で用いられる)日本語の「ならば」とどうやって折り合いをつけるのか? これは数学というより文学の問題で,前掲の鈴木登志雄氏の書をじっくり読んでください.

bougainvillea
質問者

お礼

恣意的に「Pが偽の時、「PならばQ」が真になる」論理学を 採用するということですね。 ユークリッド幾何で平行線の公準を採用するように。 となれば非ユークリッド幾何のように、「Pが偽のとき、「PならばQ」が偽」の 論理学を組み立てても良さそうですね。 紹介してくれた本にもあたってみます。

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