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耐震補強の金物 既存の天井と床をなるべく残して
- 昭和56年4月に建築確認が行われた木造軸組みの伝統工法の二階建て家屋をリフォームする際の耐震補強方法について相談しました。
- 業者2社からは、一社はリフォーム部分の天井と床と土壁を取り除いて接合金物と筋交いをつける方法を勧められ、もう一社は天井と床を一部めくって柱を補強し、土壁は耐震ボードで補強する方法を勧められました。
- 田舎の大きめの建物であるため天井裏や床下は作業しやすいが、柱頭の耐震補強金物を取り付けるためには天井裏や屋根裏から取り付ける必要があり、また柱脚の金物は床下にもぐって補強する必要があることがわかりました。
質問者が選んだベストアンサー
【仕口ダンパー】(木造軸組建物の耐震補強)について、投稿されている他の先生方から 何か、コメントが出ると思っていましたが、ありそうも無いので、再度、投稿します。 まず、この金物を付けたから、100%大丈夫と思わないでくださいネ。 倒壊を防ぐ程度と思ってください。 また、必ず耐震診断を受けてください。(自治体から、少し補助金が出ると思いますが) >もしできれば、教えていただきたいのですが 2005年に株式会社 鴻池組から、公開された情報です。 http://www.konoike.co.jp/news/2005/nr20050412.html *************** ※2001年9月の販売開始以来2005年3月末に至るまで、約3万個の仕口ダンパーが800棟を超える住宅や寺社建築などに取り付けられています。 *************** それほど、新しい商品で無いので、ご存じの先生も多いと思いますが なにぶん、間口が狭いというか、認知度が低いというか・・・・ あまり、耐震補強金物としては、メジャーな方では無いかもしれません。 現在の窓口が、「株式会社SERB」となっていますので、まずは、電話して聞いてみてください。 現在までの、施工実績は? 金物を付けるのにふさわしい位置を調査してくれる建築士(専門家)について? 施工会社は?施工金額はどれぐらいになるか?等々・・・ それでも、ご近所に、構造に詳しい建築士(専門家)が見つからなければ、 お近くの建築士事務所協会に、構造の建築士をご紹介してもらってください。 http://www.njr.or.jp/a09/index.html 構造に詳しい建築士さんなら、大抵はご存じだと思いますが もし知らなくても、仕口ダンパーの資料を見せれば、協力して頂けると思います。 蛇足ですが、増改築を実施する時は、必ず、耐震補強をしなければならないという投稿がありますが 建築確認申請が、必要な増改築の場合であって、建築確認申請が不要な工事ならば 耐震補強の義務はありません。 キッチン流し台の交換とか、壁紙の張替等のようなリフォーム工事は、 建築基準法上の、増築・改築の工事に該当しませんので、協力して頂ける建築士さんと、 よくご相談ください。 また耐震金物以外にも、家具の倒壊防止対策も必要です。 家具の開き扉には、耐震ラッチ(地震時に、扉が開かない金物)等も付けると良いでしょう。
その他の回答 (4)
- mata3414
- ベストアンサー率56% (92/163)
先ず、増改築時に耐震診断等をしたうえでの耐震補強は建築基準法上 「しなければならない事」というのが前提になります。 No.2の回答者様の回答の通りです。 耐震金物が意味が無いとかそういう問題ではないと思います。 平成21年に、増改築については若干緩和されてはいますが、 それをしないで増改築をするのは、違反建築 になることを理解された上で 工務店様と話してみてください。 実際には、新築でも中間検査等の無い地域で耐震金物を省いてしまう事は たまに聞く話ですが、あくまでも見つからないというだけで、 してもよいということでは無いです。
お礼
meta3414様、 ご回答ありがとうございます。 増改築時には必ず耐震補強を「しなければならない」ということ、初めて知りました。 いままで、法律のことは知らないまま、耐震補強を「したほうがいいのかな」「やりかたがわかればしたいな」というような風に考えておりました・・・。 現状で建物にどういう金物が使われているのかも、よくわからない状態ですので、まずはきちんと調べてもらうところから始めたいと思います。 そのうえで、No.3のかたが教えてくださいました仕口ダンパーについても相談してみようと思います。 ご教示いただき、ほんとうにありがとうございました。
- mr19m
- ベストアンサー率39% (217/556)
>リフォームするにあたり、耐震補強をしたいと思っています。 耐震補強金物を、完璧につけたからといっても、大地震(直下型)には、無意味な事ですが 中規模地震程度なら、倒壊は防ぐ事が出来ると思います。(家具等の固定は必要です) で、今回、せっかくリフォームするという事ですから、やっぱり耐震金物で、補強した方が良いのは、当然ですネ。 でも、筋交いを付けたり、普通のZマーク金物を付けても、費用や手間がかかりすぎたり、効果が期待出来なかったりすると思います。 下記商品を、業者に調べてもらってください。 【仕口ダンパー】(木造軸組建物の耐震補強) http://www.konoike.co.jp/tec/gk-shiguchi.html 天井裏の梁と柱や床下に、金物で固定するダケですので、土壁が付いていない場所なら、付けられると思います。ただ、構造の専門家に、バランスよく付けられる場所を見て頂く必要があります。 お寺のような古い木造建築物の耐震補強で使われているようなので、田舎の大きめの建物なら、 建物本体をあまりさわらずに付けられると思います。 「仕口ダンパー」は、仕口に取り付ける制震装置です、使用の際は、必ず、工務店(職人さん)では無く、構造の専門家の指示に従ってください。
補足
mr19m様、 ご回答ありがとうございます。 さっそく仕口ダンパーについて検索してみました。 建物の姿をあまり変えずに補強ができるようで、大変すばらしい技術ですね。ぜひもっと詳しく調べてみたいと思っております。 もしできれば、教えていただきたいのですが、 1.比較的新しい技術のようですが、実際の近年の地震などで効果が検証された例はあるのでしょうか? 2.構造の専門家はどうやって探せばよいのでしょうか。 3.mr19m様はこのダンパーを使って補強された例をご存じですか?もしご存じでしたら、どんな例か、すこし教えていただければ大変ありがたいのですが。 どうかよろしくお願いいたします。
- kei1966
- ベストアンサー率46% (1033/2245)
業者は耐震診断と補強設計を行いましたか? 必要なところを工夫して工事すべきですがどうもお話しではそうではないように思います。 私は耐震診断して、リフォームの範囲の希望をうかがいそれに基づいて補強設計をしてどれだけ少ないヶ所で効果的に行うかという打ち合わせをしました。 それによりリフォーム範囲になかった物入れの中や一部の納戸の天井を壊しましたが、できるだけ工事費をかけないで工事をすることが可能です。っていうかそうすべきです。 何も根拠なく工事を勧めるのならば断ったほうが良いでしょう。 根拠があるならばそこまでやらなければいけないのかどうかはその担当建築士とよく打ち合わせをすべきでう。 もちろんやらないよりは耐震性が上がるとは思われますが、偏った工事やバランスの悪い工事は思わぬか所のつぶれを生じることもあります。 リフォームのお客様の となりの方 が金物をごっそりつけていってもらって700万かかったといってました。見るととてももったいなかったなあと感じました。満足されているので言えませんでしたが。そういう工事をしていく業者もありますよ。 よく相談にのってもらえることをお祈りします。
お礼
kei1966様、 ご回答ありがとうございます。 ご指摘いただいたように、内装面でのリフォームについてはいろいろと詳しく説明してもらえるのですが、耐震面でのリフォームについて、あまり中身を詳しく説明してもらえていませんので、もっとしっかり説明をしてもらうようにお願いしてみます。 親身なアドバイスをいただき、本当にありがとうございました。
- atelier21
- ベストアンサー率12% (423/3293)
金物多用の耐震補強工事に大きな疑念を持っています 築後30年間自身も体験されたでしょう、如何でしたか 基礎から屋根まで地震の被害と思しき不具合は何でしょうか 耐震補強工事を商品としている風もあり「本当?」と思ってしまうわけです 其れをお建てに為られた大工=工務店にご相談されましたか 乃至は耐震商品を扱っていない 設計者に是非実見意見聴いて下さい 金物はメッキ施されて耐久性と強度は有っても 木を傷める場合もある 又 上物より地盤強度が大事です 総合的見地で御検討を
お礼
atelier21様、 さっそくのご回答ありがとうございます。 幸い我が家は自身の被害を受けたことはないのですが、阪神大震災のときにかなり揺れ、怖い思いをしました。 金物を入れると、温度差によって結露して木材をいためるという話も耳にしますが、接合金物がないと簡単に外れてしまうとも聞き、どう判断してよいものやら・・・。 木造建築にくわしい建築士さんをさがして、一度相談してみたいと思います。 貴重なアドバイスをいただき、ありがとうございました。
お礼
mr19m様、 質問に丁寧にお答えいただき、まことにありがとうございます。 前回のご投稿で仕口ダンパーについて教えていただきましたので、その後、仕口ダンパーについて自分なりにネットで調べ、仕口ダンパーを利用法した耐震補強について書かれた「伝統構法を生かす木造耐震設計マニュアル」を購入して、目下にわか勉強しているところです。 「伝統構法を生かす」の本は専門的で、素人の私には難しくてチンプンカンプンな部分の方が多いですが、リフォーム業者の方から聞いていた壁の量に基づく耐震性の評価とは全く違うことが書かれていて、驚きました。とくに土壁の耐力や、柱の材木が持つ力など・・・。 もうすこし仕口ダンパーについてよく勉強してから、教えていただいたような方法を検討してみようと思っています。 耐震補強が義務なのかどうかについても、詳しくお教えいただきまして、ありがとうございます。今回は、家の構造的な部分はさわらずに、壁紙や床板、キッチンなどを入れ替えるリフォームですので、耐震義務はないということになるのですね。わかりやすくご説明いただき、ありがとうございます。 今までは耐震ラッチのついていない背の高い食器棚を使っていましたが、今度リフォームするときは、引き出し式の低いカウンターに食器を入れるようにしようと思っています。それ以外の開き戸には、アドバイスをいただきましたように、耐震ラッチをとりつけるようにしたいと思います! 懇切丁寧にアドバイスをいただき、本当にいくらお礼を申し上げても足りないくらいです。 心から御礼申し上げます。ありがとうございました。