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不登校はなぜ問題なのですか?

単純に、不登校問題って何がなぜ問題なのでしょうか? 学校に行かないというのはいけないことなのでしょうか? ネット上などで調べてみると、 「多方面あるいは将来の日本の発展にも影響を及ぼす可能性があり、 社会的にも深刻な問題です。」 と、不登校について書かれていましたが、 いまいち何がどう問題なのかよくわかりません。 そして、もうひとつ疑問なのですが、 海外では日本のように「不登校」という問題はあるのでしょうか? 不登校というのはいけないのかとふと思ってしまったので質問しました。 宜しくお願いします。

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  • ベストアンサー
  • phj
  • ベストアンサー率52% (2344/4489)
回答No.10

不登校はそれ自体が問題だという人や、勉強が進まないから、集団行動の訓練ができないから、などの理由で「登校しないこと」を問題視する人もいます。 これらをごっちゃにするといつまでたっても、問題点が見えてきません。 不登校になる原因は一度脇において、学校に行かなくなった後の問題から考えます。 まずは勉強のことでしょう。 そもそも、現代のように学校に子供を集めて勉強するようになったのは、たかだか100年ぐらいしかありません。日本に限らず、その程度ですし途上国に至ってはいまだに学校に行けない子供がたくさんいます。 またオーストラリアのようにとなりの家まで10キロなどというような地域に住む家庭では、学校に集めて勉強することもできません。このような場合は通信教育と数ヶ月に1回のスクーリングで教育が行われます。 ですから「学校に行かないと勉強ができない」というのは日本に自宅学習の受け皿と不登校者の成績の基準(内申書がつけられない)が無いだけで、不可能ではありません。 コストとやる気の問題です。 次に集団行動の問題です。 先に書いたように通信教育の地域もありますから、集団行動をどの程度学ぶか、という具体的な基準がないと、良い悪いの議論が本来はできないはずです。 また、近代教育以前は良家の子弟は家庭教師について勉強するのが普通であり、それでいて軍隊などの指揮官にもなったりしましたので、単純に集団行動を学べない、ということにはならないと思います。 要するに日本においては「普通のことをしない」ことが問題視されるわけで、学校に行っても勉強しない不良と不登校者は「けしからん」という非難だけ浴びて、まともなサポートが受けられないということです。 子供を持つ親、教育関係者からすれば、不登校児が「まともにサポートを受けられない」状態が続けば、その人にどのぐらいの不利益になるかは明らかです。ですから、なんとしてでも学校に行かせようとするわけです。 最近は自由の森学園など昔よりは選択肢が増えましたが、十分ではありません。 次に学校教育の目的を見てましょう。 近代的な学校教育は、近代的な産業とともに発展してきました。一国の経済を発展させるためには均一な教育を受けた均一な人材が輩出されることが望ましいからです。 これは、軍隊においては命令が隅々まで伝達(と理解)され集団的な兵力となることが目標ですし、会社などにおいても、会社の方針や指示が明確に理解され利益を生むことが目的になるからです。 特に日本においては、大量生産の時代にマッチした教育方針(管理教育)が徹底され、いまだに続いていることが不登校者を生む大きな要因だと考えられます。 技術的にはまったく難しくないipodやiphoneが日本で生まれないのは、均一な教育を実行している政策にも原因があります。日本ではスティーブン・ジョブスはなかなか生まれないからです(いや、才能としては生まれるのですが、教育課程でつぶされて均一になるか、不登校や不良になってドロップアウトするのです) そもそも不良にしても不登校にしても、全体の母数からすればたいした数が生まれるわけではありません。しかしそれがことさらに問題視されるのは、「なぜあの子だけ学校に来なくてもいいんですか ?」という質問に、大人が(特に教育関係者が)答えられないからです。 日本の教育はいまだに「個性」を本当に受け入れているとはいえませんし、また国民も(子供を含めて)制服をアレンジする程度のことを「個性」と称しているのだから、笑ってしまいます。 本当に個性を尊重するなら、原宿系のとなりに萌え系が座り、その後ろには音楽系と婦女子が仲良く並んでいるぐらいじゃないとうそでしょう。 でもそれぐらい、各自が個性を出し、それぞれが尊重されるなら不登校なんてほとんどなくなると思いませんか。 日本は「均一」であることには世界に冠たる国です。しかしその基準があやふやになってきているから、それが将来に及ぼす影響を危惧して「社会的に深刻な問題」とされるのです。 彼らを受け入れる方策をとれば、なにも社会に影響は与えません。

その他の回答 (11)

noname#255857
noname#255857
回答No.1

学校に行かないのは勉強だけでなく、集団生活のための経験も積めません。 また、楽な方に逃げてもいいんだと、あまり良くない人間性も育ちそうです。 学校行かずに引きこもっても体力、精神的によくないですし、遊び歩かれても困り者です。 困るのはニートを養う親ですけどね。 また、そういう輩が似たような友達を見つけると良くない行動を起こす集団にもなり易いかと。 さらに、マジメに学校に行っている家族や友人にも怠惰な人間性が感染することがあります。 まとめると、、一般的に言うダメな人間になる可能性が高いからいけないのです。

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