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鉄の黒皮
金属材料についてですが、よく、鉄(S400とか)を購入すると表面に黒皮がありますよね。その黒皮ってなんなんでしょうか?酸化膜でしょうか?もし、黒皮の意味・一番良い剥離方法等ご存知でしたら教えてください。
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鉄構造系でメッキに関しては、メッキ工場からの要請でする下準備程度の知識です。 一晩の酸処理でも不完全とは酸の濃度が不適正と思います。 硝酸処理は数秒で剥離します。試験体に濃硝酸 1:アルコール9 の処理はやりました。 硫酸の処理は無経験ですがメッキ工場の資料は扱っていました。
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- tds2a
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回答No.1
鉄板には、厚ものは「熱延」と薄ものは「冷延」という仕上げの状態があります。 型鋼は殆どが熱延、軽量型鋼、小径管類は冷延材料の二次加工品が主で、丸鋼は熱延と冷延の両方があります。 「熱延」には黒皮が厚く金物で叩くと剥げるような感じで 「冷延」には黒皮が薄く光沢があります。 どちらも鉄の製造工程で出来た酸化皮膜です。 剥離の方法ですが亜鉛メッキの工場では硫酸処理をします。 橋梁などは砂を使うサンドブラスト、鉱砕を使うシッヨトブラシトという方法で剥離しています。 塗装の下地処理の規格レベルによっては剥離しないこともあります。 完全に剥離するには小さいものは硝酸処理が短時間でできます。 大きいものは屋外に3~4ケ月放置して赤錆が発生して黒皮が落ちたらワイヤブラスなどで赤錆を取り除きます。
補足
回答有難うございます。実は、黒皮のついた鉄板に銅下Niメッキをするのですが、黒皮剥離のために酸に一晩つけておいたのですが、うまく剥離できず、悩んでおり、もっといい方法があればと思います。なにか良い方法をご存知でしたら教えてください。