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スキャンスピークスを使った2wayまたは3wayの組み合わせと良いネットワーク構成、参考例について教えてください
- スキャンスピークスを使用した2wayまたは3wayの組み合わせについて教えてください。当方はスキャンスピークスを使ったことがなく、どれを選べば良いかわかりません。
- また、良いネットワーク構成やコイル、コンデンサーの組み合わせについても参考例を教えてください。自分で試行錯誤したいと思っています。
- 最後に、スキャンスピークスを選ぶ理由については質問しないでください。私は究極の煩悩を満たし、悟りを求めたいのです。
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あまりScanSpeakのドライバには詳しくないので(SEAS派なので)、まさに妄想の中だけですが... 思うに、3Wayにする最大のメリットは、中音域の指向性の改善です。ダイヤフラム(発音体)が小さいほど指向性が緩くなるので、より広い範囲で、より均質な音質が得られるようになります。この観点からは、ミッドレンジの口径は小さいほど望ましいと言えます。 しかし、SSのドライバには、あまり適したものがありません。現行モデルで唯一のドームミッドであるD7608/9200-10は、今はなきVifaのD75MX41-08同等品です。これは、あまり良い噂を聞きません。 他方、4インチコーン型では、10F/4424Gと10F/8424Gがあり、海外のスピーカービルダーの間では、おおむね好評のようです。これは、SB Acousticsが生産しているという噂があり、価格を考えると高性能といって良さそうです。私も1組持っていますが、時間がなくて仮測定さえできていません... あとは、4.5~5.5インチのIlluminatorかRevelatorですが、どちらも高価なだけあって、性能は折り紙付きです。世間的にはRevelatorの方が有名でしょう(Sonus faberなどで見かけるので)。個人的には、破廉恥なほどアンダーハングされたIlluminatorに興味がありますが。 しかし、音圧周波数特性図を見れば明らかな通り、このサイズになってくると、指向性はあまり良くありません。5インチ前後になると2000Hzくらいを境に、指向性が悪化するのが普通です。それでも、部屋が広ければ、ミッドレンジを付ける意味があります。ウーファーを大型化させざるを得ないので、高次歪みや指向性の問題を解決するために必要になるからです。 逆にいえば、10畳程度までの部屋なら、8インチウーファー1発でも大差ないと言えます。指向性の狭さが問題になるほど広い範囲で聞く訳でもないし、低音が不足する訳でもないからです。逆に、狭い部屋に大型ウーファーを入れても、まともな音になりません。壁の距離が、波長に足りないからです。 したがって、10畳くらいの部屋で聞くのであれば、単純に2Way(あるいはダブルウーファーの2.5Way)の方が有利と考えます。実測したことがないので、あまり的確ではありませんが、おそらくSSのツイーターなら2000Hz以下のクロスでも十分使い物になると思うので、ウーファーは8インチでも大丈夫でしょう。 ツイーターは、どうせ贅沢をするならD3004/6640でしょう。実売500USD/eachを超える超超高級ツイーターですが、さすがに良さそうです。もちろん、D3004/6620やD2904/7100も高性能ですが。個人的には、ツノ付きは、デザインがあまり好きになれません。 ウーファーは、私なら21W/8555を選びます。7インチで良ければ、Revelatorのスリット入りの18W/8531Gなどの方が素直で扱いやすいと思いますが、個人的にはちょっと音がマッタリしすぎる気がします。とはいえ、21W/8555は3000Hzちょっと上に強烈なピークがあるので、ネットワークはやや複雑になるでしょう。 エンクロージャーは、できれば集成材かMDFに突き板張りで作りたいところです。エンクロージャーは、シミュレーターの占いによれば、35リットル前後のバスレフでポートが30Hzくらい、と出ます。 ネットワークは、とにもかくにも、エンクロージャーにドライバを収めてから測定しないと、何とも言えません。バッフルステップ補償や回折などの影響は、実測しないと分からないからです。ツイーターとの位置関係や距離によっても、最適値は変わり得ます。 面倒くさい話ですが、このクラスのドライバを使うなら、そのくらい厳密なシミュレーション、実測、試し組み、実測、と繰り返して煮詰めないと、真価を発揮しません。逆にいえば、そこまで煮詰めるのでなければ、IlluminatorやRevelatorを使う意義はほとんどないでしょう。ネットワークの設計の巧拙こそ、スピーカービルダーの腕の見せ所だと思います(ドライバは金さえ積めば高級品が買えますからね)。その意味で、私はド素人ですが... パーツに関して、コイルはMundorfよりJanztenの方が良さそうです。コンデンサは、かなり音質に影響するので好み次第ですが、これもJanztenかMundorf、Claritycapも良いと思います。抵抗も、けっきょくJanztenやMundorfの無誘導巻線型が無難でしょうか。もちろん、Solenなども悪くはないと思います。
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- Yorkminster
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>> とりあえずD3004/6640と18W/8531Gを購入致しますが、あとから21W/8555を入れてみようと思います。 // う~ん... 「あとから入れる」の意味によりますが、D3004/6640と18W/8531Gで2Wayを組んで、そこから3Wayに発展させるという意味であれば、あまりお薦めはしません。18Wは、ミッドレンジとして使うには「うま味」が少ないですし、21Wもサブウーファーと呼ぶには小ぶりです。 3Wayにするなら、最初から3Wayとして設計した方が良いでしょう。そうでないと、3Wayにするメリットがなくなります。つまり、先にも書いた通り、3Way化する意味は、 (1) 大口径ウーファーと小口径ツイーターでは中音域に「隙間」ができるので、それを補う。 (2) 小口径の方が指向性が良くなるので、中高音のサービスエリアが広がる。 という部分にあります。7インチと8インチでは、「隙間」が問題になるほど大口径のウーファーとも言えないし、指向性も変わらないので、(1)(2)のどちらの意味でもメリットがありません。 2Wayから3Wayに発展させるなら、(2)の効果を狙って「小口径のミッドレンジを追加する」か、いっそうのこと大型(サブ)ウーファーを追加するか、でしょう。 小口径ミッドだと、先にも書いた通り、できれば3インチ、大きくても5インチくらいまでにとどめたいので、選択肢は限られてきます。SS以外を含めても、このサイズのミッドレンジ用ドライバは多くありません。 ミッドの代わりに小口径ウーファーという手もありますが、振動系質量が大きいので、ミッド専用に比べるとやや不利です。フルレンジも使えますが、SSに合うものが見つかるかどうかは... 大口径ウーファーだと、元からある7~8インチウーファーをミッド(というかミッドバス)で使うなら、小さくても10インチ、できれば12インチ以上でないと、あまり意味がないと思います。メーカー製スピーカーを見ればよく分かりますが、3Wayの場合、ミッドは3~5インチが主流で、7インチクラスが使われているケースは稀です。対して、ウーファーは10~12インチくらいが基本です。 ウーファーが7~8インチ程度の3Wayもありますが、その場合はダブルで使うケースが多く、ミッドも小口径が一般的です(同程度の口径の場合、ウーファーをミッドに転用しているのではなく、ミッド専用に設計されているものと思われます)。 ということで、D3004/6640と18W/8531Gで2Wayを組んで、そこから3Wayに発展させるのであれば、2~3インチ、大きくとも5インチ以下のミッド専用ドライバを追加する方がベターでしょう。ウーファーを足すなら、10インチくらいが最低ラインと考えた方が良いと思います。
お礼
ありがとうございます。 取られてる意味が全く違います。 お礼を付ける時にそこまで言葉をこまかく選んでません。 2パターンの2WAYを作るということです。
- iBook 2001(@iBook-2001)
- ベストアンサー率48% (4194/8718)
はじめまして♪ スピーカーの工作が好きな素人です。 ドームツイターは利用した事が有ります。ウーファーがディナウーディオで、簡易型ユニウェーブシステム。 本当は、高域ユニットもディナウーディオの330が理想だったのですが価格的に妥協した結果でしたよ。 デッドコピーの制作後に微調整(チューニング)して、非常に満足と言いますか関心のサウンドです。が!浮気性の私には他のサウンドも試したくてアルテックに手を出し、気軽に楽しむシステムとして、今はアルテックをメインとした自作機が好みです。(暖房等が無い場所なので、今はその機器を利用してませんが、、、) 音の好みは人それぞれですので、ご質問者様はスキャンスピークスのサウンドがお好みなんでしょうね。 私は、いろんな違うサウンドを楽しみたいからスピーカー工作が小中学生の頃から今でも趣味にしています。 トータルサウンドは、ユニットの個性を越える事は有りませんがシステム設計とチューニングでかなり変える事が出来ます。 測定上の変化が計測出来ないケーブル1本でも音質が変わりますので、箱の構造や接着剤の使い方、ましてや外装処理や内部の吸音材の扱い方で大きく変化が有りますね。 コンデンサーやコイルも、システム上でその人が良いと感じた物がベストで、同じパーツが他の人に取ってはダメかもしれません。 基本的にはケミコンよりはフィルムコンがベター、鉄心入りよりは空芯コイルがベターです。 配線に半田を使わない圧着で行くなら、コンデンサーのリードが銅線も良いでしょう。 一般的な半田着けなら、通常のメッキ線の製品の方が良いでしょう。 間違っても金メッキ端子製品には手を出さない方が得策かと思いますよ。 まぁ、ネットワークは実際に組み立ててからいろいろ定数を変えてみてベストバランスを模索しますので、安価で信頼性の高いパーツで納得出来るまで実験し、納得出来る定数が決まってから高額パーツに変えて行きましょう♪ がんばってください。
お礼
なるほどパーツについて勉強になりました。 仰せの通りやってみようと思います。 楽しんで落ち着くまでとことんやろうと思います。 ありがとうございました。
お礼
なるほど2wayでいこうと思ってます。 とりあえずD3004/6640と18W/8531Gを購入致しますが、 あとから21W/8555を入れてみようと思います。 ムンドルフのパーツを数点もっています。 買い足して色々やってみようと思います。 やっているうちにロクハン1発で満足できるようになるかもしれません。 大変参考になりました。 本当にありがとうございます。