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交通死亡事故の損害賠償について
先日、母が自転車で横断歩道を走行中に車と衝突し亡くなりました。即死でした。 現場は信号のある交差点で信号が青になり横断歩道を渡っていたところ信号無視の車に衝突されました。目撃者もいるので相手の信号無視は間違いありません。 これから加害者側の保険会社との損害賠償の話になるとは思うのですが正直なところいくらぐらいの金額が妥当な金額なのか分かりません。母は67歳で一人暮らしです。週に二回くらい私が顔を出しています。収入は父親が早くになくなったので遺族年金をもらっていました。葬儀代はお布施もいれると250万くらいかかりました。こんな情報だけですがどなたか教えてください。
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- Tomo0416
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賠償金の内訳は、(1)死亡に至るまでの治療費、(2)葬儀費用、(3)逸失利益、(4)慰謝料が主なものです。 (1)の治療費は実費が認定されます。 (2)の葬儀費用は、遺体運搬費や葬儀屋に支払った費用、お布施、初七日までの法要などは含まれますが、香典返しや弔問客の接待費は含まれません。領収書等の支払いを立証する書類があれば、120万円程度までは認めてくれますが、それ以上は裁判でも難しいのが現状です。(150万、170万といった判例もありますが、稀です) (3)逸失利益の計算は、 基礎収入額×(1-生活費控除率)×平均余命年数に対応する中間利息控除係数 となります。 老齢年金、障害年金は、判例上、逸失利益性が認められていますが、遺族年金は、判例上、逸失利益性が認められていません。 よって、質問者様のお母様の老齢年金年額を算出し、それを基礎収入とします。生活費控除率は、年金生活者の場合50~60%とされますが、老齢年金年額が少ない場合は30~40%が認められるかもしれません。 平均余命年数に対応する中間利息控除係数は、67歳女性では、12.821です。 仮に老齢年金が180万円の生活費控除率60%とすると、 180万円×(1-0.6)×12.821=約923万円となります。 (4)死亡慰謝料は、自賠責基準では900万~1100万円(遺族=被害者の親・配偶者・子の人数によって異なる)、任意保険では1200~1400万円、裁判では2000万円程度と推測します。