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アナログ回路とSN比について
こんにちは。アナログ回路初心者のものです。 現代の電子機器にはセンサーや低ノイズアンプなど、アナログ回路が使われてる部分も多いと思いますが、その設計の際に必要なSN比はどのくらいのものなのでしょうか? もちろん用途によって変わるとは思うのですが、たとえばこの用途ならばSN比はこのぐらい必要(できればトランジスタ1つあたりの)といった具体的な値が知りたいです。または、そのような情報が載っている文献を探しています。 実際に設計されてる方や詳しい方などがいたら教えてください。よろしくお願いいたします。
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設計の際に必要なSN比は、可能な限りN値が低い低雑音指数NF(Noise Figure)ものが要求されています。 スーパーコンピュータの事業仕分けではありませんが、一位を目指して開発競争が繰り返されて雑音指数NFの改善がされているのです。 コストに制限がなければ、超低温冷却などの設備を導入しての電波望遠鏡など超低雑音の受信とスーパーコンピュータによる画像処理などで信号再生しているのです。 製品の特定の部位では、日々改良が加えられ雑音指数NFの改善でですが、低雑音指数の製品のジャンルで異なり並列接続などの回路技術でカバーしています。 特殊な世界の機器ではなく、身近な情報家電や通信機器業界のSN比に限定すると、聴感や画像評価とデータ処理などの用途でほぼ定石があり、性能評価の指針になります。 性能限界:SN比目安 1.通信機器;20dB/QS、(or12dB SINAD)の感度 2.画像評価;36dB~40dB(占有周波数帯域幅に左右される) 3.聴感;60dB(ホワイトノイズの気にならない範囲)現在100dB程度を実現していますが・・・ *これらは、競合他社の製品仕様と同等か、少しでも優位な数値の製品仕様になるように他の性能とのバランスで決定されます。 SN比だけが良くても総合性能のバランスの悪い製品に成りかねません。 >そのような情報が載っている文献を探しています。 製品の範囲が広すぎて適度な文献は見当たりません。 数年前の情報で現在では陳腐化した値であったり、完全に民生機器に導入されて実現していて当然の値だったりします。 もっとも最新の情報収集は、各製品・デバイス毎の新製品情報の技術資料を集めて比較することです。 特定の高周波測定機器や高周波Trなどの雑音指数NFの資料を比較すると、この2・3年で飛躍的に性能が伸びていて最高性能だったものが、普及価格帯の製品で実現されていますので文献は各メーカーの新製品情報と考えてください。
お礼
ありがとうございます!製品のデータシート等を見てみいたいと思います!