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今年の異常気象を予報できた人はいるのでしょうか?

今年の異常気象を予報できた人はいるのでしょうか? 観測史上最高を記録した夏、一転して記録的な10月の寒さ、2010年の異常気象を予報できた人はいるのでしょうか? 夏の暑さだけでも予想できれば大したものだと思いますが。 1.予想できなかったとすれば、どうしてできなかったのでしょうか?長期予報は何に基づいて予報していますか。 2.予想できたとすれば、どのようにして予想したのでしょうか?

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回答No.3

追加情報です。 気象庁が1985年から各月の[500hPa]の気圧になる高度がどこに出るかの予測のどの程度の誤差が出るかをグラフ化してあります。この25年間で誤差が60%程減っています。この予測は地上の天候天気予報に比べると難しくない予報ですが、大変に改善しています。 http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/whitep/1-3-8.html 台風の進路も、1日前には誤差100km、2日前で誤差200km、5日前で誤差450kmまで予測できるようになっています。(平均誤差ですから、もっとぴったりの時も、全然外れの時もあります) このように毎年予報は誤差が少なくなるように、あるいは外れることが少なくなるように改善されています。それにしても、1週間(7日)先の予報をするのはかなり難しいです。1ヶ月先、3ヶ月先、6ヶ月先はたやすく予測するのは無理です。それで、6ヶ月以上先の予報を業として(仕事として)発表することはしてはいけないことになっているのです。 半年先になると、晴/曇/雨/雪/雷/風/波などの予報は無理です。大まかに暖かいだろう、寒いだろうくらいになります。 異常気象を「過去30年の気候に対して著しい偏りを示した天候」と気象庁は定義しているそうです。過去30年間ではあまりおきなかった天候ということです。 例えば、あるプロ球団が3試合連続で無得点だったことは過去30年間2回で、28回は3回連続で無得点ということはなかったとします。こういうときに、この球団の各選手の調子や監督、コーチの状況、予定対戦相手チームがわかっていて、次の試合、次の次の試合、その次の試合の得点を予想するとして、いくら悲観的に予測するとしても、3試合連続で0点だろうと予測するプロ野球解説者はいないのではないでしょうか。もちろんファンがやけくそになって、『こんな状態じゃ今後3試合どころじゃなくて、4試合、5試合と0点だ』というかもしれませんが、仕事で予測するのであれば、過去30年間で滅多になかったような予測はしません。 異常を予測するのは色々な意味で難しいのです。 火山噴火や大地震も危険性を警告したり注意喚起することはできるのですが、今噴煙が上がり始めたとか、計測データに異常が出ているとしても、この先、1ヶ月先のある1週間の中(45日目~52日目)でそれが起きるというような予測をするのは、多分今はできません。 6ヶ月後のある1週間の中で、過去30年間にはほとんどなかったような天気になるという予想は、もっと難しいです。 筑紫野太宰府消防組合消防本部(福岡県筑紫野市針摺西一丁目1番1号)で30分毎に(その直前10分間の風向、風速、気温、気圧、湿度、日積算雨量をwebに表示しています。  http://www.chikuta119.jp/weather/weather.php 過去24時間分の一覧データもあります。  http://www.chikuta119.jp/weather/weatherlist.php 天気がすごく変わるのがわかります。 気象庁が日本を含む広域の天気図を出しています。動画表示やクリックで、時間経過が見えます。見ていると複雑だな~ ということがわかります。  http://www.jma.go.jp/jp/g3/ こうした複雑なものを数ヶ月先まで細かく予測するのは無理です。 気象庁の出しているQ&Aも見てください。  http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kisetsu_riyou/faq/list.html

その他の回答 (2)

回答No.2

予報を個人が勝手に述べるのは別として、業務として予報をするには許可が必要です。 予報業務許可の審査は、気象庁長官が定めた「予報業務の許可並びに予報業務の目的及び範囲の変更の認可に関する審査基準」で行われます。予報業務は下の範囲で行うことになっています。 従って、業務として6ヶ月先よりももっと先の予報をしているところはありません。  そのようなことをすれば、他の予報業務をすることも不許可になってしまう。  そのような先のことを予報できる根拠を示し納得させることは科学的に無理です。 ○予報を行おうとする現象   気象・地象(路面状況に限る)・波浪に区分する。   (路面状況を除く地象、津波、高潮、洪水の予報は許可しない) ○予報の対象区域  都道府県や市町村等、明確に区分できる区域とする。 予報期間の区分  予報の主な対象となる時点までの期間     最小の時間単位 短時間予報 予報を行う時点から 3時間以内の予報         10分以上 短 期 予報 予報を行う時点から 3時間を超え48時間以内の予報  1時間以上 中 期 予報 予報を行う時点から48時間を超え7日 以内の予報   6時間以上 長 期 予報 (1か月予報)       予報を行う時点から 8日を超え1か月以内の予報    5日以上 長 期 予報 (3か月予報)       予報を行う時点から 1か月を超え3か月以内の予報   1か月以上 長 期 予報 (6か月予報)       予報を行う時点から 3か月を超え、 6か月以内の予報 1か月以上   下記のサイトで各地方を指定すると、1ヶ月予報でも今年の8月の気温予報は大きく外れたことがわかります。  http://ds.data.jma.go.jp/gmd/cpd/soukei/verif.html 大量のデータのノウハウの蓄積、最新の機器を使用してもこのようなことは免れないのに、どこかの業者や個人が妥当な科学的検討や予報システムの結論として、今年の気象を予報できることはあり得ません。 占いとか霊感とか、神のお告げ、預言によれば、俺の長年の経験と勘でというような、第三者に納得させられないようなものは、あたっても外れても予報とは言いません。   予報の方法は、力学的手法、運動学的手法、統計的方法、地形効果の加味になります。観望(空の色や雲の形を実際に見て)や下駄占い、日付曜日の暦から読み取るのは予報の方法になりません。 アメダスやその他から雲量や雨域の情報を得て方法の中で使うのはありです。 一般に使われるデータは、地域を分けて過去のデータを整理統計したもの、それから作った気象モデル、最近の実測データから見る傾向、現状のデータで、情報源は、気象庁や気象衛星になります。 気象庁とは別に気象データを独自に計測観測する施設を多数持っている業者はいないと思います。

  • lions-123
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回答No.1

>今年の異常気象を予報できた人はいるのでしょうか? 基本的に、天気予報は軍事情報であり国家機密の一部として、完全フリーに世界各地の気象データーの提供や宇宙からの多くの地点の定点観測が取得出来ている訳ではありません。 短期にはレーダーや気流の流れ、気圧の変化で精度が高いですが、1週間以上の中長期予報となると、過去の30年間の平均値やその時のエルニーニョやラニニーヤ現象・太陽の黒点等の観測と経験則の確率論であり、誤差や予測不明な要素要因も多くある。 結果論的に後出しジャンケンの類で当たっていた・予想してたと言う人はあるだろうが、明確にこれほどの異常気象を予測した人・機関は無いと思う。 (大穴狙いの多数馬券買いみたいな人や意見は除き) >観測史上最高を記録した夏、一転して記録的な10月の寒さ、2010年の異常気象を予報できた人はいるのでしょうか? 短期的には予測の精度は上がっているが、変動要因や未知の分野が残る長期予報では、コンピューターのデーター分析&計算能力でも、あくまでも過去の経験則であり、将来の予測は地震予知と同じく未知の部分が多く困難な為にいないと思います。 >夏の暑さだけでも予想できれば大したものだと思いますが。 1.予想できなかったとすれば、どうしてできなかったのでしょうか?長期予報は何に基づいて予報していますか。 レーダーや人工衛星での気象データーの精度向上や設置密度のアップ、コンピューターの発展とデーターの蓄積と解析能力の充実が、戦前の下駄の裏表での天気予測や体験や言い伝えによる天気予測を中心としたレベルから科学的に統計的に著しく発達発展を遂げたが、それでも未知・不明な部分は残り、大気汚染や火山活動等の予測や影響度の不明な領域が、長期の見通しには残っている為。 2.予想できたとすれば、どのようにして予想したのでしょうか? 可能性としての予測であり、オーソライズされ公式に出された物は異常気象にはピッタリ合致していない。 予測や予報の合意形成には、諸説がある場合に、体操平均的(最大と最小異常値として除いた残りの平均値)な意見集約が発表者や受けての方で行われる為だと思います。 その情報の根源は過去のデーターからの経験則とシュミレーションの集大成だから将来予測は確率・精度がまだまだ低いと言う事だと思います。        

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