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観測者が喪失した世界
観測者が喪失した世界 今この瞬間に生きてる人（特定の人X）が世界（地球）を観測してると仮定して Xが死んで観測者が途絶えた場合、世界の可能性が未知数となり消滅←→存続かに別れると思うのですが 実際はどうなるんでしょうか。 隣人が死んだからと言って今生きている私達の世界が滅ぶ訳でもないし急激な変化が訪れる事もない、主観（自分自身）が死んだ場合は世界を観測する事は不可能で世界が有か無知る事はなくなります。 観測する事で訪れる未来＝現実が一つに絞られ起きる訳ですが観測者が消えた場合は２つ３つ、もしくは０の未来が現実に収束する事も有りえる事だと思います。
- Fenriswolf
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- 物理学
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その観測者とされる人Xが死んだ時には、その人との家族という人類に取っては局所的な集団の振る舞いが、その人Xが生きているときとは決定的に違った振る舞いをします。従って、その人が生きていたかそれとも死んでしまったかで、その後のその人の周りの局所的状況は全く異なった現象が起こります。 ただし、その人が死ぬ時、その人のまわりの社会なり人間関係が、非線形力学系で言うところの所謂分岐点よりも十分に離れた安定状態にいるときは、その人Xが生きているか死んでいるかと言う揺らぎは、その人のまわりの環境の揺らぎを非局所的、すなわち大局的に増幅させることが出来ませんので、その人が存在するかしないかでその人のまわりの大局所的な環境を変化させることは出来ません。 ところが、たまたまその観測者Xがその人の環境や社会の変わり目の不安定期の分岐点近傍に遭遇した時には、その人が生きているか、それとも死んでしまったかが、その非局所的、すなわち、社会的大局的事象に決定的に影響を与えます。 したがって、その観測者Xが社会や系の分岐点近傍にたまたま遭遇した場合には、その観測者の有無はその後の非局所的な系の振る舞いに決定的な影響を与えることができます。しかし、その反対に、その観測者Xが社会の分岐点から十分離れた安定期に生を受けた時には、その観測者が存在しようがしまいがその揺らぎが大局的に増幅することなく消滅してしまいます。それがたとえ、その間観測者の家族や親族と言う局所的な集団に影響を与えたとしても、その揺らぎを大局的には増幅はできません。したがって、その観測者の存在が社会や人類や宇宙と言う大局的な状態の変化には何ら影響を与えることは出来ないと思います。 別な言い方をすると、その観測者Xがその存在によって人類や宇宙の歴史に影響を与え、従って、その存在が人類史あるいは宇宙史に刻み込まれるためには、その観測者がたまたま不安定期、すなわち、分岐点近傍に生を受けていなくては成らないと言うことです。 そして、たまたまそんな分岐点近傍の不安定な時代に遭遇出来た者は、凡人でも社会と言う大局的な状況に影響を与えることが出来ますが、一方、たまたま安定期に生まれてしまった者には、たとえその人が計り知れない才能を持っていたとしても、その人に起因する揺らぎは増幅することなく、歴史に埋もれてしまいます。坂本竜馬なんて言う観測者は、そんな幸運な不安定期に生を受けたんでしょうね。
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- cyototu
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＞主観が観測する世界はあくまで「主観にとっての世界」であって、物理が問題とする自然界とは区別するべきだと思うのですが… いえいえ、そんなことは在りません。Newton's Law や Laws of Nature の "Law"は日本人は「法則」と訳しますが、西洋人は Law school という言葉があることでもお判りのように、「法律」と「法則」の間の区別がありません。西洋人に取っては同じ概念であったことを、江戸時代後期の日本人はその縮退を解いて、「法律」と「法則」の概念を区別しました。このように物理学とは単に自然界を客観的に記述する学問ではなく、その人が埋め込まれた文化に基づいた「主観」に多大な影響を受けながら自然界を記述しようと言う学問です。このように物理学で最も基本的な言葉であるLaw一つを採ってみても、日本人の見る自然と、西洋人の見る自然は同じではないのです。ですから、物理学はある意味で各文化の持つ「主観」を論じる学問でもあるのです。
- tcga
- ベストアンサー率12% (1/8)
主観が観測する世界はあくまで「主観にとっての世界」であって、物理が問題とする自然界とは区別するべきだと思うのですが…
- k_kota
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観測なんてものは所詮人間の脳内の構成が変わるだけのことで大した意味もない。 別に自然科学から言えば何も変わらない。 量子力学レベルでは、量子の状態が観測で変わるがそれだけのこと。 物理では観測と現象は無関係。 なので、哲学のお話です。
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お礼
分かり易い回答ありがとうございます。 とてもしっくりくる内容が貰えるとは思わなかったので感謝です。