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合成高分子の多分散性
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重合方法に依存すると考えられます。 リビング重合法で高分子を合成すると、重合過程で停止反応と連鎖移動反応がほとんど生じないので単分散になります。(勿論すべての高分子がリビング重合で合成できるわけではありません) 多分散になるのは、連鎖移動反応が生じているからです。通常のラジカル重合ではポリマーの生長末端のラジカルが反応系の溶剤やモノマーに移動し、再び再開始反応で重合が開始します。このため、最終的には高分子量、中分子量、低分子量のポリマーが系に生成するので合成高分子は多分散になる傾向があります。 この連鎖移動反応の起こりやすさは溶剤やモノマーの種類に強く依存します。(←高分子合成の本によく載っているので参考にしてください。)
その他の回答 (1)
ダイレクトな回答ではありませんが、重合方法との関連で調べてみてはいかがでしょうか? ご参考まで。
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