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芥川龍之介の遺稿の一つ「暗中問答」と言う物について

芥川龍之介の遺稿の一つ「暗中問答」と言う物について どなたか考えがあったらお願いします 自分はこれをはじめて読んだときについ涙が出てきたのですが 皆さんはどんな風に思ったか、龍之介の心情はどのようなものだったとお思いですか この話をご存知の方、書いてください、お願いします

みんなの回答

noname#212854
noname#212854
回答No.1

 芥川龍之介の遺書、遺稿は、ずいぶん昔のものながら、どの文章も痛切で哀切な響きを感じます。  あなたが取り上げた「暗中問答」も、そういった遺書・遺稿の一つとして読みました。  ぼくは、彼がこの形式を、1対1での問答形式を、採ったことに興味を持ちました。  中期の傑作「薮の中」では、読者の意識が殺人現場に永遠に固定されてしまう「3つ」の意見を鼎立させる手法を彼は採りました。  それに対して「暗中問答」は、読者の意識が深い淵を探し続けて、永遠に収まらない手法だからです。  そういった手法であった事は偶然かもしれませんが、遺稿として残り、発表たものと考えると、痛切さが増されます。  彼の学生時代の親友、恒藤恭などとのやり取りを彷彿とさせるものがあり、若々しく美しい文章だと思いました。

ChristineD
質問者

お礼

そうですよね!同感です 随分返事がなかったものですから、この作品はもしかして誰も読んだ時気にしなかったのでは・・・? など思いました。。。回答ありがとうございます 戯曲風に書かれているのは、確かに印象的ですよね、そのため、リアルに感情が伝わってくるような気がします ある意味、井川恭なんかはずっと深い心の内まで話せる友人だったので、(小穴隆一もそうかな?谷崎潤一郎ともある意味?)確かに彼らとの会話でもこのような現実味のある痛切な話があったのかとも思わせますね・・・ 興味深い回答をありがとうございました!

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