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金魚水槽立ち上げの問題:たね水の効果とは?
- はじめて金魚の水槽を立ち上げる者が現状を説明します。すくってきた金魚はとりあえず金魚鉢で飼育中ですが、その水槽立ち上げにつまずいています。
- 現在、金魚鉢には水草と砂を入れ、日動の「たね水」を使ってアンモニアを除去しています。しかし、「たね水」は数日で効果が弱まるため、硝化菌の定着が遅れる可能性があります。
- この状況で水槽をリセットすべきか続けるべきか、経験のない質問者は迷っています。回答をお願いします。
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「硝化菌」の事を、あまり、難しく考える必要はありません。 アンモニアと亜硝酸を硝化する濾過バクテリアは、地球上(海底~大気中まで)の至る所に居る、腐敗菌の仲間。 要するに、有機物(=炭素を有する物質)を腐らせて、最後の最後は、炭素を酸素などと結合させて無機物に分解する性質の菌類の事。 現在、呼吸している大気中にも、今、私がタイプするキーボードにも存在する菌類です。 濾過バクテリアは、水槽には大気からやって来ます。 1・水槽へ投入する有機物(金魚などの生体のエラや、排泄物、残り餌)=>アンモニア 2・アンモニア=>亜硝酸 3・亜硝酸=>硝酸塩 4・硝酸塩=>水替えにより排出 1から4へのサイクルは、有機物が永続的に安定して供給される環境の上ではじめて機能します。 生体を使わないフィッシュレスサイクリングは、最低限の化学の知識が必要です。 例えば・・・ ・高価なプレコを飼育したいが、使い捨てのパイロットフィッシュは、可哀想だから使いたくない。 ・神経質な魚を飼育したいが、パイロットフィッシュとの混泳は出来ないため、将来邪魔になる。 などの理由で、命の使い捨てを避けるために「豚肉や鶏肉、アサリ、アンモニア」を使用したフィッシュレスサイクリングが考案されたのです。 今般の、金魚の飼育ならば、パイロットフィッシュを使用する必要はありません。 ましてや、フィッシュレスサイクリングを行う必要など、まったく必要を感じません。 金魚を出来るだけ早く、大きな水槽へで飼育するだけのお話。 金魚を育てるために餌を水槽へ投入すれば、イヤでもアンモニアは発生し、濾過バクテリアは自然発生&定着します。 アンモニアと亜硝酸を硝化する濾過バクテリアが繁殖&定着する3~4週間の間は、アンモニアと亜硝酸濃度が致死量を超えることが無いように水替えを行うだけで金魚は飼育出来ます。 もちろん、亜硝酸検査薬やアンモニア検査薬があれば、有毒物の濃度が読み取れるため、より安全な飼育が可能となりますし、確実な水換えタイミングが計れます。 日動の「たね水」などの濾過バクテリア剤は、大気中から水槽へやって来る濾過バクテリアが繁殖定着するまでのリリーフピッチャーとして使用する分には、私は悪くないと思います。 (若干ですが、効果が認められると思います。) ただし、低床や濾過器に濾過バクテリアが繁殖後には必要の無い製品です。 ご質問を読んで、良く分からないのが「塩水浴」。 塩に限らず、例えば塩素除去剤などだって、何事にも正作用と副作用があります。 ネット情報で得られやすい、一般飼育者の情報では、安易に塩(塩水浴)を使っています。 しかし、副作用(反作用)が明記されていない情報は、鵜呑みにされないことをオススメします。 飼育者毎に水槽環境は異なります。 問題発生に際し、メリットとデメリットを比較して、導入を決定するべきです。 淡水、汽水、海水で繁殖する濾過バクテリアは種類や性質が異なります。 ヘタに塩を使うと、本来、必要な淡水濾過バクテリアの発生定着を遅らせるだけです。 また、塩水は水草の生長を停止させますし、濃度によっては枯らします。 リセットの必要はありませんが、全換水を行った方が良いと思います。 全換水後、ユックリ水合わせを行い金魚を導入。 約3週間程度で、亜硝酸が突然「0」になり、濾過バクテリアの定着繁殖が確認できるハズです。 そして、金魚を導入後、3ヶ月経過すれば、水槽は安全な安定期に入ります。
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- katzenauge
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私もNo.1さんの意見と同様で、「余計な事を気にする必要はない」と思います。 そもそも金魚(夜店で入手ということなので和金ですよね)はとても丈夫な魚で、毒が混入するとか汚れた水を使うとか、余程のことがなければ水が原因で弱って死ぬようなことはないでしょう。 我々が飲む水道水をカルキ抜きでもして使用すれば、その日のうちに魚を投入しても何の問題もありません。心配しすぎです。 既に濾過機をお持ちということですので、それを動かしておけば日常的には十二分の働きをしてくれます。あとは、二週間かひと月に一回でも、半分位の水を換えてあげれは十分です。バクテリアは自然に増えて、環境にあった形に落ち着きますが、それまでの間も普通に金魚は生きてゆけます。 小さな水槽で大量の魚を飼うとか、特にデリケートな魚を飼うとか、水換えがあまりできないとか、科学的な興味で実験をしてみたいとか、何か特殊な状況でもないかぎりアンモニアだの亜硝酸だのの数値を心配する必要はありませんよ。 >リセットするべきでしょうか、それとも続けるべきでしょうか。経験がないために困っています そのままでもいいと思いますが、心配なら水換えをしてしまった方がすっきりするかもしれません。
お礼
回答ありがとうございます。 たしかにちょっと神経質になっていた部分はあるかもしれません。というのも先のNo.1さんのお礼にも書いたのですが、子供との学習という側面があり、(生体自体は安価なのですが)なるべく大切に育てようという方針からです。 私自身も幼いころに金魚を飼育していたのですが、あまり上手くいかずに死なせてしまいました。そのせいもあるかもしれません。 思っていたよりも丈夫な魚ということで、これからはもう少し肩の力を抜いていこうと思います。ありがとうございました。
お礼
丁寧な回答をありがとうございます。 今回持ち込んだのは子供がはじめて掬った金魚で、「生き物を飼うというのはどういうことか」という学習のためにも良いと思ったのです。それでなるべくなら、パイロットフィッシュよりも生き残る可能性が高い方法を……とフィッシュレスを選択しました。 が、元から丈夫な魚ということで、回答を読んで安心致しました。全換水ののち水槽に移そうと思います。 塩水浴については、トリートメントのために薦めるサイトが多かったので気に留めていませんでした。たしかにどんなものにもメリット・デメリットはありますね。もう少し勉強したいと思います。本当にありがとうございました。