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これから行政法を勉強するので行政法入門(藤田宙靖著・有斐閣)という本を
これから行政法を勉強するので行政法入門(藤田宙靖著・有斐閣)という本を読んでみようと思うのですが発行年度が2006年の11月なので古いため使えるのか心配です。使っている方がもしいらっしゃれば回答よろしくお願いいたします。
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基本的に問題ありません。 行政法を学ぶ最初に,行政法の基本的な考え方を学びますが,その考え方は,ドイツ法由来のもので,明治以来変わっていません。その基本的な考え方をベースにして,戦後にアメリカ型の考え方が一部に導入され,最近になって,行政手続,情報公開といった問題が,付け加わってきているという流れになります。 このベースとなる基本的な考え方は,新しい教科書でも古い教科書でも変わらず,むしろ,古い教科書で定評のあるものの方が優れているとさえいえます。古い本で基本を勉強し,新しい問題は,新しい本でフォローしていくという勉強方法も可能です。 藤田宙靖氏は,行政法学者としては高名な方ですし,その教科書は,安心して使えるといってよいと思います。平成18年であれば,行政手続法も,情報公開も,行政事件訴訟の大改正も,地方自治法の大改正も盛り込まれています。その後に,行政事件訴訟の関係で,若干の変化がありましたが,それはそれでフォローできる程度のことです。 ですから,最初は,その本から入っても差し支えないと思われます。
お礼
law_amateurさん、ご丁寧に説明いただき本当に助かりました。お陰様で不安を解消することができました。ありがとうございました。