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チャイコフスキーの交響曲第4番のライナーノートにこの曲のプログラムなる

チャイコフスキーの交響曲第4番のライナーノートにこの曲のプログラムなるものが書かれていました。このプログラムというのはどういう意味なのでしょうか。第2楽章のプログラムの一部を書くと「もう一度新しい人生を始めるだけの勇気と気力はありません。人生に疲れてしまったのです」。 曲で表現しているもの、みたいな意味でしょうか。

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  • nicnic777
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回答No.2

#1です。チャイコフスキーの交響曲第4番は標題音楽です。標題音楽には、具体的な物語や風景の描写だけでなく、作曲者の心情や思いを音楽で表そうとしたものがあります。 この曲は、作曲者自身に降りかかる過酷な運命の力と、それに対する彼の心情の変化の描写、最後は人と歓喜を分かち合う事によって、運命を克服するまでが描写されています。 ただ、標題音楽と絶対音楽とは、厳密に分けられない部分はあると思います。ベートーヴェンの交響曲第5番は典型的な絶対音楽とされていますが、あれも運命の力と歓喜による克服がテーマです。チャイコのこの曲も、もしメック婦人への手紙がなかったら、ベートーヴェンの5番にならった絶対音楽とされていたかもしれません。 この後に続くチャイコの5番、6番も標題音楽か絶対音楽かで論争があります。聴くとかなり作曲者の心情が描写された曲のように個人的には感じますが、4番のような標題を詳しく書いたものが残っていません。 音楽の勉強ならば、絶対音楽、標題音楽の区別を厳密にしていくのは良いかもしれませんが、実際はそんなに厳密に分けられるものではないと思いますので、楽しんで音楽を聴く場合には、そんなに気にされなくてもよいかもしれません。

aqua_13
質問者

お礼

詳しい回答ありがとうございます。標題音楽と絶対音楽についての解説に感謝します。

その他の回答 (1)

  • nicnic777
  • ベストアンサー率33% (5/15)
回答No.1

ここで言うプログラムというのは、曲の標題という意味です。積極的に自分の曲の標題を詳しく述べる作曲家はそんなにいませんが、この交響曲の場合、チャイコフスキーがパトロンであるフォン・メック婦人にあてた手紙に詳しく標題が書かれていて、達者な文章もあって、良く引用されます。 チャイコフスキーは手紙で書いています。「あなたはこの曲に標題があるのかとお尋ねになられますか?はい、この曲には標題があります。すなわちこの曲が表したいと思っていることを文章にすることができます。そしてただあなたにだけ、そうしたいと思っています。」これがチャイコフスキーの考えた、標題、プログラムの意味です。

aqua_13
質問者

お礼

ありがとうございます。標題って何ですか。曲で物語や風景を表そうとするのを標題音楽。じゃあ、これ標題音楽なんですか。

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