- ベストアンサー
デザインとアートの違い
デザインとアートの違いとは何でしょうか? デザインに数年関わってきたこともあって、 私なりにこの問いに対する解を持っています。 ですがせっかくWEB上にこんな素晴らしいサービスがあるので、 皆さんの意見を聞いてみたいと思い投稿してみることにしました。 決定的な違いを説明できるという自信に溢れる意見。 こうではないだろうかという曖昧な意見。 あるいはその二つを区別すること自体が古いという意見。 など、色々あるかとは思いますが、 出来る限り全てお聞かせ願いたいところです。 よろしくお願いいたします。
- みんなの回答 (6)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
こんにちは。 以前にも同様の主題に回答した記憶がありますが、 それとはまた別に、新たに回答させていただきます。 デザインとアート。 これらは共に「優れた」と形容することが出来ます。 でも「すっきりした」という表現はどうでしょうか。 「すっきりしたデザイン」とは申しても、 「すっきりしたアート」などとは、なかなか表現しませんよね。 では、「良い」という言葉は、いかがでしょうか。 デザインとは、機能性、功利性、一般性、普遍性などといった、ある程度「ポジティヴ」な意味合いの前提のもとに成り立つと思われます。 つまり、これらの「目的」があるのです。 ところが、アートの場合、必ずしもそうではありません。 いつもポジティヴどころか、時に孤独に、肯定的なるものを否定したり、 或いは自他への期待の裏切り、挑発等々、 人間の抱く雑多で豊かな精神性をも湛えることがありましょう。 そしてそこには、必ずしもデザインのような「目的」があるとは言いきれないのです。 とは申しても実際には、 かぎりなくデザイン的なるアート、もしくは、アートとみまごうばかりのデザインといったように、 お互いの領域を厳密に区分しにくいものというのも、決して稀ではないはず。 殊に、時代性に安易に流れて迎合するものであればあるほど、 両者における大差など無きに等しく、 差異化ですら、ナンセンスに思えるかもしれません。
その他の回答 (5)
- wankodan
- ベストアンサー率44% (90/203)
デザインは定価販売 アートは時価 納期や予算が決まっている時点でそれはデザイン デザインだった物も時価で求められるならそれはアート 納期も予算も無く制作されたならアート
お礼
回等ありがとうございます。 定価販売と時価。 確かにそうですよね。 霧が晴れていくような、 的確な解答をありがとうございました。
- 安房 与太郎(@bilda)
- ベストアンサー率27% (228/822)
辞典上の序列(項目)にすぎない。 デザイン<アート=図形<形象 指<手=腕<体 枝葉<樹木=分子<分母 ── 彼らは、誰にも教わらず、誰にも教えなかった。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa5539934.html アーティスツ ~ 注文の少ない芸術家たち ~
お礼
回答ありがとうございます。 自分の言葉で説明してだけると有難いのですが。 デザイン<アートとなる理由は何なのでしょうね。
- hoell
- ベストアンサー率17% (24/137)
デザイン この場合、ビジュアル的なデザインですね。 デザインはユーザビリティ、アクセシビリティが優先ではないでしょうか 見た目ばかりよくても、勝手が悪ければ、機能を成さない。 見た目と機能を融合させて、より良いものを考えるのがデザインだと思います。 アート 自己表現
お礼
回答ありがとうございます。 ビジュアル的デザインだけではなく、 デザイン全般を含めての問いです。 美的造形性と併せて、機能性を兼ね備えたものがこれからのデザインには必要。といった趣旨をアッシュコンセプト代表の方がおっしゃっていました。確かに時代的にそうなのかもしれませんね。 ただ、アートを自己表現という一言でくくってしまうのはどうかとも思います。クライアントにデザインを依頼され、その作品の中に少なからず自己表現を実現する場合もあるのではないでしょうか。あるいは、今までの歴史のアート作品の中で、自己を表現しない作品も数多くあったのではないでしょうか。
- BCJ
- ベストアンサー率37% (254/683)
デザイン:お仕事・利益を出さなきゃいけない。 アート:収入になればラッキー。 と、教わりました。 ホントの所どうなんでしょうね。
お礼
回答ありがとうございます。 BCJさんの回答はどちらかというと日本的な考え方に偏っているように思います。国際的にアートは大きな商業活動の一部となっていますし、実際に現役で何億と稼いでいるアーティストも大勢います。 日本ではアートを商業的に循環させる動きが活発ではないので、デザインとアートを商業活動と自己表現でくくってしまいがちのように思いますが、それはあまりにも画一的な見方に思えてなりません。
デザイナーの水戸岡鋭治さんが、こんなことをおっしゃってました。 「今ある職人の技術を活かしきるというのは、デザイナーにとって大事なこと。自分の思いをひたすら職人に押しつけていくだけでは、アーティスト気取りの発想になってしまいます。」 ご参考まで。 「電車のデザイン?カラー版」(水戸岡鋭治/中央公論新社/2009年12月/1,029円)
お礼
回答ありがとうございます。 職人の技術を活かしきる、ですか。面白いですね~ サトウカシワさんは問診をするかのようにクライアントからの仕事を受け、そこに潜む問題をデザイン的なプロセスで解決していくと自らの著書で述べていました。押し付けずに汲み取って活かすというのは確かにアーティストとデザイナーの根本的な違いなのかも知れませんね。
補足
回等ありがとうございます。 (文体が美しいですね。) ポジティブな意味合いの前提のもとに成り立つ。 目的の元に成り立つか、そうではないか。 時に差異化すらナンセンス。 新しい視点から考えるきっかけになる言葉が沢山綴られていました。 ありがとうございます。